シンペンを使うメリットとは……
サーフゲームにおいてシンキングペンシル(シンペン)を使用するメリットは、何と言っても、飛距離を出しつつスローに誘えること。これに尽きると思います。
メタルジグに迫る飛距離を出しつつも、よりスローにルアーを見せられるのがシンペンです。
今回は、そんなサーフゲームにおけるシンペンを詳しく解説します!
シンペンの選び方
シンペンにも色々な種類があり、最近は「サーフ専用」や「フラット専用」を謳うアイテムも増えて来ています。
私の場合は、サイズが75~130㎜、ウエイトは16~40g程度の物を状況に合わせて使い分けているのが現状です。
その中でも、サーフでシンペンを初めて使う方は、どの様なタックルでも投げやすい95mm/28g辺りの物から始めると良いと思います。
シンペンの使い方と注意点
シンペンの使い方の基本は、ボトムを取ってゆっくりと巻く事です。しかし、初めて使う方はボトムを取るのが難しいと感じるかもしれません。
コツとしては、まずラインを張ってテンションフォールで落としていきます。そして、ルアーが着底するとラインテンションが抜けたり、竿先が戻ったりするのでこの変化を見逃さないようにしてください。
また、シーバス等でシンペンを使っている方は問題ないと思いますが、全く初めて使う方は情報量(引き抵抗)の少なさに戸惑う方が多い様です。
こればかりは慣れるしかありませんが、慣れてくるとルアーが潮流に乗った「ドリフト状態」も把握出来る様になると思います。
シンペンのキーポイントは3つ
シンペンの釣りで大切なのは以下の3点です。
▼ ボトムを感知する
前述の通り、メタルジグやジグヘッドと比べて比重が軽いのでボトム感知が難しくなります。
ボトム感知には慣れが必要ですが、感度の良いタックルを使用したり、低伸度のラインを使ったりすると良いでしょう。
▼ ボトムを擦らずに巻く
ボトムのズル引きでも釣れない事はありませんが、少し上のレンジを引いて来る方がヒラメの確率は上がります。
ちなみにマゴチはズル引きでも十分釣れます。
▼ どのレンジを泳いでいるか把握する
ボトムを擦らずに巻く事が出来れば、次のステップとして「どのレンジを泳がせているのか」を把握出来ると確実に釣果がアップします。
レンジの把握が難しい場合は、ストップ&ゴーでこまめにボトムを取り直すのも1つの手段です。
おすすめのシンペン5選!
ここでは筆者も実際に使って釣っている、サーフフィッシングにオススメのシンペンをご紹介します!
ぶっ飛び君 95S(ジャンプライズ)
私がサーフで使用するシンペンの基準としているのが、このぶっ飛び君95S。
よく飛び、よく泳ぎ、そして何をしているのか分かりやすいが故に釣果に結びつくルアーです。
かっ飛び棒 130BR(ジャンプライズ)
130mmと大きめのサイズでウエイトもありますが、よく飛んで浮き上がりもよく、数値から想像するよりもスローに誘えます。
質量が大きいため、しっかりと振り切るには少し強めのタックルがオススメです。
ハードコア モンスターショット 95(デュエル)
95mmサイズで40gもあるかなりヘビーウエイトなシンペンです。
このサイズでここまでのウエイトを積んだシンペンは中々ありませんが、高比重故に流れが強い時や荒天時でもしっかりと泳いで無類の強さを発揮します。
ビーチウォーカー ウェッジ 120S(DUO)
120mm/38gと投げやすくてよく飛ぶシンペンです。
ぶっ飛び君よりアピールさせたいけど、かっ飛び棒より浮かせたくない、早く巻きたい。そんな時が出番です。
ぶっ飛び君 75HS(ジャンプライズ)
サーフで75mm/16gのシンペンを使用する方は中々見かけませんが、良く釣れるシンペンです。
ベイトが小さい時やルアーにスレている時に食わせの能力が発揮されるので、フィネスなイメージで使っています。
引き出しを増やす=獲れる魚が増える
サーフでシンペンを使う事を苦手としている方も多いと思いますが、まずは頭を整理してみましょう。
メタルジグでは届くけどミノーやワームでは届かない、そんな場所をじっくりと攻められるのがシンペンです。
使用するメリットは大きいですし、引き出しが増えれば増えるほど色々な状況に対応出来る様になり、獲れる魚も増えていきます。
シンペンをまだ使ったことがない方、苦手な方は、ぜひシンペンにチャレンジして使いこなしていただきたいと思います!
筆者の紹介
目黒毅久
サーフのフラットフィッシュがメインですが、シーバス・ライトロック・トラウト ・オフショア等も楽しんでいます。
サポートメーカーはBuddyWorks・GOSEN・ADUSTA。宮城県在住。