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ルアーで釣れたマゴチ

「マゴチの仕掛け」エサやルアーで釣るマゴチの狙い方とは

マゴチの仕掛けは船では活きエサ、サーフからはワームやルアーで狙うなど複数パターン存在します。高級魚のマゴチは釣って楽しく、食べて美味しいこともありエサ釣り、ルアー問わず人気ターゲットのひとつです。今回は船・堤防・サーフと釣り場ごとに、異なる嗜好で楽しむためのマゴチ仕掛けと狙い方を解説します。

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目次

アイキャッチ画像出典:釣り具のポイント

マゴチの仕掛けについて

テンヤで釣れたマゴチ

マゴチはフラットフィッシュとも呼ばれ、その容姿と希少性の高さから、ソルトアングラーに人気のターゲット。餌の仕掛けやルアーでも狙える魚で、船だけでなく堤防、サーフなどオカッパリからも釣ることができます。昨今ではソルトブームも高まり、専門に狙う釣り船などマゴチ狙いに特化したゲームが展開されています。

マゴチの特徴とシーズン

砂底に潜むマゴチ

出典:PIXTA

マゴチは、海底に潜むエビや小魚などを捕食するどう猛なフィッシュイーター。外洋に面するサーフや汽水域、内湾といった河口エリアでも狙うことができます。釣れるシーズンは、シロギスが接岸する5月~10月が一般的で、その中でも6月~7月、9月~10月がベストシーズン。ヒラメが居付くポイントなら、釣れる可能性が高い魚です。

マゴチの詳しい生態はこちら!

マゴチのエサ釣り仕掛けと狙い方

マゴチ狙いの遊漁船

マゴチは主に船からサイマキなどの生き餌で狙うことが多いですが、最近ではテンヤやワームなどで狙うスタイルも開拓されつつあります。フィッシュイーターの彼らは、小魚を貪欲に追うことからアングラーの間では、ゲームフィッシュとしても人気の魚。ここでは船から餌で狙うマゴチ仕掛けと狙い方をご紹介します。

船の仕掛け

船からマゴチを釣る仕掛け

マゴチの乗合船は、早いところで春先からスタートします。サイマキやサルエビなどの活餌を主体に、2~3メートル前後のメバルやキス竿を使い、水深15~20メートル付近の砂泥底の海底を探っていきます。専用のロッドがある場合はそれを用い、トルクのあるリールにPEラインを装着、シロギス用の片テンビンなどをセットして魚を誘います。

【竿】
タックルには、置き竿と手持ち竿の2種類のスタイルがあり、置き竿であれば2.4~3メートル前後の専用竿かメバリング竿を使い、手持ちスタイルならば扱いやすい1.8メートル程度の長さで、7対3調子のマゴチ専用竿を準備します。置き竿スタイルでは、しっかりとフッキングできる胴調子のものを、手持ちではゲームロッドなどでも流用可能です。

感度・操作性に優れた最適バランス設計

わずかなアタリも逃さない究極のマゴチロッド

マゴチの硬いアゴを貫く優れたバットパワー

【リール】
海底付近で仕掛けを操作しアタリを探る釣りのため、小型の両軸リールが断然有利。道糸はPEライン1~2号が100メートル巻けるものを用意し、大物も取り逃さないドラグ性能の高いものがおすすめです。初心者の方は、2500番~3000番位のスピニングリールで、ナイロンライン5~6号を巻けるものを準備してもよいでしょう。

細糸PEラインに最適、船用小型両軸リール

アブガルシア RED MAX船 (レッドマックス船)

ギア比:7.1:1 最大ドラグ力:6.8kg 自重:229g          巻取り長さ:78cm PEライン糸巻量(号-m):1-200

船釣り入門者におすすめの小型ベイトモデル

ダイワ リザルト 150

ギア比:6.3 最大ドラグ力:4kg 自重:250g          巻取り長さ:71cm ナイロンライン糸巻量(号-m):3-160/4-120

マゴチ・ヒラメにも力負けしないパワードラグ

シマノ ゲンプウXT 200PG

ギア比:5.5 最大ドラグ力:5kg 自重:205g          巻取り長さ:59cm PEライン糸巻量(号-m):1.5-260/2-200/3-130

【仕掛け】
メインラインの先には鋳込み天ビン・三日月天ビン、またはシロギス用片天ビンの10〜20号を使用します。その先にはフロロの4〜6号を1.5メートル程度結びます。ハリはサイマキ(活きエビ)の場合は、スズキ・マゴチ針の16〜18号を、メゴチやハゼの場合は、カイズの14号・ヒラメの16号などを使用。一般的には活き餌を安定させるために、ハリの軸にヒューズ(糸状のオモリ)を巻いておきます。

繊細なアタリも逃さない鬼フック

糸オモリがエビ餌を安定させる!

マゴチ釣りのポイント「餌つけ」

マゴチエサ付け

活き餌で狙うマゴチ釣りは、手早い餌つけがとても重要なポイント。活きのいい餌こそがマゴチの捕食本能を刺激し、食わせにつながります。付け方にはちょっとしたコツと慣れが必要ですが、慣れてしまえば簡単なサイマキエビ・ハゼの基本的な餌のつけ方をご紹介します。初めての場合は船長に教えてもらいましょう。

エビの場合
エビの頭のケンをおり、口先からハリを入れ、ケンに向かい針先をだします。このときハリがエビの脳みそに刺さると、エビが死んでしまいますので注意してください。エビが体を伸ばし、足やヒレを元気に動かしていれば餌つけ成功です。ダラリとしていたら活餌の効果がありませんので新しいエサに交換しましょう。

メゴチやハゼの場合
餌がメゴチやハゼの場合は、体の中心線から外れないように針先を口の中に入れ、上顎へと抜くように針を刺します。メゴチの場合はエラが尖っていて、指先に刺さるなど危険を伴います。また両エサとも体の表面にヌメリがあるので、手袋を着用すると安全かつ手が汚れません。

マゴチの釣り方ポイント

船上の様子

船がポイントに着いたら餌を落とし込み、最初に底をとります。ハリス分1.5メートル程度のメインラインを巻き取り、餌が海底ギリギリを泳ぐイメージで、竿を並行程度にして待ちます。ポイントは海底の起伏にあわせてタナをとっていくことです。

竿の位置ですがエビは底より少し高め、メゴチ・ハゼは低めで待つのがよいようです。前アタリがあったら少し竿を送り込み、重みのある引き込みに変わったときにアワせていきます。マゴチの口は固いので、針を貫通させるイメージでしっかりとしたアワセが必要になります。

注意!
マゴチはメゴチ同様、エラ付近にトゲがありますので、素手ではつかまず、フィッシュグリップでつかむのが安全です。

交互の歯並びでガッチリホールド!

マゴチのルアー仕掛けと狙い方

マゴチはヒラメと同じようにサーフや堤防などでルアーで狙うことができます。フラットフィッシュと呼ばれるように体が扁平で、基本的にサーフでのイメージが強い魚ですが、堤防や漁港、汽水域、特に湾奥ではヒラメよりも実績が高く、夏場には水深10メートル以下の浅場でも数多く上がっています。ここではビギナーの方のために、ルアーでの仕掛けをご紹介します。

マゴチのルアーの仕掛け

サーフでの釣りをメインにする場合、9~10フィート程度のルアーロッドに2500番~3500番程度のスピニングリールが使いやすくおすすめ。メインラインはPE0.6~1号、ショックリーダーにフロロ又はナイロンラインの2~3号を組み合わせます。ルアーは基本、ヒラメ狙いと同様にバイブレーションや底を取れるジグヘッドリグのワーム仕掛けが有効です。

ワームで狙う場合のポイント

マゴチ狙いのビギナーには、手軽なワームとジグヘッドをメインにつかった釣り方がおすすめ。キャスト後、底をとってからボトム付近をスローリトリーブやリフト&フォールで狙います。ヒラメやシーバスのように表層付近まではエサを追わないので、とにかくボトムから1メートル以内をキープして探れるかが釣果に直結します。

テールの波動とローリングがマゴチを刺激!

水平姿勢を維持したまま静かにアプローチ

ハイアピールブレードジグ「チャラブレード」

ジャッカルからロックフィッシュやフラットフィッシュ狙いで開発されたハイアピールブレードジグです。基本は底をとった後、リフト&フォールで使えるので、船から幅広く狙うときにぜひ使ってみたいアイテムです。ソルトでの流れの速い釣りに適したヘッドサイズとアピール力が、ボトム付近のマゴチの捕食本能を刺激します。

極めて効果の高い海釣り専用ブレードジグ!

チャラブレードとの組み合わせにベストマッチ

マゴチ狙いの定番グラブワーム

岸から狙うマゴチの詳しい解説はこちら!

マゴチ釣りにおすすめの船宿

船からライトゲームを楽しむ様子

東京湾からはマゴチ狙いで多くの遊漁船が出船しています。風が強い日や大荒れを除けば、気軽に船釣りが楽しめ、1日マゴチ釣りが堪能できます。タックルの貸し出しやサイマキエビといったエサも現地で調達でき、手ぶらでの釣行が可能な船宿も多数。おすすめの船宿をご紹介しますので、初のマゴチングにチャレンジしてみてください。

神奈川県「鴨下丸 (かもしたまる)」
神奈川県横浜市にある船宿。マダイやLTアジ、スミイカやメバル、アナゴなど四季を通じて狙える魚も豊富で、料金もとてもリーズナブル。マゴチ狙いでは午前便と午後便に分かれていて、時間の限られた方でも気軽に船釣りが楽しめます。ルアーマンには嬉しい専門の遊漁船も出ており、半日6500円と破格の値段。シーバスやマゴチ狙いに最適な船宿です。

東京都「深川 吉野屋(ふかがわ よしのや)」
東京江東区にある「深川吉野屋」は、関東近郊のソルトアングラーが集まる言わずと知れた有名船宿。マアジや太刀魚、ジギング、五目船など様々な遊漁船が出ており、マゴチ専門に1日かけて東京湾のポイントを廻ることが可能。もちろん貸し竿も用意されており、大型船がご家族での釣行をこころよく出迎えてくれます。

千葉県「吉久(よしきゅう)」
東京メトロ・東西線「浦安駅」から徒歩約5分と抜群のアクセスの良さが人気の船宿「 吉久」。人気の秘密は、ヤリイカ・マルイカ・アオリイカなど多くのイカを狙えることと、五目釣りを筆頭に夜のアナゴ狙いなど、東京湾の風物詩をじっくりと味わえること。料金も1万円前後でリーズナブルな数釣りが楽しるアットホームな老舗船宿です。

マゴチは手軽に狙える高級魚

汽水域や港湾、堤防やサーフなど、手軽に狙えるのが魅力のマゴチング。昨今では、ルアーフィッシングの対象魚として多くのソルトアングラーに人気の魚です。その容姿からは、想像を絶するほどのクセのない淡白な白身は、ヒラメを超えると称されるほどの味わい。お近くのフィールドで、高級魚のマゴチを狙ってみてはいかがでしょう。