イガイの付け方・取り方は?チヌ釣りの定番エサ「イガイ」のまとめ

2019/04/24 更新

イガイはチヌの落とし込み釣りに使われる貝エサ。針への付け方が多数あり、その使い分けで釣果も変わってくるとか。イガイの針への付け方と、おすすめのイガイ取り器までをまとめてみました。


アイキャッチ画像出典:PIXTA

イガイについて

イガイ 出典:PIXTA
「イガイ(貽貝)」は、北海道から九州の岩礁帯などの潮間帯に生息している二枚貝。地域によっては食用にもされている食味の優れた貝です。外観はやや細長く、大きいものでは15センチに達することがあり、ヨーロッパ原産のムール貝にも似ています。

真黒な貝殻を持ちカラス貝と呼ばれることもあるイガイは、足糸(そくし)と呼ばれるものを多数の伸ばし岩やテトラポッドなどに体を固定して生活しています。食用以外では釣りのエサとしても用いられており、むき身などは釣り具店で購入することも可能です。以下では釣りエサとしてのイガイについてご紹介いたします。

イガイは落とし込み釣りの定番エサ

落とし込み釣り イガイは、釣りエサとして用いることがあります。特にチヌ(黒鯛)はイガイが大好物の一つであり、春から夏のチヌはイガイが腹の中にたくさん入っていることもあります。そのため、堤防などから行うチヌの「落とし込み釣り」では、イガイは定番エサの一つとなっています。エサ取りに強く初心者の方にも使いやすいエサと言えるでしょう。

イガイの付け方

イガイ イガイを釣りのエサとして使う場合、2~4センチ前後の大きさのものを選び、針は伊勢尼やチヌ針、グレ針など使用します。針への付け方は多くの方法があり、ただ針へ付ければ良いというものではなく、針への付け方一つでエサの沈下速度や姿勢、針掛かりの良さや、エサ持ちの良さが変わるため、魚の活性や釣りをするフィールドによって使い分けができるようになることが釣果アップのキモとなります。以下では、イガイの針付けの種類と特徴についてご紹介いたします。

蝶番部分へのちょん掛け

イガイの付け方
制作:TSURI HACK編集部
蝶番部分へのちょん掛けは手返しも良くエサ持ちも良いため、初心者の方などにもやりやすい方法です。ただし、針先が大きく出ているため、テトラポッドや岸壁の際に落とし混む際や、底がしっかりと取れていないと根がかりを頻発してしまうこともあります。針掛かりは良いためアタリがあって乗らない時などにも有効です。

蝶番部分から貝の短い辺への通し刺し

イガイの付け方
制作:TSURI HACK編集部
蝶番部分を跨ぐように付けるためエサ持ちが良く、針の出し方次第では根がかりなどもある程度低減させることができる付け方です。錘の位置を気をつけないと沈下姿勢が不安定になるため、なるべく貝に近い場所へ錘を付けるようにします。

蝶番部分から貝の長い辺への通し刺し

イガイの付け方
制作:TSURI HACK編集部
アワセた時に貝が外れやすいため非常に針掛かりの良い付け方です。アワセで針が貝から容易に外れてくれるため針先を隠しておくことができ、根掛かりを低減させることもできます。ただし、チヌのアタリを明確に捉えていないと合わせを入れる度にエサをつけ替えなければならない事もあります。

貝の口へのちょん掛け

イガイの付け方
制作:TSURI HACK編集部
数ある掛け方の中でも最も針掛かりがよく、沈下する際の姿勢も安定しやすい付け方です。反面非常に針から外れやすいため、軽いアワセを入れた場合でもエサの付け替えなどをしなければならなくなることもあり、手返しが悪くなることもあるつけ方です。

繊維掛け

イガイの付け方
制作:TSURI HACK編集部
イガイから多数伸びている足糸に引っ掛けるように針を掛ける方法です。針を掛けた後、貝をねじるようにすることで外れにくくなります。エサ付けがし易く、沈下時は自然に揺れながらゆっくりと落ちるため比較的アタリは多く出ますが、ミスバイトも多く、ノリの悪い掛け方になります。

ダンゴ掛け

イガイの付け方
制作:TSURI HACK編集部
足糸でくっついているイガイを複数付ける方法です。繊維掛けの要領で足糸に針を刺すようにします。小さなイガイでも使うことができ、複数掛けるためアピールに優れており、大物狙いにも適している付け方ですが、繊維掛けと同じくノリが悪く、効率は悪くなります。

スライダー用の掛け方

イガイの付け方
制作:TSURI HACK編集部
イガイの沈下方向をコントロールすることで、堤防の下にあるオーバーハングを攻めたり、岸際をコツコツと叩きながら仕掛けを落とすことを狙うスライダー釣法では、糸オモリを巻き付けた針を蝶番部分から貝の長い辺へ通し刺してオモリを貝の内部に仕舞います。オモリを埋め込むように付けるため、エサの付けには若干コツが必要になります。

イガイを採取するには?

イガイの居場所
出典:PIXTA
イガイは、釣り具店などでも売っていることがありますが、イガイが多く生息する場所を知っておけば、釣りの現場で採取することもできます。現場で採取したものであれば鮮度も良く、何よりエサ代がかからないため、釣れたときの満足感が違います。

ただし自然のものであるため、採取する量は必要な分だけになるように注意し、末永く環境を維持できるように心がけることも大切です。以下では、イガイがとれる場所の特徴などについてご紹介いたします。

イガイは岸壁やテトラをチェック

イガイの居場所
出典:PIXTA
イガイは岩やテトラポッド、堤防の岸壁などに体を固定して生活しています。潮の下げ5分くらいの状態で水が引いているような深さの場所から底までの範囲で群生していることがあるため、採取する場合は、これらの場所で干潮時に様子を良く見ておくと良いでしょう。

特に日当たりのいい場所は要チェック!テトラポッドなどは滑りやすい場所になるため足元には十分注意しましょう。

イガイが付いている場所はチヌもいる!?

チヌ 盛期のチヌはイガイを求めて岸際に多く寄って来ています。そのため、イガイが豊富にとれる場所は、チヌの落とし込み釣りの好ポイントである可能性が非常に高いといえます。落とし込みに向いているポイントを探す時には、まずイガイがあるかどうか?を指標にすると良いでしょう。

おすすめのイガイ取り器4選

岩などに固着しているイガイは、手で獲ることも可能ではありますが、波打ち際で獲ることになり危険でもあるためおすすめはできません。いくつかの釣り具メーカーからは、イガイを採取するための専用道具が販売されており、採取をするなら専用器具の使用がおすすめ。

手で取るより安全かつ効率的に必要な量を集めることができるため、釣りの時間を圧迫することもありません。以下に、イガイ獲りりのおすすめの専用道具をいくつかご紹介いたします。
平打ちされた剛性の高いステンレスの爪がイガイをしっかり剥がします。
ITEM
ベルモント イガイ取り器 MR055
サイズ:140×75mm

先端部の爪を平打ちしてあるので、採取物を傷めず引っ掻きやすいです。


丈夫で目の細かいメッシュがイガイを落とすこと無くキャッチします。
ITEM
昌栄 イガイ取り 中
サイズ:140×80mm

しっかりとした間口の大きいフレームで大量のイガイもこぼさず取れます。
ITEM
ヤマワ産業 パワフル・イガイ取り
サイズ:130×110

しっかり掻いたイガイをネットで受け止め、丈夫なフレームで曲がることも有りませんでした。


可搬性に優れた折りたたみ式。しっかりとイガイをキャッチできます。
ITEM
スタジオクラブ ポケットイ貝取り
サイズ:90mm

コンパクトで持ち運びに凄く便利です。
必要な量だけ採取でき
とても便利で重宝しています。


イガイを使って釣ってみよう!

イガイ
出典:PIXTA
チヌの落とし込み釣りの特効エサであり、気軽に調達できるイガイは、堤防釣りなどでの他の釣りにおいても使用できる万能餌でもあります。むき身にして使うことでカサゴやアイナメなどの根魚や、カワハギなども釣れるため、他のエサで食いが悪い時などに試してみるのも良いでしょう。機会があれば是非一度試してみてはいかがでしょうか?

イガイ
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