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レイドジャパンのアヴィ(AVI))

RAIDの“AVI(アヴィ)50/35”をインプレ|水平からバックスライドへ!変幻自在の虫系ワーム

RAID JAPANの沈み虫系ワーム、AVI50/35をインプレ!多足昆虫を思わせるエグめの形状ですが、小さなボディに使いやすい工夫がきっちり詰め込まれたすごいヤツ!基本は垂直フォール、ネイルシンカーを入れてバックスライドと2役をこなすアクション。AVI50はフィネスなバックスライド系ワーム、AVI35は沈み虫系ワームに仕上がっています。

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目次

記事内画像撮影:ikahime

RAID JAPAN AVI(アヴィ)をインプレ

RAID JAPAN AVI50/35

写真左:AVI35  右:AVI50

こんにちは、ikahimeです。今回は、RAID JAPANからリリースされている超人気虫系ワーム、AVI50/35をフィールドで使い勝手をチェックしてきました。

ムカデのような形状が印象的で、知らない人が見たらちょっとギョッとする“エグめな見た目”ですが、RAID JAPANのルアーらしく使いやすさが高次元にまとめられていました。

AVI50

絶妙なサイズ感

AVI50のインプレ

Length50.0mm
Weight約6g
価格880円(税込)
入り数6
推奨フックオフセットフック #2/0〜#3/0

 

まずは兄貴分のAVI50。個人的に感じたAVI50の最大の長所は、ありそうでなかった絶妙なサイズ感にあります。

沈む虫系ワームの中では最大クラスの大きさで普通の虫系のサイズだと少し弱いな、と感じる時に出番がありそう。

具体的には水深が深かったり、バスの居場所があまり特定出来ていないような場合ですね。

ikahime
虫だと弱い、かといって高比重バックスライドワームだと強い。そんな時に間を埋めてくれる存在ではないでしょうか。

自重

AVI50の重さ

自重は実測で約5.5g。フック、ネイルシンカーを含めると6gちょいで、ベイトフィネスタックルで十分に投げれる重さです。

推奨フック

AVI50のフック

RAIDJAPAN 岡友成氏の推奨フックはRYUGIのダブルエッジ3/0。手元に2/0があったので装着してみました。ワンサイズ小さいですがこちらでもある程度馴染みました。

AVI50はクロー系ワームなどと違い、細い脚パーツ以外に大きなパーツが無いすっきりとしたシルエット。ですのでフックの存在感が出ます。

そこでゲイプ幅が狭めなダブルエッジならフックの違和感を最小限に抑えることが出来ますね。

ikahime
飛距離がかなり出るため、遠距離でのフッキングになる事も多いのですがダブルエッジは細軸なので刺さりが良いですよ。

フォール姿勢

AVI50のフォール

ノーシンカーだと、水平姿勢を保ったまま垂直方向にフォールします。着水後に水平姿勢になるまでの時間も短く、着水直後のチャンスを逃しません。釣れるフォール姿勢に仕上がっていると思います。

ikahime
他の釣れるワーム、例えばゲーリーヤマモトのセンコーなども水平姿勢を保ったままのフォール姿勢ですよね。

ピリピリとしたレッグパーツ

AVI50の細部

昆虫を思わせる細いレッグパーツ。見た目ももちろんですが、フォール時にピリピリとした自発的なアクションを生み出しバイトを誘います。

もちろん多くの他社製沈み虫も同様のアクションが出ていて特別なものではないですが、しっかりと出せています。

ikahime
全ての足パーツがいわゆる「逆向き」になっているから、手前への移動距離を抑える効果もあると思います。

ベイトフィネスタックルで

AVI50をベイトフィネスで使う

キャストはベイトフィネスタックルがおすすめ。もちろんMLクラスのスピニングロッドでもキャスト可能ですが、2/0〜3/0のフックを装着しているため、フッキングを考慮すればベイトフィネスタックルでの使用が良いと思います。

また、撃っていく感じの釣り方になると思いますので手返しという意味でもベイトフィネスが有効です。

ネイルシンカーでバックスライド 仕様に

AVI50のバックスライド

お腹部分にネイルシンカーを仕込むことが可能です。シンカーを入れる位置にホールが設けられており迷わずセットできるのが嬉しいですね。バックスライドさせるため、お尻に近い位置になっています。

垂直フォールからバックスライドに変化し、フォールスピードが増します。風が強い時などにキャストもしやすくなりますね。

公式の推奨ウェイトは1gまで、と言うことで1/48 oz(0.6g)のネイルシンカーを入れてみました。

ikahime
ネイルシンカーを入れないと垂直フォール、入れるとバックスライドアクションになります。
次項:AVI35について

AVI35

バックスライドする“沈む虫”

AVI30のインプレ

Length35.0mm
Weight約2g
価格880円(税込)
入り数8
推奨フックオフセットフック #2

 

35mmというは大きさは、近年のトレンドでもある“沈む虫系ワーム”に近く、AVI35もそこにカテゴライズして良いと思います。

ただ、他に無い付加価値がバックスライドですね。AVI50と同じく、ネイルシンカーを挿入するとしっかりとスライドフォールしてくれます。この大きさでこのアクションが出るワームは希少と言っても良いでしょう。

小さなボディながら工夫が詰め込まれていますね。

ikahime
AVI50とAVI35は単なるサイズ違いではなく、かなり性格が違うと感じます。AVI50はバックスライド系ワーム寄りで、AVI35は沈む虫系寄りですね。

自重


自重は実測で約2g。小さく軽いワームですが、バックスライド仕様なので後方(お尻の部分)に重心が偏っているため、キャストも思いの外よく飛びます。

岸釣りメーカー、RAID JAPANならではの配慮ですね。AVI35に限らず、RAID JAPANのルアーはしっかりと飛距離が出るルアーが多いです。

推奨フック

RAIDJAPAN 岡友成氏の推奨フックはRYUGIのインフィニホビット#2。こちらは手持ちの#3を装着してみましたが、#3でも小さすぎないと思います。

AVI50同様に収まり感のあるシルエットですね。細軸小型なインフィニホビットはUL〜Lクラスのスピニングロッドで十分にフッキング可能です。

フォール姿勢

AVI50と同様に水平姿勢を保ったまま、垂直方向にフォールします。小さいですがしっかりとしたアクション性能を持っていますね。

基本形状はAVI50と同様

基本的な形状はAVI50とほぼ同様で、そのままダウンサイジングしたような印象。単純に小さくするとバランスが崩れそうなモノですが、しっかりと「水平姿勢・垂直フォール」を継承しています。

タックルはUL〜Lクラスのスピニング

タックルはUL〜Lクラスのスピニングタックルが推奨タックルです。私はフェンウィック リンクス LINKS-CT60SULP+J “クリッタースティック”にPE0.6号+フロロリーダー4lbでキャストしました。

PEラインでなくても十分に飛びますが、さらによく飛んで快適です。

ネイルシンカー

AVI50同様にお腹部分にネイルシンカーを仕込むことが可能です。シンカーを入れる位置にホールが設けられており迷わずセットできるのが嬉しいですね。

公式の推奨ウェイトは0.5g前後、と言うことで0.45g (1/64oz)のネイルシンカーを入れてみました。

これだけ小さなワームなのにしっかりとアクション性能を持っていて、スーッっとバックスライドしてくれるので驚きました。

ikahime
ここまでバックスライドしてくれる沈む虫ワームは他にないです。

純刺しでも使える

35/50共に、フックセッティングはいわゆる「純刺し」(お尻から刺す)でも使用可能です。水平姿勢を保ちながら垂直にフォールし、縦ストラクチャーなどをタイトに攻める事が出来ます。

また、トゥイッチした時のレスポンスが向上し、エビのように跳ねる感じが出せます。

ikahime
ただし個人的にはAVI35/50の良さを最大限に引き出せる「逆刺し」セッティングがおすすめですね。逆刺しでもネイルシンカーを入れなければ水平姿勢での垂直フォールはしてくれます。

デメリット

デメリットとしては、ラインアイが来る位置に小さな触覚2本が設けられているのですが、これがラインと干渉して少し千切れやすいように思いました。

とはいえ実釣にあまり影響の無いパーツですのでさほど大きな問題では無いでしょう。

それから、沈み虫共通に言えることなのですがフォールスピードがゆっくりなため、釣りのスピードが遅く探る釣りには向いていないという事です。

ikahime
ここぞ!というポイントで投入したい仕上がりですね。

高い次元にまとめられた沈み虫で良型をGETしよう

以上、AVI50/35のインプレでした。流行の「沈み虫」の中でも独創性が際立つRAID JAPANらしい虫系ワームです。50/35いずれのサイズも使いやすく仕上がっています。

発売当初は少し品薄傾向もありましたが今では普通に店頭に並んでいるので見かけたらぜひ試してみてくださいね。


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