ブロックリッパーを検証
ジャッカルから発売されている小型クランクベイト「ブロックリッパー」。
霞ヶ浦を主戦場とする馬場拓也氏が手掛けたクランクとしても有名ですが、果たして「岸釣りでのクランキングに照準を絞り開発された」というのはどういう事なのでしょうか?
使い込みインプレをお届けします!
ブロックリッパーをインプレッション
クランクベイトの中では比較的小型の部類に入るブロックリッパー。
いわゆる「釣れるサイズ感」といった印象で、野池や小規模フィールドで活躍してくれそうな匂いがプンプンしますよね?
約1.2mという潜行深度も、陸っぱりにはベストマッチ。
基本スペック
全長 | 自重 | 潜度 |
---|---|---|
48㎜ | 8.5g | 約1.2m |
巻き心地
巻き心地はシャッド以上クランク未満といった印象で、小気味良いブルブル感がたまりません。
アクションはタイトなんですが、ラトルが入っているのでアピール力も十分に感じました。
ボトムを綺麗に叩く
ゴロタエリアでの使用感は、「タッタッタッタッ」と規則正しくボトムを綺麗に小突く感じで、岩に当たってもルアー自体が飛び出しにくいと感じました。
近年主流になりつつあるダックビル形状のリップ。このダックビル形状こそが「安定した游ぎ=飛び出しにくさ」に貢献しているのでしょう。
飛距離はまずまず
飛距離は、まずまずといったところで、約15~20m程。小型クランクでこれだけ飛距離が出せれば問題ないでしょう。
このサイズのクランクは投げづらい事も多いですが、ブロックリッパーは重心移動システム搭載で、飛行姿勢が安定していて投げやすいです。
ブロックフリッパーはこんな時に使いたい
水がやや濁った時
水がクリアであればシャッドを使いますが、水がやや濁ったりするとシャッドではアピール不足を感じ、ブロックリッパーを使うことが良くあります。
「通常のクランクじゃ強すぎるけど、シャッドじゃ弱い」 そんな時はブロックリッパーの出番かと思っています。
ゴロタエリアで
私はシャローにゴロタが転がっているエリアで良く使います。
ゴロタにタッチしたら止めて浮かせて再度巻きの繰り返し、ゴロタに当てながら巻く。とその日のバスの反応をみたりします。
マッシュボブと似てる?
サイズ感や形状が似たクランクベイトに、同社のマッシュボブがありますが、
ブロックリッパーをはストラクチャーに当たってもバランスを崩しにくいバランスの良いクランクベイト。
それに対し、マッシュボブはストラクチャーに当たると一瞬だけバランスを崩しバイトチャンスを生み出す一撃必殺のクランクベイトで、両者は似て非なるクランクと私は考えています。
それこそ霞ケ浦など、長いリップラップが続くポイントでは「テンポよく探れるブロックリッパー」を。
高確率でバスがおり「リアクションを狙いたいと思ったらマッシュボブ」といった使い分けをしてもいいかもしれませんね!
タックルセッティング
ベイトタックル
ブロックリッパーのような、やや軽量ルアーをストレスなく操作するのであれば、このタックルセッテイングがベストだと感じます。
ロッドはL~MLクラスでマッチします。僕的にはMLクラスがしっくりきてイイ感じです。
リールは好みが分かれるので、好きなリールを使いましょう。
基本はゴロタなどの固いストラクチャーエリアメインで使うので、根ズレを考慮してフロロカーボンの12~14ポンドが良いでしょう。
優等生なクランクベイト
ブロックリッパーを一言で言い表すと『優等生なクランクベイト』です。
ボトムを丁寧に小突き、タイトアクションで根掛かりしにくい。これだけ揃ったクランクベイトも珍しいですよね。
特におかっぱりアングラーには重宝することは間違いなし。ぜひブロックリッパーを使ってみてください。
ジャッカル(JACKALL) ブロックリッパー 48MR
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