マサウオについて
マサウオは村上晴彦氏がプロデュースする一誠から販売されているスイムベイト。全長140ミリ、自重30グラムというやや大きめのシルエット。強力な波動が特徴的なルアーとなっており、大きめのテールが生み出すバイブレーションアクションでデカバスにも強烈なアピールが可能です。
開発者でもある村上氏は2年以上の期間をマサウオのテストに費やしており、そのこだわりが感じられるアクションと機能が詰め込まれています。今回はそんなマサウオについて詳しく見ていきます。
激しいバイブレーションと安定感のあるスイミングを両立
マサウオの最大の特徴はテールの激しいバイブレーションアクションを受けてボディがバランスよく泳ぐスイミング姿勢。100ミリを超える大型のスイムベイトでありながら、スローから高速巻きまで使い方を問わず安定感のある泳ぎを発揮します。
柔らかいのに壊れにくい独自構造
マサウオはベイトフィッシュと見間違えてしまうほどの柔軟なボディ形状でありながら、抜群の耐久力も兼ね備えています。これはボディにコイルを内蔵した独自の構造によるもので、デカバスのバイトであっても簡単に壊れにくいボディを実現しています。
マサウオのラインナップ
マサウオはノーマルモデルと、水面直下を引いてくることができるUSD(アップサイドダウンテール)モデルの2つのバリエーションがあります。ここではそんなマサウオの2種類のラインナップについて詳しくみていきます。それぞれの特徴をしっかりと理解することで自分の使用する用途やフィールドにあった最適なモデルを選びましょう。
マサウオ
マサウオのノーマルモデル。激しいボディアクションと安定した泳ぎはもちろん、スイベルやフックなどパーツをボディに隠すことでベイトフィッシュを意識した完璧なアクションを実現しています。早巻きも得意なルアーですが、河川などでのスローリトリーブがもっとも効果的な使い方の一つです。
マサウオ USD(アップサイドダウンテール)
マサウオのUSDモデル。テールがノーマルモデルとは逆方向にセットされ、水面直下をスローに引くための独自設計になっています、ボディの上部に水が入ることでフローティングからスローシンキングまでの使い分けが可能です。全長155ミリ、自重は44グラムとノーマルモデルに比べてやや大きめのシルエットも特徴です。
マサウオの使い方
マサウオはロッドワークを使わないただ巻きが主な使い方とされています。しかしそれぞれのモデルに適したリトリーブスピードで引いてくることで、よりマサウオの特徴を活かし釣果につなげることが可能です。ここではそんなマサウオの使い方として2種類のアクションを紹介します。はじめてマサウオを購入する方はぜひ参考にしてくださいね。
ノーマルリトリーブ
もっとも基本的な使い方の一つ。ノーマルモデルはもちろんUSDモデルでも使えるためマサウオを使う際はまず最初に実践したいアクションです。絶妙な引き抵抗を感じながら引いてくることができるため、投げて巻くだけのシンプルなアクションでもバスに対してしっかりとアプローチできます。
デッドスローリトリーブ
マサウオを特徴を最大限に活かせるテクニック。開発者の村上氏はマサウオをリトリーブする際にラインのテンションを張るか緩めるかの絶妙なスピードで巻くことを推奨しています。またUSDモデルの場合水面に浮かすことも可能であるため、水面直下でのステイとデッドスローを組み合わせた使い方もおすすめです。
マサウオに適したタックル
マサウオは30グラムを超える重量があるルアーであるため、使用するタックルは1オンスクラスを快適に扱えるベイトタックルが必須。使い方は巻きが中心となるため、巻き感度の良いリールを用意することも大切です。ここではバス用タックルの人気を分かつダイワとシマノのラインナップの中からマサウオに適したタックルを紹介します。
ロッド
1オンスのスイムベイトを快適に扱えるHクラスのベイトロッドがおすすめ。巻きが中心になるためレングスは7フィート前後の定番のモデルが人気です。スイムベイトにはじめてチャレンジする方は比較的低予算で購入できるバスロッドでも問題なく扱うことが可能です。
上位モデルにも負けないスペックを備えたハイコストパフォーマンスバスロッド。42グラムまでのルアーに対応するためマサウオにもおすすめ!
シマノ ゾディアス 172H
自重:127g
継数:2本
仕舞寸法:186cm
ルアー重量:14-42g
マサウオの引き抵抗にも負けない強いティップが魅力のパワーモデル。ダイワを代表するバスロッドのスタンダードモデル!
ダイワ クロノス 721HB
自重:136g
継数:1本
仕舞寸法:188cm
ルアー重量:11-28g
リール
マサウオはリトリーブの釣りが中心となる巻物系ルアー。そのため扱う際は巻き感度の高いベイトリールが定番です。またスローリトリーブをメインで使うアングラーにはノーマルギアのモデルをおすすめします。近年はハイスペックな巻物系リールが多数販売されていますが、汎用性の高いスタンダードモデルでもマサウオを扱うことは可能です。
快適な巻き心地を実現するマイクロモジュールギア搭載。シマノバス用ベイトリールのスタンダードモデルです。ゾディアスを組み合わせたセッティングもおすすめです。
シマノ クロナークMGL
自重:185g
最大ドラグ力:5.0kg
巻取り長さ:66cm
フルモデルチェンジしたダイワを代表する巻物リール。剛性のある巻き感はウエイトのあるスイムベイトにも最適でマサウオにもぴったりのリールです。
ダイワ リョウガ 1016H
自重:255g
最大ドラグ力:6kg
巻取り長さ:67cm
マサウオは投げてスローに巻くだけで釣れるスイムベイト!
マサウオは村上晴彦氏のこだわりが詰まったスイムベイト。テールのバイブレーションアクションが生み出す絶妙な泳ぎは、多くのフィールドのバスを虜にすること間違いなしです。1オンスクラスのルアーを扱えるベイトタックルであれば誰も快適に扱えるため、スイムベイトの初心者にもおすすめのルアーです