【プロが教える磯ヒラスズキの釣り方講座】基本的な狙い方と必要な装備もご紹介

2020/04/30 更新

【ヒラスズキ釣り】銀色の美しい魚体と引きの強さ、そしてゲームフィッシングとしての難易度の高さからも、多くの釣り人から愛されているターゲットです。ただし、非常に危険が伴う釣りでもあります。そこでヒラスズキ釣りの必要な装備や基本的な狙い方、釣り場での注意点など。この釣りの基本をお伝えしたいと思います。


磯に潜むヒラスズキを狙う!

『ヒラスズキ』

銀色の美しい魚体と引きの強さ。そしてゲームフィッシングとしての難易度の高さからも、多くの釣り人から愛されているターゲットです。

ただし、このヒラスズキを狙う主なフィールドは『磯』。さらには荒れた時に発生する『サラシ』こそが狙い目になることもあり、非常に危険が伴う釣りでもあります。

そこで今回は、これからヒラスズキ釣りを始めたいと考えている方に向けて、必要な装備や狙い方、釣り場での注意点など。

この釣りの基本をお伝えしたいと思います。

筆者について



高橋 優介

房総半島出身。東京都在住。幼少から釣りの魅力にどっぷり。

現在は海のルアーフィッシングのプロとして活動中。

シーバスからオフショアのビッグゲームまで様々な釣りを行う。 ルアーメーカー「BlueBlue」のテスター

『危険度の高い釣り』という事を忘れてはいけない


まずこの釣りを始める上で最も重要なのは『危険度の高い釣り』をしているという自覚です。

磯場は滑りやすい箇所もあれば、転倒すれば大怪我に繋がってしまうほど荒い場所などが点在しています。

またサラシを狙うためには、ある程度の波の高さやうねりが必要になるため、波にのまれるリスクも高まります。

万全の装備を身につけることや、細心の注意を払うことはもちろんのこと。『危険度の高い釣り』をしている自覚を忘れることなく、釣りを楽しむようにしてください。


必要な装備

(固定式)ライフジャケット


これを装着しているしていないでは、落水時の生存率が段違いです。

特に磯場では必ず浮力材が入ってるものを使用しましょう。もし転倒の際に、浮力材がその衝撃を和らげてくれます。

膨張式の物は、磯に擦れてしまうとすぐに切れてしまうので、必ず浮力材が入っている固定式を購入しましょう。



ITEM
アピア アングラーズ アクティブパフォーマンスベスト

スパイクシューズ(ブーツ)


ライフジャケットと同じくらい重要なのがスパイクシューズ。

ラバーソールにピンが付いているものや、フェルトに同じくピンが付いているタイプ、2つが合わさったフェルトピンタイプがあります。

岩に凹凸があったり貝類が沢山ついている場所ではピンタイプの相性が良く、反対に岩に凹凸のないゴロタ場や苔や海藻が沢山ある場所ではフェルトが滑らず安全です。その両方があるポイントではフェルトスパイクが間違いないでしょう。

フィールドに合わせた、スパイクシューズを着用するようにしましょう。

ITEM
がまかつ エントラント(R)MP フェルトスパイク


ITEM
双進 RBB フェルトスパイクシューズ

ウェア


 

ベストなのはウェットスーツやアユタイツです。釣具メーカーからも専用のものが出ているのでそこから選ぶと良いでしょう。

泳がぐ事がなくても万が一の落水の際に泳げる事や岩肌や貝殻等から身を守ってくれます。また動きやすい事ので機動力UPが安全性に繋がります。

ウェーダーは物にもよりますが動き辛く、落水の際の機動力が著しく低下するのでオススメは出来ません。ウェーダーよりレインジャケットの方が落水時や機動性の面を見ても安全です。




その他


他にもグローブは5本指の物を使用しましょう。磯に手をついた時に肌が露出していると貝等で簡単に切れてしまします。

あとは帽子や必要であればヘルメット、サングラスなど肌の露出は極力最小限にする事で安全が確保できます。

ITEM
双進 RBB ロックショアプロテクター Ⅱ


ITEM
Blue Blue フィッシンググローブ

釣行時の安全

ポイントの選び方


ヒラスズキ釣りで、必要不可欠と言っても過言ではない「サラシ」。

「サラシ」はありすぎても、少なすぎてもダメ。その日のうねりから「程よいサラシ」がある場所を選定していきます。

ただ、ビギナーの方にいきなりそれをやれと言われても難しいと思いますので、ベテランの人と釣行をともにするのがベストです。

2人であれば万が一どちらかに事故が起きた際も、救助や通報が可能となります。

足元が濡れていない場所から始める


雨の日をのぞき、まずは岩が濡れていない場所から釣りを始めましょう。

濡れていない場所は、基本的に波が打ち寄せていない場所です。

ただし、濡れていないからと行っても、「セット」と呼ばれる大きい波がきて、一瞬で飲まれることがあるので要注意。

また潮位が上がり来た道を戻れなくなる事がないように、潮位変動にも気を配りましょう。

常に細心の注意を

何が起こるか分からないのが自然界。常に注意を怠らないようにしましょう。

特に魚が掛かったファイト時は我を忘れてしまい、1番事故の確率が上がる時です。

魚が掛かける前からランディング場所やファイト方法を決めておき、いざという時に焦らないようにしましょう。


基本的な狙い方

サラシがあれば基本表層(30センチ〜100センチ)を狙う


サラシがありやる気のある魚が入ればミノーでゆっくりと表層レンジを引けば反応してくれます。サラシの中ではルアーは浮き上がりやすいのでしっかりと水を噛んでくれるものが使いやすいです。

リトリーブ速度

サラシがしっかりと出ている状況であればスローに見せてあげるのが基本です。

ヒラスズキは捕食範囲の狭い魚なので長くそのスポットにルアーを通すことを意識すると良いです。

 

反応がなければ…


それで反応がなければ、ミノーだけでなくシンキングペンシルやバイブレーション、ワームといった違う手を試してみましょう。

反応がないのに同じルアーを投げ続けるのはNG。

立ち位置を変えてルアーのトレースコースを変えてあげるのも効果的です。

主な狙いどころ

ヒラスズキは根にピタリと付いている事が多い魚。

そこでベイトが流されてくるのを待ち構えているので、根のキワにルアーを通していくのが基本です。

代表的な狙い目を紹介していきます。

沖にあるシモリ


遠浅の磯によく見られるポイントです。

キャストのタイミングや精度が求められてくるので、狙ったタイミングで狙った場所にキャストできる技術を身に付けておきましょう。

ヒット後は根に巻かれないようにファイトします。

足元も忘れずに


足元から水深があるポイントでは目の前にヒラスズキがいる可能性大。

沖のポイントへキャストする前に手前をチェックすると思いがけずいい魚と出会えるかもしれません。

ただし、ヒットする距離が近いので口切れの可能性が上がります。

ドラグ調整をしっかりしておいたり、場合によってはヒット後1度ベールを起こしてラインを出すといった臨機応変な対応が必要となります。

流れが絡んでいるところが更に1級ポイント


サラシが広がっている場所に流れが効いていれば、更に期待値UPです!

そう言ったポイントはベイトが流されてきやすい為、ヒラスズキも付いている事が多いです。

高確率で魚が付いてそうなポイントでは、1度アプローチして反応が無くともルアーチェンジをしたり、トレースコースを変えてみたりなどして言った方がいいかもしれません。

キャスト技術が重要


前述の通り狙い目となる場所に、ルアーをしっかりと投げ入れる『キャスト技術』が必要です。

特に強風時は糸フケが出やすくなります。サミング技術や力強くライナーキャストする必要があるため、ルアーキャスティングゲームの中では最高峰の難易度になります。

また何回もルアーを通してしまうと、当然見切られやすくなりますので、ライナーキャストやサミングを身につけるようにしてみてください。

釣れた時に喜びはヒラスズキならでは。


沢山の準備や特定の条件が必要なヒラスズキ釣りは、大変なことも多いです。ただ、その分釣れた時の嬉しさは格別。

1度それを味わってしまったら、その魅力から抜け出せなくなる人も多いです。

是非皆さんも安全第一でヒラスズキ釣りに挑戦してみてくださいね!
画像提供:高橋 優介

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房総半島出身。東京都在住。幼少から釣りの魅力にどっぷり。現在は海のルアーフィッシングのプロとして活動中。シーバスからオフショアのビッグゲームまで様々な釣りを行う。 ルアーメーカー「BlueBlue」のテスター

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