持ち帰りNG!魚種毎のリリース推奨サイズ一覧
釣りをしていると「その魚は小さいから持って帰ってはダメ!」と言われる事があります。それは一体どうしてなのでしょうか?ここではサイズ毎にリリースが推奨される意味と、魚種毎のリリースサイズの目易についてまとめました。
どうしてリリースが必要なの?
魚種によっては、成長が遅く、繁殖力の低い魚がいます。例えば根魚は成長が遅い上に泳ぐのが得意でなく、回遊はほとんどしないで一定の場所に居着く性質があります。魚はどこからともなく供給される訳ではないので、魚を持ち帰れば、その分魚影が薄くなってしまうのです。
また、幼魚は成長して産卵をし、魚を増やす役割を担っています。幼魚を持って帰ってしまうことは、海から魚が一匹減るだけでなく、たくさんの卵が孵化する機会を奪ってしまうのと同じことになります。持ち帰らず、ターゲットにふさわしいサイズに成長することを願いましょう。産卵中の魚も同じ理由でリリースします。
「自分だけならいいだろう」が釣り場を枯れさせる
先にご説明した通り、水産資源は有限です。仮に「自分だけなら良いだろう」と考える釣り人が100人いて、各10匹ずつ魚を持ち帰れば、合計1000匹となり、幾ら豊かな海だとしても、あっという間に釣り場を枯れさせてしまう事でしょう。
マナーでなく「規定」として定められている海域も
リリースの基準はほとんどが釣り人の判断とモラルにゆだねられているのが現状です。ですが一部の地方自治体では魚種ごとのリリースサイズが決められているところがあります。その釣り場で末永く釣りを楽しめるように、釣り場ではローカルなルールを確認し遵守しましょう。