パタゴニア テラヴィア・ヒップ・パック 4Lをインプレ

パタゴニア テラヴィア・ヒップ・パック 4L。
容量は文字どおり4L、重量は198g。
両手にすっぽり収まるほどのコンパクトサイズで、どちらかといえば釣り用というより、山でのアクティビティや街歩きなど、軽快に動きたいシーンとの相性が良さそうです。

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釣り用にはちょっと小さいかな? なんて印象もありましたが……

メイン生地にはリサイクル・ナイロン製のリップストップを採用。
軽量でありながら非常に丈夫で、汚れがついてもサッと洗える扱いやすさが魅力です。

体に触れる裏面にはメッシュ素材が使われており、通気性に優れているのが特徴。
長時間の使用でもムレにくく、暑い季節でも快適に身につけられます。

前面の両脇にはボトル用ポケットが配置されているため、ドリンクなども持ち運べます。

さらにポケッタブル仕様のため、使わないときは小さく折りたたんでコンパクトに収納可能。
釣行のサブバッグとして持ち運ぶのにも便利です。
釣り用として十分な容量

初見では「ちょっと小さいかな……」なんて思いましたが、ライトに使える汎用性の高いバッグを探していた僕にとって、テラヴィア・ヒップ・パックはまさに理想的なサイズ感でした。
ルアーボックス、リーダー、ハサミ、小物ケース、タオルなど、必要最小限の釣具が無理なくすっきり収まり、取り出しやすさも抜群。

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実際に使ってみると、堤防でのライトゲームやサーフ、河川など、さまざまなシーンで活躍してくれました。

メインコンパートメント内にはメッシュタイプのポケットがあり、小物の整理や取り出しもスムーズで使い勝手が良いです。

メインコンパートメントの前面には、フロントポケットがあり、そこには薄手の小物なども入れておけます。
魚を入れるジップ袋や、偏光サングラスなど、持っておくと助かる部類のモノを僕は入れています。
収納力はタックルボックス2個分

おおよその収納力は、バーサスのタックルボックス「VS-908 (8インチ)」と、「VS-3010NDM(マルチ)」がスポッと入る感じ。

一方で、「VS-3010NDM(マルチ)」を2つ入れようとすると、ジップが閉まらない……そんなサイズ感です。

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つまり、よっぽど多くのルアーを使う必要のある釣りや、心配性の方、もしくは複数魚種狙いの方以外であれば、ほとんど事足りる容量と感じます。
軽さと収納力のバランスがちょうどいい

このヒップパックを導入してから、堤防ライトゲームやサーフヒラスズキで何度か使用してきましたが、使うたびに実感するのは“軽さと収納力のバランスがちょうどいい”ということ。
ついルアーを詰め込みすぎて重くなることもなく、かといって収納力が足りないと感じることもない。必要なものをしっかり収めつつ、身軽さを保ってくれる——そんな絶妙なバランス感を持ったヒップパックだと感じています。

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メッシュのお陰であまり蒸れることもありませんし、重すぎないため腰も痛めません(腰痛持ちなのでここ重要!)。
ウエストだけではなく、ショルダーにも対応

その日のスタイルやシーンに合わせて使い方を変えられる仕様にもなっています。

例えば釣りではウエストに装着、街ではショルダーなどと自然に切り替えられます。
実際に使ってみたところ、ルアー交換のしやすさなどを考慮すると、断然ウエスト装着がしっくりきました。
フィールドを越えて街でも使える

そして、釣りでも日常でも違和感のないデザインが、パタゴニアらしく気に入っているポイントです。

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手ぶらで必要なものだけを持って出かけられる気軽さがあるため、日常&仕事用にもう一個購入しようかなと検討中です(笑)。
ミニマルな装備が行動を軽くする

まだ使い始めて間もないですが、これから釣行はもちろん、プライベートの外出時や仕事にもどんどん連れ出していくつもりです。
「必要なものを、必要なだけ持つ」。その感覚を自然に後押ししてくれるのが、このテラヴィア・ヒップ・パック。

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ミニマムすぎず、しっかり軽快。
そんな“ちょうどいいミニマルスタイル”を求める人にこそ、ぜひおすすめしたいアイテムです。
撮影:DAISUKE KOBAYASHI






