ルアーケースの種類
一口にルアーケースといっても、その種類は様々。用途に合ったものを購入するのが使い勝手を良くするために重要になってきます。
おもな種類は、ボックスタイプ、アタッシュケースタイプ、ワレットタイプ、EVAケースの4つ。
それぞれが持つ特徴を見ていきましょう。
万能なボックスタイプ
ボックスタイプは、ポリプロピレンやポリカーボネイトなどの素材で作られた、もっとも一般的なルアーケース。
ルアーの種類を問わず収納でき、万能に使えるのがこのタイプの魅力です。
ボックスタイプはラインナップが豊富で、サイズはもちろん、デザインや機能など様々な条件に合わせて選択できます。
大容量なアタッシュケースタイプ
アタッシュケースタイプは、持ち手があり、ケース単体での持ち運び性に優れているのが最大の特徴。
容量が大きいモデルが多く、ルアーをたくさん持ち運びたい釣りにマッチします。
また収納部の深さがあるモデルを選ぶと、予備リールを収納できるので便利です。
スプーンやジグに適したワレットタイプ
ワレットタイプは、ケース内にある発泡素材にルアーのフックを刺して収納するルアーケース。
おもにトラウト狙いで使用されるスプーンや、メバリングやアジングを使用するような小型のジグの収納に対応します。
ルアーが重なりにくく並べた状態で収納できるため、ルアーローテーションしやすいことが魅力です。
大型ルアー向けのEVAケース
おもに大型ルアーの収納に便利なのが、EVA製の本体にPVC製やMPP製などのフタがつけられたルアーケース。
キャスティングゲームで使用する大型ペンシルや、バスやシーバス狙いで使用するビッグベイトの収納に対応します。
比較的容量のある製品が多く、ワームやジグヘッドもパッケージごと整理して収納でき、アングラー次第で使い方を自由にアレンジできるのもこのタイプの魅力でしょう。
ルアーケースの選び方
ルアーケースを選ぶときには、使い道にあったものを選ぶことが重要です。
何も考えずに選んでしまうと、手持ちのルアーが入らなかったり、バッグやタックルボックスに収納できなかった……なんてこともあります。
ルアーケースを選ぶ時のポイントを、具体的に解説していきます。
ケースの種類は収納したいルアーから選ぶ
ルアーケースを選ぶうえで一番大事と言ってもいいのが、どのルアーを収納するケースを探しているか。
ルアーケースにはある程度何でも収納できてしまうケースから、ワームやエギ用などの専用商品があり、収納するルアーに最適化された構造や機能が備わっています。
ケースを探し回る前に、収納したいルアーの種類やサイズ、量をよく確認しておくのがおすすめです。
ケースのサイズはバッグやボックスの内寸で決めよう
ケースのサイズを選ぶ時には、ルアーが収納できるか否かはもちろん、バッグやボックスに入るかどうかも重要なポイント。
ケースのサイズとバッグやボックスの内寸が合うと、ケースをシステマチックに収納ができます。
海で使うなら水切り穴付きやメッシュタイプがおすすめ
海水でルアーを使った後は真水で流さないとあっという間にサビてしまいますが、水切り穴付きやメッシュタイプだと、使った後にケースごと真水で洗ってそのまま水切りまでできて便利です。
水切り穴がついたボックスタイプのものや、EVAケースはもちろん、ケースそのものがメッシュ生地でできたバッグなどもあり、釣行後のメンテナンスをグッと楽にしてくれます。
ジグヘッドやフックの収納にはスポンジ付きが便利
ジグヘッドやフックを収納したい場合には、スリット入りのスポンジ付きケースがおすすめ。
スリットにフックを差し込むと整理して収納でき、フック同士が絡まるのも避けられます。
またジグヘッドは、ワームを刺したままでも収納できるのでルアーチェンジの手返しもアップします。
仕切りの有無は入れるルアーや目的で決めよう
ルアーケースには、仕切りがあるケースを中心に、仕切りがないものもあります。
仕切りの有無は、整理が目的なのか、ルアーの収納力を重視したいのかで選ぶのがおすすめです。
また仕切りを取り外せるケースもあるので、合わせてチェックしておきましょう。
整理が目的なら断然仕切りあり
ルアーを種類別やカラー別に整理して収納したい場合には、仕切りありがマストです。
仕切りがあることでルアー同士のフック絡みや、ボックス内で傷がつくのを防ぎつつ、釣りの最中も使いたいルアーをさっと取り出せます。
仕切りを自分の好みや目的に合わせてカスタムできるものを選べば、さらに使い勝手が良くなるでしょう。
仕切り無しだと沢山入るけど入れすぎに注意
仕切りがないボックスは、仕切りがない分収納力が高く、たくさんのルアーを収納したいときにおすすめ。
また、入れるルアーのサイズも選びにくいので、様々なルアーを一つにまとめて持ち運びたいときにも重宝します。
沢山入る分、入れすぎて重くなったり、フックが絡んで使い勝手が悪くなることもあるので、ルアーの量はほどほどで使うのがおすすめです。
100均のルアーケースって実際どうなの?
近年では、ダイソーやセリアなどの100円均一ショップでもルアーケースが販売されていて、ルアーケースとして十分に使用できます。
手軽に買える一方で、中には200〜300円ほどのケースもあり、この程度の価格になるとメーカー製のケースと差がなくなってくる事を念頭に置きましょう。
ただし、100均のものでも200〜300円のケースは、耐久性、使い勝手も釣具メーカーのものに遜色ないものが増えてきています。
おすすめのルアーケース18選
▼アタッシュケースタイプ3選はこちら
▼ワレットタイプ3選はこちら
▼EVAケースタイプ2選はこちら
ボックスタイプ10選
マグバイト マグタンクフリー XL
仕切り無しの防水タイプ
仕切り無しのルアーケースで、防水仕様なのが特徴の人気商品。クリアケースで、ルアーローテーションする時などに開閉せずに中身を視認できるのが魅力です。
また落水して水が内部に入らないだけでなく、浮力もあるので回収できる可能性を上げられます。
サイズ | W200×D115×H49mm |
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マグバイト マグタンク アーミー
サイズアップした防水ケース
人気のマグタンクがサイズアップし、3.2インチまでのワームを真っ直ぐに収納できる便利なルアーケース。
片面はスリット付きのウレタンフォームでフックの収納に便利。もう片面は仕切りありのケースで、ワームやプラグの収納に対応します。
サイズ | W200×D115×H49mm |
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メイホウ 防水ケースWG
防水性・耐衝撃性に優れたボックス
メイホウが販売する防水ケースで、耐衝撃性にも優れているのが特徴。タイプが異なる仕切りがある両面収納で、フックやシンカーなどの収納に最適です。
フタの透明度が高いため、中身が見えやすいところもおすすめのポイント。
サイズ | W175×D105×H43mm |
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メイホウ SFC マルチ・SS
ローテーションボックスにおすすめ
メバリングやアジング、エリアトラウトなどで使用済みルアーを入れるのに便利な小型のボックス。使用済みルアーを入れておき、帰宅後にボックスごと洗浄するのがおすすめの使い方です。
かなりの低価格で購入でき、また様々な場面で活躍するので、持っておくと重宝します。
サイズ | W103×D73×H23mm |
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メイホウ リバーシブル165N
ルアーを効率良く収納できるのが特徴
トライアングル構造を採用することで、無駄なスペースを省き、ルアーを両面に収納できるケース。
トリプルフックやエギのシンカーが挟まるように収納され、ケース内でルアーが遊びにくいのも特徴。
水抜きダクトが付いているので、ルアーを入れた状態でケースを丸洗いできます。
サイズ | W255×D190×H50mm |
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ダイワ モアザン マルチケース 205ND
シーバスルアーを収納するのにベストマッチ
シーバスアングラーから人気が高いモアザンシリーズのルアーケース。スタンダードなサイズで、ミノーやシンペン、バイブレーションなど、シーバスで使用するルアーを収納できます。
またフタに書かれた「morethan」の字がかっこよく、デザイン性にも優れています。
サイズ | W205×D145×H40mm |
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ダイワ 紅牙 タイラバヘッドケース
タイラバを楽しむアングラー必見のタイラバヘッド専用のケース。仕切りが多くあり、1つずつ収納でき、またマットがあるため、ヘッドに傷が付くのを避けられます。
とくに塗装が剥がれやすいタングステンヘッドを収納したい人にはおすすめのケースです。
サイズ | W205×D145×H40mm |
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リングスター ROAD-K RK-2100W
開閉がしやすいのが特徴
ワンタッチで開閉で両側から開けられるルアーケース。別途用意する必要がありますが、カラビナがあるとベルトやバッグに引っ掛けることもできます。
パッキン付きで、雨の日に使用しても水が侵入するのを防げます。
サイズ | W214xD105xH35mm |
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がまかつ 宵姫 スリムスリットボックス LE504-1
ジグヘッドの収納に便利なボックス
スリット入りの発泡ウレタンを搭載し、ライトゲームで使用するジグヘッドを収納するのに便利なボックス型ケース。
厚さはなんと16mmとかなり薄型で、また軽量にできているため、携帯性に優れています。ライトゲームを軽快に楽しみたい人におすすめです。
サイズ | W140xD95xH16mm |
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サーティーフォー FREELYスリムケース
ワームがフタにくっつきにくいのが魅力
フタの裏面に凹凸があり、ワームがくっつきにくいのが魅力のワーム専用ボックス。ケースのフタにワームがくっつき、開閉する時に落としてしまうトラブルを避けられます。
また底面がホワイトで夜間でもワームのカラーを視認しやすいところもおすすめポイント。
サイズ | W175xD105xH18mm |
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アブガルシア アブ ルアーケースVS-3020
ビッグベイトの収納に対応する大型サイズ
メイホウのVS-3020シリーズをベースとし、アブガルシアオリジナルカラーを纏った大型のケース。ビッグベイトや大型クランクベイトの収納に対応できるサイズです。
また仕切り板が4枚付属しているので、小分けにして大型ルアーを収納できます。
サイズ | W255×D190×H60mm |
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アタッシュケースタイプ3選
メイホウ VS-7020
リールの収納にも対応できる
深底構造で大型リールの収納にも対応できるおすすめのアタッシュケース。上下2段式のトレーがあり、ルアーをシステマチックに収納できるのが魅力です。
また素材には耐衝撃性コーポリマーを採用し、強度の高さにも期待できます。
サイズ | W310×D214×H132mm |
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メイホウ VS-3080
収納力抜群でバサーから大人気
上段と下段に収納スペースが分かれていて、仕切りを使用し、カスタマイズしながら使えるアタッシュ型ケース。スピナーベイトやワームも収納しやすく、バサーからの高い人気を誇ります。
収納力が抜群にあるので、釣り場に大量のルアーを持ち込みたいアングラーに最適です。
サイズ | W480×D356×H186mm |
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山田化学 フィッシングアタッシュケース380
小型のアタッシュケースで携帯性抜群
ハンドル付きのアタッシュケースが欲しいけど、大きすぎると持ち運びにくい。そんな悩みを解消できるのがフィッシングアタッシュケース380。
仕切りが豊富にあり、小分けにしてルアーを収納可能。またフタが透明で開閉せずに中身を視認できる機能性の高さにも注目です。
サイズ | W380×D310×H59mm |
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ワレットタイプ3選
フォレスト ルアーケース
シンプルで使い勝手が良い
シンプルなワレットケースで、使い勝手が良いおすすめの1品。低価格で購入できることも人気の理由で、とくにエリアトラウトで使用するスプーンを収納するのに便利です。
耐久性が高いウレタンフォームを採用し、低価格ながらも長く使用できます。
サイズ | W200×D90mm |
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ダイワ プレッソ ワレット ML(C)
スプーンの収納に便利な1品
フックを刺しやすく、かつ抜けにくいフォームを採用しているのが特徴のワレットタイプ。万が一ルアーが脱落してもフックが刺さりにくい止水ファスナー仕様なのもポイント。
ルアー同士の干渉を防げるクリア中仕切りがあり、ルアーに傷が入るのも防止できます。
サイズ | W200×D140×H40mm |
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ヴァルケイン ヴァルケイン ルアーワレット WM
おしゃれなカラーが魅力のワレットタイプ
ツートンカラーを3色ラインナップし、いずれもおしゃれなのが魅力のワレットタイプ。3サイズあり、WMサイズはエリアトラウトで定番のMサイズに高さを持たせたサイズです。
ハイウェイトのスプーンにも対応でき、様々な場面で汎用的に使用できます。
サイズ | W220×D140×H35mm |
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EVAケースタイプ2選
マズメ mazume EVAルアーケース II
大型ルアーの収納に便利
ヒラマサやマグロを狙うキャスティング用ビッグルアーの収納に対応するEVAケース。フタの一部がメッシュになっていて、フタを開閉せずに収納したルアーを塩抜きできます。
またフタが透明で、一目で収納したルアーが確認できることも特徴です。
サイズ | W250×D180×H80mm |
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パズデザイン ロングシステムケース・メッシュ
ジャイアントベイトの収納にも対応
30cmに迫るジャイアントベイトも収納できるケース。フタ以外全てがメッシュで、収納したルアーをそのまま水洗いできます。
また持ち手が付いているため、ボックスから取り出しやすいところも魅力です。
サイズ | W330×H120×D100mm |
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ルアーケースは自作やカスタムもできる
ルアーケースは自作したりカスタムすることも可能。とくにワレットタイプは、レザーを使用して自作している人も多いそう。
ボックスタイプだとなかなか自作は難しいですが、仕切りを自作して、より使いやすいようにカスタマイズする人もいます。
既製品では満足できず、より使いやすいケースが欲しい人は、自作も視野に入れてみても良いでしょう。
ベストなルアーケースで釣果もアップ!
ケースを使いこなしてルアーを整理して収納しておくと、ルアーを取り出しやすくなり、手返しがアップします。手返しはどんな釣りにおいても釣果に結びつく重要な要素。
ルアーケースを最適化して、効率よく釣果をアップさせちゃいましょう!