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シーバスが釣れないからの脱却!初心者がはじめての1尾をキャッチするまでの最短ルート(3ページ目)

明暗部攻めで実践して欲しい4つの手法

より魚影の濃そうな橋脚も見つけ、ベイトの量もOK。ではどうやって攻めればいいのでしょうか。
攻め方にこれといった決まりはありませんが、今回は私も大事にしている4つの切り口を解説します。
マスターしておくと使える事ばかりなので、ぜひ試してみて下さいね。

①明暗の王道ルーティーンをマスターしよう

王道ルーティーンは明るい側から流れてくるベイトをシェードの明暗境界付近で待ち構えているシーバスを釣る方法です。
使うルアーはフローティングミノーが主流です。

上流側へ投げ、着水からのリトリーブでルアーの状態を整えつつ、ルアーを動かして周囲にアピールしながらレンジを調節します。

だんだんと明暗部に近づくにつれリトリーブ速度を弱めます。明暗の境に差し掛かる少し前ぐらいに、ルアーを漂わせるようにゆっくりと流し込みます。

立ち位置よりも下流側にルアーが入ってダウンクロス状態になったら、ルアーを回収します。
基本はこのルーティンで、着水点を手前から奥の順でやっていくと取りこぼしが少ないですよ。

③ラインコントロールを覚えよう

ルアーを着水させた後にふわっとラインが着水しますね。このラインをどのように落とすかでルアーの軌道が変わってきます。
これは文章で伝えるのは難しいのですが、リトリーブとロッド裁きでラインが下流に向かうU字軌道を描くのが理想的です。潮の流れや風を読む事が大事になります。
U字の描き方次第で、明るい側を攻めたり、より深くシェード側を攻めたりと調節していきます。潮の流れと同じ方向の風はライン軌道が調節しやすいのですが、反対向きの風は難しいです。
流れと逆向きの風だとふけたラインも逆U字になってしまうためすぐライン回収となり、結果着水位置と自分の立ち位置の直線的なコースとなるため、ライン戦略で攻める範囲が少なくなります。

③明暗部+ストラクチャパターンを使おう

次は明暗部周辺のストラクチャを使って獲る方法です。これもよくやる方法なのでマスターしましょう。
使うルアーは比較的よく泳ぐミノーやバイブレーションが主流です。橋脚周辺のストラクチャに向かっていく方向でルアーを操作します。
例えば、水中の橋桁に向かってリトリーブしてルアーを当てるくらいぎりぎりを狙ったり、沈んでいるテトラなどの周辺をリトリーブで探る感じです。
隠れていたシーバスが反応したり、追いかけてきたシーバスが壁に追い込むように食ったりしますね。

足元の壁でも食ってくる事もあるのでこの釣りはピックアップまで集中が必要です。

④立ち位置を変えよう

王道パターンでU字のライン軌道を調節するのに、ロッド裁きだけでは思った場所に落とせない時は、自分の立ち位置を変える必要があります。
またストラクチャパターンでよりタイトな場所にルアーを落とすことが求められる場合、自分の立ち位置を調節して、キャストコースを作る必要があります。
シェードの奥へ流し込む場合は自分の立ち位置をなるべく上流側にして、自分と橋脚の角度を小さくする必要もありますね。
このように立ち位置は明暗の攻め方にとってかなり重要な要素と言えます。

必読!注意点について

明暗部攻略において、橋脚をタイトに狙いすぎてルアーを橋の上に乗せたりする方がいます。

そもそも流れを使うことが大事なので、橋脚から離れた上流側へキャストするのがセオリーです。

つまり……橋脚のギリギリに投げたからといって、釣れる可能性が確実に上がるわけではないということですね。

シーバスアングラーだけでなく、釣り人全体の品位にも関わります。

必ず周囲をよく確認し、危険ではないキャストを選択しましょう。

まだまだ奥が深いのが明暗部、だからこそ面白い

いかがでしょう、現場でやってみたくなりませんか?(笑)。

今回は基本編。明暗部の場所の選び方と基本的な攻め方について解説しましたが、まだまだ奥が深いのが明暗部の釣りです。

まずは1本。みなさんから「釣れました!」という声が上がるのを楽しみにしています!

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