釣れない河川でもガルプなら爆釣!?
岐阜県では有名であろう、都市型河川の新荒田川にやってきました。
何が有名かって? 「浅い・魚少ない・スレてる」の三重苦。
平たく言えば、釣れないことで有名なのです。
魚種は豊富
立ち並ぶ住宅や工場。今でこそ水質は改善傾向にあるものの、日本を代表する汚い川であった歴史があります。
しかしながら、濃尾平野を代表する大河川「長良川」と繋がっているため、確認できる魚種は多いのです。
スレてるからこそ、ガルプの底力を発揮できそうかもって魂胆です!
サイトフィッシングできます
ご覧の通り激浅。不法投棄が目立ちますね……。
でもでも、よく目を凝らせばフナやコイ、タモロコやオイカワなど意外と多くの魚がいます。
今日は2月とは思えない無風でポカポカ陽気。まさにサイトフィッシングに最適な1日となりそうです。
今回検証する「ガルプ」とは?
このワーム、ご存知の方も多いですよね。その特徴は何といっても、「味と匂い」。
各メーカー味と匂いを推し出した商品はありますが、この2点において右に出るものはないでしょう。
意外と知られていないのが生分解性素材であること。そんなわけで、僕は積極的にガルプを使うようにしています。
早速、ガルプを試していきます
早速、時に魚食性を示すニゴイを発見しました! それも6匹の群れです。
まずは、動きを観察して餌を食いそうな個体と場所を見極めます。
タイミングを合わせてターゲットの斜め前1mへキャスト。
着底させてシェイクすると匂いが流れたのかニゴイが反応しました。
そのまま放置すると、躊躇なく吸い込んで……
1魚種目:ニゴイ
スレてるはずの荒田川でこの反応は快感です。
少し場を荒らしてしまいましたので、他の群れを探して上流へ向かいます。
ほどなく、ニゴイを追加
どうやらニゴイにガルプは効果抜群のようす。
普段は口先で触るだけで、見切ってしまうことが多い荒田川のニゴイ。しっかり口に入れてくれるのは、ガルプの誇る味の効果だと思われます。
お昼寝中のナマズはどうだ?
味蕾100万個。味や匂いにうるさい魚
次なるターゲットを探していると、逃げも隠れもしないマナマズを発見しました。
確かに隠れるようなストラクチャーが少ない川ですが、ちょっと無防備すぎやしませんか?(笑)
口元へガルプを滑り込ませると……
躊躇なく爆食いです!
正直、コイツは何やっても食わない個体だろうと油断してたのでビックリです。
2魚種目:マナマズ
これにて、マナマズにも効果ありということが判明。
それにしても気持ちい良いくらいの爆食い。サイトフィッシングのターゲットとして、純粋に楽しんでしまいました。
もう少しマナマズを探してみることに。
ナマズも追加
やはり肉食性の魚にはいいのかもしれません。
特にニゴイやマナマズといった、匂いや味に敏感な魚には効果絶大です。
とくに、「モーターオイル」というカラーのサンドワームが無敵。肉食魚系をガルプで狙う場合は、ボトムや水の色に合わせると良いですよ!
Berkley ガルプ!ソルトウォーター サンドワーム 2インチ モーターオイル
フィッシュイーターではないコイはどうだ?
さすがにニゴイやマナマズのように簡単ではありませんでしたが、水草のまわりで口を動かしてるコイに狙いを定めることに。
水草に絡めながら細かなシェイク&ステイ。食わせることに成功しました!
一応エサと認識してくれるレベル
都市型河川のコイはパンに餌付いていることもあるため、ガルプのカラーは白系がオススメです。
ルアーも小さくしたいところ。今回はジギンググラブの1.5インチに1.2gのジグヘッドが効きました。
バークレイ ガルプ!ソルトウォーター ジギンググラブ 1.5in クリアラベンダーパールホログラム
3魚種目:コイ
油断していたら、写真をとる前に逃げられてしまいました。
陸には上げられたので、一応これにて3魚種釣獲とさせてください!(泣)
今日は淡水魚相手にガルプの威力を検証しております。もう少し魚食性魚以外のデータが欲しいところですよね。
ここからが長かった……正直苦戦しました(トホホ)
「フナ」が超強敵
無理じゃね?
僕が挑んだのは荒田川では最も数の多いフナ。コイ以上にルアーへ反応を示さない魚です。
キャストするだけで逃げる逃げる。先読みしてキャストするも、次のアクションで逃げる始末(笑)
ニゴイもナマズもまだまだ釣れそうなのに、辛抱強く歩き回りフナを狙っていきます。
諦めず2時間。ここまできました。
子供のころ、米粒でフナを釣ったことを思い出し、ガルプをちぎってみることに。
「それ、ルアーとして成立しているの?」って、言われればそれまでですが。
匂いはするし、ガルプのマテリアルに間違いないので気にせず釣りを再開します。
バークレイ ガルプ!SWベビーサーディン 2インチ
4魚種目:フナ
これには心底喜びました! こんな難しいフナ釣りは初めてです。
岸際にできたシェード、底から1cmでステイ。フナの群れ通過中に、「すぅ~っと3cm持ち上げる→反応」で喰わせました!
これ以上、誰も得しないフナ釣りメソッドを書くとカットされるのがオチなので……自粛いたしますw
ところでバスは?
バスの姿を見ることができず
以前はブラックバスもサイトで釣れる場所だったのですが、この日は残念ながら姿が見えず。
回遊のタイミングが悪かったのかな? またの機会にバスで検証してみますね。
5魚種目(?):アカミミガメ
どうしても五目釣りを達成したかったので、フナ以上に無意味なメソッドを確立。
アカミミガメも釣ることができました。これにて五目達成!
と、自分に言い聞かせ、納竿となりました。
生分解性ワームである「ガルプ」。淡水でも良く釣れるルアーです。みなさんも是非、使ってみてはいかがでしょうか?
ライタープロフィール
山根 kimi ヒロユキ
“初めての1匹”を求めて、世界中どこへでも行く怪魚ハンター「山根ブラザーズ」の兄。釣りに留まらず、ガサガサや漁業者と協力してまでも、まだ見ぬ生き物を追い求め、日々水辺に立っている。
どえらい魚を獲った!もはや釣りを越えて!色んな人と繋がって!特大天然メコンオオナマズ! 240 cm175 kg 捕獲です!!ホント色んな人に助けられてこの魚と出会うことができました!メコンオオナマズに関わる全ての人に感謝でいっぱいです!! pic.twitter.com/JHWpNdLAvX
— 山根ブラザーズ(兄)@kimi (@chillkimi) September 16, 2017