私が溺愛するルアー「issei(一誠)のキャラメルシャッド」
「ハイピッチ&パワーウォブリングベイト」と謳われている、issei(一誠)のキャラメルシャッド。
シャッドテールワームはたくさんありますが、私にとって、その存在は唯一無二。なぜ溺れるほど愛しているのかと聞かれれば、答えは単純「釣れるから」。
この記事では、私が愛してやまない5inをメインに、“釣れる理由”を詳しく解説します!
SPEC
サイズ | 入り数 | 全長 | 自重 | 推奨フックサイズ | 価格 |
3.5in | 8 | 約8.5cm | 約6g | マルチオフセット#1~2/0 | ¥900(税別) |
4in | 6 | 約10.2cm | 約12g | マルチオフセット#1/0~4/0 | ¥930(税別) |
5in | 5 | 約12.3cm | 約18g | マルチオフセット#6/0 | ¥960(税別) |
なぜキャラメル?格子型のボディラインの秘密
キャラメルシャッドという名前の由来は、格子状のボディがキャラメルのお菓子の凹凸に似ていたから。ブロック状のリブになっていることで、乱水流が発生。その上、つるつるしていないため乱反射し、ボディラインをぼかすことができると言われています。
5inのキャラメルシャッドは、単体で18g。重量がしっかりとあり、飛行姿勢も崩しにくいため、飛距離を稼ぐことが可能になっています。
ハイピッチ&パワーウォブリングを生み出すテール
キャラメルシャッドの最大の特徴は、間違いなくテール部分です。一見小さく見えるテールですが、反り返る形状をしているため、水を掴む力は抜群。
また、テールの付け根がギリギリまで太く設定されているため、テールの動き(力)をボディ前方まで伝え、強力なウォブリングアクションを生み出しています。
他社のシャッドテールワームとは一味違う「引き重り」
……と、ここまでは公式サイトや動画を見れば解説されていることですが、私が声を大にして言いたいのは、「引き重りがめちゃくちゃある」こと。テールが水を噛む、いや、噛みまくるので、他社のシャッドテールワームに比べて引き重り感が強いです。
では、引き重りがあることで何が良いかと言うと、「水の流れの向きが分かる」という点にあります。
スーッと動くルアーでは水流が分かりづらいのですが、引き重りがあるルアーは巻いたときの抵抗感の大小で流れの向きの判断が可能。巻きがいつもより重いなら流れに逆らって動いていることになり、軽ければ流れに乗って動いています。
水の流れの向きが分かれば、水中を想像するヒントになり、ベイトがどこに集まっているか、フィッシュイーターがどこで待ち構えているかを知る手助けになります。
タックルセッティングとオススメのリグ
フルフッキング上等のタックルをチョイス
5inのキャラメルシャッドには、メーカーにもよりますが、4/0から6/0のオフセットフックがマッチします。例えば私は、がまかつのWORM316であれば4/0、オーナーのマルチオフセットフックでは6/0を使用しています。
がまかつ ワーム316 4/0
OWNER マルチオフセットフック 6/0
どちらのフックにも共通して言えることは、線径が太くしっかりしていること。このフックを、バスの上あごに貫通させようと思うと、相応に強いタックルが必要になります。
安心してフッキングができるよう、MHクラスのロッドに、フロロ12lb以上のラインを使うことを推奨します。
ネイルリグにはじまり、ネイルリグに落ち着く
シャッドテールワームですので、ジグヘッドを合わせたり、ラバージグに合わせたりしても使えますが、私が使う頻度としては、ネイルリグが9割。
理由としては、根がかりしづらいから。スコーンとして使わなくても、単体で十分に魚を寄せる力があると思っています。
ネイルシンカーを入れる位置は、オフセットフックの間。キャラメルシャッドの頭から3つ目のリブからシンカーを入れています。
ネイルシンカーは、0.9g。いろいろな重さを使ってみましたが、私は水流を感じながらゆっくり巻きたい派なので、0.9gがベストでした。
あとはただただ、ゆっくり巻くだけ
さきほど巻く早さについてすこし触れましたが、私のリールを巻くスピードは「ゆっくり」。具体的に言うと、ギヤ比7のベイトリールでは、1秒につきハンドル1回転が目安。
私はバス釣りをする際、「めちゃくちゃ早い」か「めちゃくちゃ遅い」のどちらかが釣れると思っているのですが、キャラメルシャッドを使うときは、遅さを意識しています。
軽めのネイルリグを多用しているのもこれが理由。時折ボトムに軽くタッチするようなスピードで巻いてくると、ドゥンっと竿先が絞り込まれます。
キャラメルシャッドはテールが命
キャラメルシャッドを使う上で、注意すべき点があります。それは、ワームの癖。
キャラメルシャッドはブリスターケースに入っているのですが、比較的ゆとりのあるブリスターケースなので、ワームに癖が付いている場合があります。
ボディの癖はそこまで気にしなくてもいいのですが、上述の通り、テールに特徴があるワームなので、テールの癖は命取り。癖が付いていると、びっくりするぐらい泳ぎません。
パッケージから開けたら、まずはテールの確認から始めましょう。私は電子ケトルでお湯を沸かし、ボウルに入れて癖を取っています。茹ですぎると柔らかくなり、水押し感が減ってしまうのでご注意ください。
サイズラインナップとカラーバリエーション
まずは5inから使ってください
5in、3.5in、4inと登場したキャラメルシャッド。どのサイズも水を掴むテールをしていますが、まずは5inを使ってみてください。その特徴が分かりやすいと思います。30cmのバスでも5inを頬張ってくれるのでご安心を。
単色でもツートーンでもお好きなものを
キャラメルシャッドは、単色もありますし、ツートーンもあります。上下ではなく、左右のツートーンなのも特徴のひとつ。
厳密に言うと、カラーで動きが若干異なる(ラメが少ないとやわらかい)のですが、経験上どのカラーも釣れます。お好きな色を選んでみてください。
せっかくなので、ここでごく一部の人にだけ同意してもらえるのではないかというお話を。
キャラメルシャッドには、この記事の写真でも使っている「レスカ」というカラーがあったのですが、カタログ落ちをして廃盤になりました。売れなかったのだろうなというのは容易に想像できるのですが、私はこの色が一番釣れると思っていたので、とても悲しい。
気づいたときには既に手遅れで、問屋さんにもありませんでした。手持ちの残り1本がもったいなくて使えません。とてもつらいです。
issei キャラメルシャッド 5in
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