シーバスが釣れないからの脱却!はじめての1尾をキャッチするまでの最短ルート

2019/12/02 更新

「シーバスが釣れないです。どうすれば釣れますか?」よく受けるこの質問にしっかり答えるため、最初の1尾への最短コースを解説します。


アイキャッチ画像提供:内田 聖

どうすれば釣れますか?という質問に対して

TSURIHACKアンバサダーの内田です。



SNSメッセージやイベント会場等で最も多く受ける質問は……「まだシーバスを釣った事がありません、どうすれば釣れますか?」という内容です。

その時の私の回答としては「まずはナイトゲームで明暗部を狙って下さい!」と答えています。

本当はもう少し時間をかけてお話できればいいのですが、そこまで時間が取れないのが現実です。
今回はこの質問にしっかり答えるため、明暗部攻略についての観点をまとめました。

筆者の紹介



愛知県在住。愛称はウッチーダ。仕事・家庭・釣りと3足のわらじを履き、日々奮闘中のサラリーマンアングラー。
APIAではプロスタッフ、BlueBlueではフィールドテスターと2社を兼任。イベントなどではトークショーを担当することも。
メインターゲットはシーバス。チニングやメバリングなど、季節に応じたターゲットを追っています。
TSURI HACKではHowtoや最新の釣り動向、時には編集部の無茶ぶりをテーマに、楽しく・わかりやすく執筆していきます!


なぜ明暗部か


明暗部のシーバス捕獲率が高い理由は2つ。

「ベイトが集まりやすいこと」「シーバスが身を隠せること」です。
小魚は光に集まる習性があります。魚だけではありません。エビなどの甲殻類や、バチ類も多く見かけます。そのベイトを狙ってシーバスが集まるというわけですね。

さらに集まったベイトを捕食するための隠れ家があり、釣れる方程式が成り立っています。

要は「ただ魚がいるだけではなく、捕食を意識したシーバスが多い」から明暗部は釣れるんですね!

シーバスが釣れる明暗部の選び方

明暗部と言えど、河川には多くの橋が架かっておりポイントは数多く存在します。
シーバスは思った以上に上流まで登る習性があるので、満潮である程度水深があるエリアであれば上流部もチェックが必要です。
そうなるとかなりの範囲になりますよね。無数にある橋脚の中でも、特徴をしっかり掴み「良い明暗部」を見極める必要があります。

①橋脚の高さ、電灯の種類に注目


私の場合は橋脚の高さと電灯の種類で絞ります。
橋脚の高さが低ければ低いほどシェードの色が濃くなります。シェード部が暗いほどシーバスは身を隠す事ができるため、優位になるわけです。
また、常夜灯はLEDより白熱球の電灯の方が光の広がりがスポット的で明暗がはっきりする分、シーバスがピンポイントに着く可能性も高いです。
高さが低くて、白熱球が使われている橋脚を探ってみましょう!

②橋桁の構造が複雑な場所ほどアリ


見落としがちなのが橋脚の構造です。特に橋桁の水に浸かっている部分がどうなっているかが重要です。

シーバスはストラクチャに身を寄せる習性があるため、身を隠しやすい構造の方が付きやすいですね。
私の攻めるエリアでも橋桁の補強のされ方に違いがあって形もさまざまです。

また、ルアーを巻ける方向に対しシーバスがベイトを追い込みやすい構造になっていると良いですね。

③周囲の地形やストラクチャが釣果の肝


明暗部周辺の地形や岩、構造物もチェックしましょう。砂地の場合は橋脚直下の地形が掘れていたり、港湾部ではテトラが沈んでいる事もありますね。
根掛かる危険性は増えますが、より複雑な地形・構造なほどシーバスがいる確率はあがります。杭が1本立っているだけでもシーバスの反応が違ったりします。
夜は周囲が詳しく見えない事が多いので日中の潮が引いた時間にチェックすることが重要です。

④橋脚周辺のベイトどうやって探す?


ベイトの数も明暗部での釣果に直結します。シーバスのストック量が多く安定した釣果実績がある場所はいいのですが、年によってベイトの量にはばらつきがあります。
特にベイトの入り方が少ないエリアでは、ベイトフィッシュの魚影が重要になってきます。橋脚周辺だけじゃなく、橋と橋の間の広いエリアのベイト量も見て判断しましょう。
特に下げ潮にのってベイトが落ちてくるパターンが多いので、上流側にベイトがいる事は重要になります。


明暗部攻めで実践して欲しい4つの手法

より魚影の濃そうな橋脚も見つけ、ベイトの量もOK。ではどうやって攻めればいいのでしょうか。
攻め方にこれといった決まりはありませんが、今回は私も大事にしている4つの切り口を解説します。
マスターしておくと使える事ばかりなので、ぜひ試してみて下さいね。

①明暗の王道ルーティーンをマスターしよう


王道ルーティーンは明るい側から流れてくるベイトをシェードの明暗境界付近で待ち構えているシーバスを釣る方法です。
使うルアーはフローティングミノーが主流です。

上流側へ投げ、着水からのリトリーブでルアーの状態を整えつつ、ルアーを動かして周囲にアピールしながらレンジを調節します。

だんだんと明暗部に近づくにつれリトリーブ速度を弱めます。明暗の境に差し掛かる少し前ぐらいに、ルアーを漂わせるようにゆっくりと流し込みます。

立ち位置よりも下流側にルアーが入ってダウンクロス状態になったら、ルアーを回収します。
基本はこのルーティンで、着水点を手前から奥の順でやっていくと取りこぼしが少ないですよ。

③ラインコントロールを覚えよう


ルアーを着水させた後にふわっとラインが着水しますね。このラインをどのように落とすかでルアーの軌道が変わってきます。
これは文章で伝えるのは難しいのですが、リトリーブとロッド裁きでラインが下流に向かうU字軌道を描くのが理想的です。潮の流れや風を読む事が大事になります。
U字の描き方次第で、明るい側を攻めたり、より深くシェード側を攻めたりと調節していきます。潮の流れと同じ方向の風はライン軌道が調節しやすいのですが、反対向きの風は難しいです。
流れと逆向きの風だとふけたラインも逆U字になってしまうためすぐライン回収となり、結果着水位置と自分の立ち位置の直線的なコースとなるため、ライン戦略で攻める範囲が少なくなります。

③明暗部+ストラクチャパターンを使おう


次は明暗部周辺のストラクチャを使って獲る方法です。これもよくやる方法なのでマスターしましょう。
使うルアーは比較的よく泳ぐミノーやバイブレーションが主流です。橋脚周辺のストラクチャに向かっていく方向でルアーを操作します。
例えば、水中の橋桁に向かってリトリーブしてルアーを当てるくらいぎりぎりを狙ったり、沈んでいるテトラなどの周辺をリトリーブで探る感じです。
隠れていたシーバスが反応したり、追いかけてきたシーバスが壁に追い込むように食ったりしますね。

足元の壁でも食ってくる事もあるのでこの釣りはピックアップまで集中が必要です。

④立ち位置を変えよう


王道パターンでU字のライン軌道を調節するのに、ロッド裁きだけでは思った場所に落とせない時は、自分の立ち位置を変える必要があります。
またストラクチャパターンでよりタイトな場所にルアーを落とすことが求められる場合、自分の立ち位置を調節して、キャストコースを作る必要があります。
シェードの奥へ流し込む場合は自分の立ち位置をなるべく上流側にして、自分と橋脚の角度を小さくする必要もありますね。
このように立ち位置は明暗の攻め方にとってかなり重要な要素と言えます。

必読!注意点について

明暗部攻略において、橋脚をタイトに狙いすぎてルアーを橋の上に乗せたりする方がいます。

そもそも流れを使うことが大事なので、橋脚から離れた上流側へキャストするのがセオリーです。

つまり……橋脚のギリギリに投げたからといって、釣れる可能性が確実に上がるわけではないということですね。

シーバスアングラーだけでなく、釣り人全体の品位にも関わります。

必ず周囲をよく確認し、危険ではないキャストを選択しましょう。

まだまだ奥が深いのが明暗部、だからこそ面白い

いかがでしょう、現場でやってみたくなりませんか?(笑)。



今回は基本編。明暗部の場所の選び方と基本的な攻め方について解説しましたが、まだまだ奥が深いのが明暗部の釣りです。

まずは1本。みなさんから「釣れました!」という声が上がるのを楽しみにしています!

関連記事


このまとめが気に入ったら
「いいね!」をしよう

この記事のキーワード

内田 聖
内田 聖

内田聖 1981年7月25日生まれ。鹿児島生まれ、鹿児島育ち。2004年愛知へ移住。普段はごく普通のサラリーマン生活を送りながら、空いた時間でソルトルアーフィッシングを楽しむ。2011年よりAPIAフィールドテスター、BlueBlueアドバンステスターを兼任。ターゲットはシーバスをメインにクロダイ、メバルといった季節に応じた旬の魚を追いかける。

アウトドアのすべてを、ひとつのアプリで。

150以上のアウトドアメディアの記事や動画、3万枚以上のみんなの写真も見られる!
アウトドアの「知りたい!」「行きたい!」がきっと見つかる!
お気に入りの記事や写真を集めて、スキマ時間に素早くチェック!