タイラバシーンでイカしてる“あのパターン”を解剖

今タイラバシーンで話題の『イカパターン』を解説。マダイは雑食性ですが、実は『イカ』が大好物なんだそうです。パターンが成立しやすい条件や、有効なタイラバなどについてチェックしてみましょう。
タイに食べられているイカはどんな種類?
地域や季節により異なるものの、大きく分けて以下、3種類のイカを捕食しているといいます。フィールド近辺イカの漁獲情報などがあれば、成立する可能性を秘めています。
ケンサキイカ

日本各地に生息しているイカ。アカイカ、シロイカ、マルイカと地方によって名称が変わる。春から秋にかけて接岸し、産卵を行います。近海で見られるイカで最もポピュラーな種類がこちらです。
スルメイカ

日本古来から最も食べられてきた種類のイカです。個体の大きさに特徴があり、メスが大きくオスが小さいことも知られています。
また、スルメイカの適水温は幅が広く5~27℃。産卵は主に秋、冬、夏。春先は接岸するのみ。冬の漁獲高でイカパターンの図る指標になるイカです。
ヤリイカ

日本各地に生息していて、地方によって名称が変わるイカです。適水温がスルメイカほど広くなく、特に真冬の最低水温は苦手です。産卵期は早春から。接岸して産卵後に浜に打ち上げられることもあります。
イカパターンの見分け方
とてもシンプルな見分け方ですが、釣ったタイがイカの残骸を吐き出したりすればその可能性はとても高いと言えるでしょう。
また、腕のいい船長であれば、魚探の映像からタイが追いかけているベイトが、『イカであるかどうか』を判断してくれることもあります。
イカパターンには特別なアクションは必要?
イカパターンと言っても、特別なアクションなどは必要とぜず、当日の“最適な巻き速度”を見極めていく点は、通常のタイラバゲームと変わりありません。
しかし、ミミイカなどを偏食している時は、デットスローな巻き速度にしか反応しないこともあります。
イカパターンにおけるタイラバ選び
イカを意識したカラー選び
イカに似せた、クリアや白っぽい色をベースとしたカラーをセレクトするのがいいでしょう。また、定番ではありますが、オレンジやレッドもベイトに左右されず強い反応を得られることもあるため、常備しておきたい色です。
イカパターンに有効なタイラバ①:ジャッカル スルメデス

80mmサイズで100gを超えるビッグベイトです。タイラバには大きいのでは?と思いがちですが、近海に生息するイカの大きさに比べたら小さいくらいです。
まさにイカを偏食しているような鯛に効果的なタイラバで、そのシルエットとインパクトで大型の鯛にアピールします。
イカパターンに有効なタイラバ②:ヤマシタ 鯛歌舞楽 波動ベイト

永遠の定番、タコベイトの進化系がこちらです。イカパターンを試すならこのタイラバもスタンダードアイテムといえるでしょう。
また、どこの量販店にも売られているため入手しやすく、価格も安価なのが嬉しい所。タイラバを初めて扱うアングラーにもおすすめです。
イカパターンを熟知してタイに挑もう!
タイラバのイカパターンをマスターすれば、雑食性のタイを攻略する上で有効な手駒の一つとなるでしょう。タイといえば『エビで釣る』と昔から言われていますが、近年ではルアーで釣ることも定番となりつつありますね。
あなたもぜひ、イカパターンを習得してタイに挑んでみてください。
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