都心でガチな釣りができるだと?
釣りに行きたいんだ! しかも本格的なやつ!
だけど、釣り経験がなかったり、道具が揃ってなかったり……。
そんなあなたに、とっておきの釣り場をご紹介しましょう!
ユートピアはとしまえんに。
池袋から電車で14分の場所に楽園は存在します。その名は「としまえんフィッシングエリア」。
夏場に子供たちで賑わっていたプールが、9月下旬から5月のゴールデンウィークまで、本格的な釣り場に変わるのです。
今回の案内人
佐藤稜真
中学生の頃からカタログのスペックを暗記するほどのリール好き。
関東のフィールドでのエリアトラウト・シーバスフィッシングをメインにしている。
駅から徒歩4分19秒(実測)
としまえんの敷地は駅と隣接しています。駅を降りると入園ゲートが並んでいますが、入らずにゲートの左側へ。
看板を発見! 矢印の方向に進むと……
また看板が。小さな坂を登ります。
坂を登るとウォータースライダーが。
夏には大活躍だったであろうウォータースライダーをくぐり、進みます。
一気に開けて、釣り場が見えてきました!
緑の柵に沿って歩いていくと……
受け付けに到着! 駅から受付まではたったの4分19秒でした!
プールで魚釣り
釣り券を購入
まずはカウンターで釣り券を購入します。料金は1時間、2時間、3時間、6時間で分かれています。
ルアー釣り・フライフィッシングをしっかりと楽しみたい方には、3時間以上がおすすめです!
▼料金はコチラ
【土・日・祝祭日】
1時間 | 一般 1,200円 女性・高校生 1,000円 シニア・子供 800円 |
2時間 | 一般 2,400円 女性・高校生 2,000円 シニア・子供 1,600円 |
3時間 | 一般 3,000円 女性・高校生 2,400円 シニア・子供 1,800円 |
6時間 | 一般 4,200円 女性・高校生 3,300円 シニア・子供 2,500円 |
【平日】
1時間 | 一般 1,100円 女性・高校生 900円 シニア・子供 700円 |
2時間 | 一般 2,200円 女性・高校生 1,800円 シニア・子供 1,400円 |
3時間 | 一般 2,700円 女性・高校生 2,000円 シニア・子供 1,600円 |
6時間 | 一般 3,600円 女性・高校生 2,600円 シニア・子供 2,100円 |
「釣り具・ルアーは現地調達でも大丈夫!」と、自信を持って言えるほどの充実度。
万一、忘れ物をしてきても安心です。
ルアーだけでなく、お菓子やカップ麺なども売られています。
お子さま用のライジャケも貸し出しもあり、家族で安心して釣りを楽しむことができます。
こんな魚が釣れる
としまえんで釣れる魚は、ニジマス・イワナ・ブルックトラウト・ブラウントラウト・タイガートラウト・イトウ・アマゴ・練馬サーモンの合計8種類。
その中でも、としまえんの名物が練馬サーモン。練馬サーモンとは、三倍体のニジマスのことで60センチ以上の大きさになります。
また、脂がのっていて食味の良さも人気の理由です。しかし、釣り上げるのは少々難しく、よく釣れるのはニジマスです。
釣り場紹介
としまえんフィッシングエリアでは、3つのプールで釣りを楽しむことができます。
プールごとに特徴が異なるので、それぞれのプールを解説します。
アマゾンエリア
アマゾンエリアは流れるプールで、区画によってルアー・フライ・エサと、できる釣りが分けられています。
釣れる魚は、レギュラーサイズ(25〜30センチ)のニジマスが主体です。所々に水車が設置されており、その周りに魚が集まる傾向に。
ただし、近づきすぎると仕掛けやルアーが巻き込まれてしまうので注意してくださいね。
ナイアガラエリア
こちらの四角いプールが、ルアー釣り専用のナイアガラエリア。アマゾンエリアと同じく、レギュラーサイズのニジマスがメインです。
真ん中付近の噴水の周りに魚が集まっています。初めての方は、まずナイアガラエリアから始めてみるといいでしょう。
ミシガンエリア
一番奥にあるのがミシガンエリアで、練馬サーモンなどの大型魚が放流されていますが、レギュラーサイズの魚はかなり少なめ。
手前が浅くて魚が奥にいるので、長靴を履いてプールに入りながら釣りをすることになります。
ルアーとフライ専用のプールで、週替わりにルアーゾーンとフライゾーンが入れ替わります。難易度は高めだと思ってください。
実釣してみた
2019年12月後半に実釣した際の模様をお届けします!
アマゾンエリア
まずはアマゾンエリアで竿を出してみることに。
水車が配置されているため、プールといえどしっかりと流れがあります。
この日は、流れが強いところよりも、少し離れた落ち着いたところに魚がついていました。
ロデオクラフト「ノア 1.5グラム」をゆっくり巻いていた、編集部しみけんがニジマスをキャッチ!
スプーンのカラーは赤金系でしたよ。
ナイアガラエリア
続いてはナイアガラエリアに。シーズン序盤は透明度が高いのですが、すでに水は濁っていました。
噴水の周りに魚が着いているので、その周辺を目掛けてスプーンを投げると……
見事にヒット! ルアーは「ノア 1.5グラム」のグリーン系カラーでした。
カラーチェンジのたびにアタリがあったので、スプーンのカラーは複数色用意しておくのがおすすめ。
そうこうしていると、またしても編集部しみけんの竿が曲がっています!
上がってきたのは、40センチクラスのイワナです。
スプーンは「ノア 1.5グラム」の赤金系カラー。しみけん曰く、「としまえんは派手目のカラーがいいような気がする」とのこと。
ミシガンエリア
最後はミシガンエリアで練馬サーモンに挑戦します。
この日は通称「お立ち台」という長靴不要の場所から狙ってみました。魚が着いているポイントは、奥の噴水周辺です!
しかし、残念ながらアタリはありませんでした。大きな魚はなかなか簡単に釣れてくれません。
4月に釣行した際は、編集部イシカワが見事に練馬サーモンを仕留めていました。
ヒットルアーは「ノア 1.8グラム」でしたが、飛距離を出すために2グラム以上のスプーンを持っていくのがおすすめですよ!
攻略法はこれだ!
時間帯
時間帯は朝イチがもっとも期待大。特にルアー釣りの場合、昼になると魚の反応が悪くなって難易度が高めになります。
金曜日に魚を放流するので、土曜日の朝イチがベストです。平日だと月曜日が良いと思います。
おすすめルアー
ルアー釣りをするときは、1.5グラム程度の軽いスプーンか、小さなクランクベイトがおすすめです。
としまえんで高実績のルアーを3つピックアップしました!
スプーン選びで迷ったら、ノアを選んでおけば間違いなし! 派手な色と地味な色を揃えてみてください。
ルアーが泳ぐギリギリのスピードでゆっくり巻くのがおすすめ。スプーンで釣れない時に使ってみてください。
トラウト界では「反則」と言われることもあるルアーです。ゆっくり巻くだけで簡単に釣れてしまいます。
エサ釣りもやってみた
アマゾンエリアでエサ釣りにも挑戦してみました。
受付で竿と仕掛けのセットをレンタルするので、手ぶらで釣りを楽しめますよ。
※エサ釣りは、レンタルタックル以外使用できません
エサとなるのはイカ。小さく切って針につけます。
ものの数分でヒット! 簡単に釣れるので、釣り未経験の方でも楽しめますよ。
その場で食べられる!
土・日・祝日は、魚焼き場が解放されます。釣った魚をその場で食べることもできちゃうんです!
ハサミと流し台があるので、内臓を取り除いて持ち帰ることもできます。これは嬉しい!
こちらが以前の取材で編集部イシカワがキャッチした練馬サーモン。
練馬サーモンを食べたくて、としまえんに通っている人もいるみたいですよ。
としまえん楽しすぎ!
都心からのアクセスが抜群のとしまえんフィッシングエリア。
手ぶらでも釣りをしっかり楽しめ、魚を食べることもでできる。釣りの醍醐味をガッツリ体感できる釣り場です。
首都圏に住まれている方は、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか!