スティーズA TWについて
スティーズA TWは、ダイワベイトリールのハイエンドモデル。
アメリカの長期に渡るトーナメントトレイルでバスプロが酷使しても、回転性能や巻き感度をキープするタフでコンパクトなリールです。
今回はスティーズA TWに関する情報をお届けします。まずは主な特徴をおさらいしましょう。
堅牢性の高いボディ
スティーズA TWで採用されているのは、超高剛性高精度 スーパーメタルハウジング。
ハンドル側セットプレート、メインハウジング、サイドプレートのいずれをもスーパーメタル化したことで、堅牢性の高いボディを実現しています。
歪みが少ないボディの堅牢性は、巻上げパワーの向上にも貢献します。
滑らかな巻き心地
滑らかな巻き心地も魅力のスティーズA TW。
大型ドライブギヤーの搭載、ボディ側にオフセットされたクランクハンドル、指に吸い付くフラットタイプハイグリップノブなど、多数の機能が総合的に巻き心地を向上しています。
スティーズ SV TWとの違い
同じフラッグシップモデルのスティーズ SV TWとの大きな違いは、剛性面とブレーキシステム。
スーパーメタルハウジングを搭載(スティーズ SV TWはエアメタルハウジング)しているため、より強い剛性感を求めるなら、スティーズA TWがおすすめです。しかし、その代償としてスティーズ SV TWよりも自重が30グラム重いことも覚えておきましょう。
スプールやブレーキシステムも異なり(スティーズ SV TWが「エア」、スティーズA TWは「マグフォースZ」)、軽量ルアーよりも中〜重量級のルアーに対しての対応力が高いのがスティーズA TWと言えるでしょう。
スティーズAはソルト(海水)対応?
塩分固着によるクラッチ作動不良を防ぐ「ソルトバリヤタフクラッチ」や、防錆性能の高いボールベアリング「CRBB」を採用しているため、ソルト(海水)にも問題なく対応します。シャワー洗浄ももちろん可能です。
またバス用ベイトリールとしては珍しく、ドラグが引き出されたときにクリック音が鳴るため、ソルトシーンにおける不意の大型魚にも対応できるスペックです。
スティーズ A TW のラインナップ
1016‐CC(1016L‐CC)
ギア比5.3のローギアモデル。「CC」とはクレイジークランカーの略で、巻き抵抗の大きなルアーが使いやすいローギア。
ディープクランクのような、巻き抵抗の大きいルアーを1日巻き続ける釣りには、このローギアモデルが使いやすいでしょう。
ダイワ スティーズ A TW 1016‐CC
自重:190g
最大ドラグ力:6kg
巻取り長さ:56cm
ナイロン糸巻量(lb-m):14-115/16-100
1016H(1016HL)
ルアーや釣り方を問わずオールラウンドに使えるハイギア。巻き物もワーミングも1台でそつなくこなせます。迷った時には選んで間違いのないギア比でしょう。
ノーマルサイズのクランクベイトやスピナーベイト、テキサスリグ、ジグを幅広くオールラウンドに扱いたいアングラーにおすすめ。
ダイワ スティーズ A TW 1016H
自重:190g
最大ドラグ力:6kg
巻取り長さ:67cm
ナイロン糸巻量(lb-m):14-115/16-100
1016SH(1016SHL)
ギア比7.1のスーパーハイギアは、ハイテンポな釣りにおすすめ。例えば近~中距離でマキモノでどんどん障害物を撃っていったり、ディープのバスを魚探で見つけてフットボールジグでシューティングしていくような釣りで使いやすいです。
ソルトシーンにおいてシーバスやロックフィッシュで幅広く使えるのもこのモデルでしょう。
ダイワ スティーズ A TW 1016SH
自重:190g
最大ドラグ力:6kg
巻取り長さ:75cm
ナイロン糸巻量(lb-m):14-115/16-100
1016XH(1016XHL)
シリーズ最速のギア比8.1のエクストラハイギアモデル。テキサスリグやジグ、フロッグのように、ルアーの回収スピードを速めたい、ラインスラックを素早く回収して確実なフッキングをしたい釣りにおすすめです。
ダイワ スティーズ A TW 1016XH
自重:190g
最大ドラグ力:6kg
巻取り長さ:86cm
ナイロン糸巻量(lb-m):14-115/16-100
スペック表
品番(番手) | 最大巻上長(cm) | ギア比 | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | スプール径(mm) | 糸巻量 ナイロン(lb-m) | ハンドル長さ(mm) | 本体価格(円) |
1016‐CC | 56 | 5.3 | 190 | 6 | 34 | 14-115 16-100 | 90 | 46,400 |
1016L‐CC | 56 | 5.3 | 190 | 6 | 34 | 14-115 16-100 | 90 | 46,400 |
1016H | 67 | 6.3 | 190 | 6 | 34 | 14-115 16-100 | 90 | 46,400 |
1016HL | 67 | 6.3 | 190 | 6 | 34 | 14-115 16-100 | 90 | 46,400 |
1016SH | 75 | 7.1 | 190 | 6 | 34 | 14-115 16-100 | 90 | 46,400 |
1016SHL | 75 | 7.1 | 190 | 6 | 34 | 14-115 16-100 | 90 | 46,400 |
1016XH | 86 | 8.1 | 190 | 6 | 34 | 14-115 16-100 | 90 | 46,400 |
1016XHL | 86 | 8.1 | 190 | 6 | 34 | 14-115 16-100 | 90 | 46,400 |
スティーズ A TW のインプレ
TSURI HACKインプレに寄せられた、スティーズA TWを手にしたユーザーの声を集めてみました。
巻き心地はライバルである、シマノのマイクロモジュールに敵いませんが、普通に使用する分には全く問題はありません。ただし本体、スプール共に衝撃に弱い様で座った状態でコンクリートに落としただけで、傷がついてしまいます。
傷にもう少し強ければ5つ星なのですが。。。
DCと悩みましたが、安定感が違うとアドバイスをもらい、こちらを購入しました。
ソルトルアーで使用しています。7グラム台の小型プラグから40グラム台のルアーまで軽快にキャストできます。剛性感に関しても問題ないです。(太ライン×フルドラグでランカーシーバスを巻いてきても、余裕を感じるほどです。本当に購入してよかったです。
編集部・そがちゃんのインプレ
ちなみにソルトで主に多様する「PE1.5号以下の細糸」であれば、必要な糸巻き量を巻ききった際のスプール重量を軽くできる『RCS 1012 G1スプール』がオススメですよ。低回転時の回転性能も飛躍的に向上するので、ぜひ試してみてください!
ダイワ RCS 1012 G1スプール
糸巻量 : ナイロン 10lb :120m / 12lb :100m / 14lb :85m
スプール径 : 34mm
タフでコンパクトなベイト『スティーズ A TW』
アメリカのトーナメントトレイルで酷使されても性能が維持され、ソルトシーンでも使える剛性を持つスティーズ A TW。
一般的なバスアングラーの使用状況では、耐久性に一切の心配をせずに使っていけるでしょう。
タフでコンパクトなベイトが欲しくなった時は、ぜひスティーズ A TWをチェックしてみてください。