リリースをするなら注意したい事
陸上で空気に触れている時間が長い魚、長時間ファイトした魚はせっかくリリースしても死んでしまう可能性が高くなります。リリースサイズの魚がかかったら、出来るだけ触らないように、速攻で水に返す事を心がけることで、リリースの意義が高まります。
こんな魚はリリースしてはいけない
法令や条例でリリースが禁止されている魚は勿論ですが、リリースが許可されている魚でも注意が必要です。
エラから出血している魚
魚が生きていく上で、もっとも大切な器官は「エラ」。エラにハリが刺さって出血したり、長いやりとりでエラが裏返ってしまった個体は、リリース直後に泳ぐことができても、しばらくして命を落としてしまう可能性がほとんどです。魚をリリースをするときは、とにかくエラを傷つけないように注意が必要です。
元々体の弱い魚
キス、タチウオなどは肌が非常に弱く釣り人の手が触れただけでも、肌を覆っている保護膜が剥がれ落ち、そこから※細菌が感染し死んでしまうケースが殆どです。
これからもずっと釣りを楽しむための「リリース」
リリースする・しないは釣り人の間でも議論が分かれる話題。ですが1人でも多くのアングラーがリリースについて正確な知識を持ち、小さな個体を無事に返すことが、変わらずに釣りを楽しめる環境を守ることにつながります。趣味で釣りを楽しんでいる人も水産資源の保全に関心を持って積極的にアクションしていきましょう。