19アンタレスやいかに?

こんにちは! むっちんです。今回は、シマノのベイトリール「19アンタレス」をインプレしたいと思います。
もともとアンタレスシリーズが大好きで、歴代のアンタレスのほとんどを使ってきましたが、新作が出るたび進化に驚かされました。
歴代アンタレスは唯一無二の鏡面ボディと圧倒的な飛距離が魅力でしたが、19アンタレスはどんなリールなのでしょうか? 早速インプレしていきます!
アンタレス史上最軽量

巷では「ミニアンタレス」なんて呼び方もされていますが、220グラムの自重はアンタレス史上最軽量です。(16アンタレスDCと同重量)
自重に比例してボディもかなりコンパクトにまとめられており、ボディ上面からフットまでが非常に低く設計されています。
ロッドにセットしてみると、歴代アンタレスとの差は歴然。このハンドリングのよさは、ショートキャストや細かなロッド動作で際立ちます。
スプールの立ち上がりが鋭い

19アンタレスを導入するまでは、16アンタレスDCで10グラム前後のルアーも投げていたのですが、正直快適ではありませんでした。
とくにストラクチャー撃ちやショートキャストをするときは、スプールの初動が遅いため、どうしても弾道が浮いたり逸れたりしてしまうのです。
ところが、19アンタレスは軽・中量級ルアーでもスプールが鋭く立ち上がるので、ルアーの初速が速くて低弾道でビシビシキャストが決まります!
歴代のアンタレスの中では、低負荷でのスプールの立ち上がりは群を抜いており、軽めのルアーやショートキャストを多用する野池バサーには絶大なアドバンテージです。
7~21グラムがどストライク!

いろんなルアーを投げてみましたが、19アンタレスでもっとも気持ちがいいルアーウエイトは7~21グラムあたりです。
これらのルアーを投げる際は、内部ブレーキを3個ONの状態にして、あとは外部ダイヤルだけで調節しています。
また、アンタレスDCとの住み分けで「軽量級ルアー専用」のように言われることもありますが、2オンス程度のルアーも快適に投げられます。
ただし、7グラムを下回ると投げづらくなるため、ベイトフィネス的な使い方はしていません。
巻き心地は素晴らしい。

近年高い評価を得ている「マイクロモジュールギア」が搭載されており、巻き心地は「素晴らしい」の一言です。
ハイギアモデルを使っていますが巻き重りが非常に少なく、バスがルアーを触った違和感やルアーがウィードに当たった感触、ルアーの振動もしっかりと伝えてくれます。
ただし、マイクロモジュールギアにはひとつだけ欠点があると感じています。それはメンテナンスを怠ると、巻き心地にノイズやシャリ感が出やすいこと。
最高の巻き心地を維持するためにも、定期的なお手入れやオーバーホールをするのがおすすめです!
アンタレスシリーズ共通の欠点が……

歴代のアンタレスシリーズには共通の欠点があります。それは、冬に異常に冷たくなること。
冬はどんなリールも冷たくなりますが、アンタレスのそれは群を抜いており、手がかじかむのです。ただでさえ手が冷たいのに……。
それでもアンタレスが大好きなのでカイロで手を温めながら釣りをしていましたが(笑)
むっちん流・他機種との使い分け

バスフィッシングをより快適にカッコよくするには、リールの使いわけも大切ですよね。
そこで、むっちん流のアンタレスDCとメタニウムMGLとの使い分けを紹介しましょう!
アンタレスDCとの使い分け

同じアンタレスですが、完全に“似て非なるもの”です。アンタレスDCの魅力はやはり、大口径スプールとDCブレーキの組み合わせによる、重量級ルアーの飛距離でしょう。
とくに18グラム以上のウエイトからは、飛距離・キャストフィールともに他機種の追従を許しません。
そのため、1/2オンス以上のルアーをメインに使用する際はアンタレスDCを使っています。
メタニウムMGLとの使い分け

アンタレスとメタニウムMGLの使い分け……。正直に言いましょう、好きな方を使ってください!
飛距離や巻き心地はわずかにアンタレスが優れていると感じましたが、そんなに大きな差はありません。しいて言うなら、アンタレスの方がボディはややコンパクトです。
なので、“コスパ重視であれば間違いなくメタニウムMGL、最高峰の所有感が欲しければアンタレスMGL”という選択になるでしょう。
超バーサタイルリールだ!

歴代のアンタレスシリーズとは一線を画すスペックがゆえに、賛否両論の声が聞かれますが、使ってみると高い質感を持った超バーサタイルなリールです。
初代アンタレスや12アンタレスのような尖ったフィーリングではありませんが、裏を返せば、使いどころを選びません。
歴代アンタレスユーザーの方も、まだアンタレスを使ったことがない方も、ぜひ新生アンタレスを手に取ってみてはいかがでしょうか。
シマノ アンタレス HG
この記事を書いた人

むっちん
九州熊本県在住のむっちんです! 毎日ウキウキしながらフィールドへ足を運びバス釣りしています。フィールドへ足を運ぶからこそ、感じること・学べることがあると思っています。
僕なりにバスフィッシングの楽しさ、魅力、素晴らしさをお伝えできればと思っています。モットーは『明日はもっと釣れる』。



