サルベージとは?
サルベージはシマノより販売をされているバイブレーションプラグ。エクスセンスブランドを代表する名作ルアーで、今もなお多くのファンを惹きつける人気ルアーです。
発売から長い年月が過ぎ、歴史のつまったサルベージ。しかし、愛され続けるルアーに年齢は関係ありません。名作と言わしめる由縁は、一体どこに隠されているのでしょうか?
名作である由縁
サルベージは良い意味で一般的なバイブレーション。ただ巻きでは小気味よいタイトアクションでバイブレーションし、背中のフィンでスイム姿勢も安定。巻くだけでも十分なアピールが期待できるため、シーバス初心者にもおすすめなルアーです。
1,000円前後で販売されていることも多く、コストパフォーマンスに優れている事も人気の秘密。名作である由縁は、扱いやすさと入手のしやすさが合った結果といえるでしょう。
シリーズラインナップ
サルベージには3サイズがラインナップ。モデル別に明確な開発意図が有り、使い分ける事によって効率的に魚へ近づくことが可能。ここではシリーズ展開の詳細を説明していきます。
サルベージ60ES
サルベージの最小サイズ。60ミリ/12グラムと小型ですが、公式スペックは55メートルと脅威の飛距離といえるでしょう。ベイトサイズが小さい時に爆発力が期待できるモデルです。
サルベージ70S
サルベージの標準サイズ。70ミリ/16グラムで公式飛距離は75メートルのぶっ飛び性能です。遠投性優れているので、広範囲を探るパイロットルアーとして使用がおすすめです。
サルベージ70ES
70ミリ/20グラムのヘビーウェイトモデル。70ESの方が重いのに、70Sの方が飛距離があるのはなぜ? と思われる方も多いことでしょう。2つのモデルにはウエイト配置の違いに秘密があり、70ESは重心がセンター寄りの配置。これが空気抵抗となり、腹側から飛ぶことで飛距離が低下してしまいます。
しかし、ウエイトの恩恵が出るのはスイム姿勢。後方に重心があることにより、水平に近いフォームで泳ぐ強みを持ち合わせています。
サルベージ85S
サルベージの最大サイズで。公式飛距離は62メートル、沈降速度は122センチ/秒とやや早めです。85Sはアクションするルアー姿勢が垂直に近く、バイブレーションによるアピール性が高く設定されています。水が濁っている時など高アピールでアクションさせたい時に有効です。
サルベージ85ES
公式飛距離は87メートルとシリーズ最長。沈降速度も160センチ/秒と早く、遠距離戦のパイロットルアーとしても使用可能。メタルジグでしか届かないようなポイントにも打ち込む事が出来き、メタルジグ以外の一手として重宝することでしょう。
名作が進化!サルベージソリッドモデル
サルベージの「深化」機種。かつてラインナップされていたメタルバイブであるTGサルベージが廃盤となり、後継するように発売されソリッドモデル。自重が重いため、遠投が必要でなおかつディープレンジ攻略に向いているモデルといえるでしょう。
通常モデルとの違い
樹脂であることのメリット
通常モデルとの使い分けは?
サルベージソリッドはディープエリアに特化した深化機種。足場の高い堤防・沖堤防・地磯などでの使用がおすすめです。高速で巻いても崩れにくいバランス設計は、デイゲームの先発にも使ってみたいルアーですね。
ソリッドモデルのラインナップ
ソリッドモデルは通常モデルと同じく、3サイズのラインナップ。河川などでも使用のしやすい60モデルと、ディープ特化の70・85モデルに分かれます。ポイントに合わせて使い分けてみましょう。
テクトロにも最適なマイクロモデル
ひとつは持っておきたいスタンダードモデル
超ディープエリア攻略の秘密兵器
サルベージの使い方
リフトアンドフォール
サルベージはレンジをキープしてのただ巻きが基本。反応が無い時はリフト&フォールも有効です。ロッドをジャークし、持ち上げた分だけ落とし込むことでルアーが降下して魚へアピール。ただ巻きの途中に組み合わせてあげるとリアクションバイトに持ち込める場合もありますよ。
ドリフト
バイブレーションは巻きの使用がほとんどですが、魚がボトムを意識していたり産卵後のアフター時はボトムドリフトも有効。暗明の境目やストラクチャー周りに流しながら使用をしてみましょう。
所有率の高いサルベージ 様々な状況で活躍するオールラウンダー
サルベージはシマノを代表する名作ルアー。アクション、飛距離、そしてシリーズ展開やコスパにも優れた、総合力の高いルアーに仕上がっています。またシーバス以外にも飛距離を活かして青物やタチウオ、チヌ、ヒラメにも効果が高く、シーバスアングラー以外でも認知度が高いルアー。汎用性の高さはバイブレーションとは思えないほど。1つはタックルボックスに入れておきたいルアーですね。