『ルアー回収機』はルアーロストを防ぐ救世主
ルアー釣りをしている最中で、誰もが避けたいトラブルがルアーの根掛かりでしょう。
高価なルアーをロストしようものなら、釣りの最中はもちろん、帰ってからも暗い気分を引きずってしまいます。
そんな時の強力な助っ人がルアー回収機。回収機さえあれば、根掛かってしまったルアーを救出できる確率が一気にアップします。
そんな、ルアーマンの救世主であるルアー回収機のタイプ別解説と、おすすめのルアー回収機をまとめて紹介します!
ルアー回収機の種類
ルアー回収機は大きく分けて3つのタイプに分けることができます。
それぞれの使い方のコツやメリット・デメリットを解説していきましょう。
ロープ型(チェーンタイプ)
- メリット
- ・トレブルフック付きルアーを高確率で回収可能
- ・遠距離かつ目視できない根掛かりに対処できる
- ・岸からでもボートからでも使える
- デメリット
- ・ややかさばる
- ・メインラインにある程度の太さが必要
- ・ラインの角度が浅いとルアーに到達しない
- ・ワームやエギには使いにくい
- ・手前に障害物があると使えない
ロープ型(チェーンタイプ)のルアー回収機は、ロープの先に付いたオモリとチェーンで、根掛かったルアーのフックやボディにチェーンを絡めてルアーを回収します。
回収時はメインラインに回収パーツを引っ掛け、水中のルアーまで送り届ける仕組み。
トレブルフックが付いたルアーを回収できる確率が高く、ロープタイプなので遠距離だったりある程度深い場所での根掛かりにも対処可能です。
一方で、ワームやエギなどの引っ掛かる部分が少ないルアーの回収には適していなかったり、メインラインの角度が浅くなってしまうと、回収パーツがルアーまで届かないこともあるので、岸釣りでは使える状況が限られることもあります。
ロープ型(フックタイプ)
- メリット
- ・チェーンを絡めにくいルアーにも使える
- ・コンパクトで持ち運びしやすい
- ・遠距離かつ目視できない根掛かりに対処できる
・岸からでもボートからでも使える - デメリット
- ・メインラインにある程度の太さが必要
- ・ラインの角度が浅いとルアーに到達しない
・手前に障害物があると使えない - ・回収時にルアーが破損する可能性がある
ロープ型(フックタイプ)のルアー回収機は、回収パーツに複数のフックなどを備えていて、スナップやラインアイに引っ掛けてルアーを回収するタイプ。
チェーンが絡まりにくいワームやエギ、ジグなどにも使えて、回収パーツが小型なので障害物に絡まってしまう事が少ないのが特徴。
チェーンタイプと同様に、メインラインの角度が浅いとルアーに到達させるのが難しいのと、ラインアイやスナップに負荷を掛けるため、回収時にルアーが破損する場合があるのがデメリットでしょう。
ロッド型(スティックタイプ)
- メリット
- ・操作性が高く力をかけやすい
- ・手前に障害物があってもルアーを直撃できる
- ・細いラインでも使える
- デメリット
- ・シャフトが届く範囲でしか使えない
- ・かさばる
ロッド型(スティックタイプ)のルアー回収機は、シャフト(棒)の先端に付いた金属製の回収パーツでルアーを引っ掛けて回収するタイプ。
操作性が良く、ロッドでこじるように力技で外す芸当もできるので、ルアーが目視できれば高確率で根掛かりから救出できるのが最大のメリット。
ラインで回収機を通す必要もないため、メインラインが細い場合でも使えるのもポイント。
一方で、対処できるのがシャフトが届く近距離のみのため、浅場かつ近距離での陸っぱりや、ボートでも浅場のみなど有効な状況が限定的で、持ち運びも大変なのがデメリットでしょう。
ロープ型(チェーンタイプ)のルアー回収機おすすめ4選
ダイワ ルアーキャッチャー
15mのロープがリールのようにセットされた、チェーンタイプのルアー回収機です。
ロープをリールのように巻き取ることができ、持ち運びもしやすくオカッパリにおすすめ。
前方に大きく張り出したアームの先にチェーンが付いているので、トレブルフックに絡まりやすくなっています。
ダイワ ルアーキャッチャー ヘビーウェイト
ルアーキャッチャーのヘビーウェイトバージョン。
120gの自重があるので、ボートや深場であってもルアーまで回収機をしっかりと到達させられます。
ボートからのプラグ回収に1つ持っておくと安心です。
テイルウォーク ルアーピックアッパー
225gの重いシンカーを採用し、深場のルアーを高確率で回収できるチェーンタイプのルアー回収機。
チェーンがフックに絡まりやすいよう、シンカー形状とチェーンの取り付け位置が工夫されています。
使わない時にはコンパクトにまとめておけるので、オカッパリアングラーにもおすすめ。
カハラジャパン たんたんたぬきのルアーリトリーバー
輪になったチェーンの間にルアーが来る構造で、トレブルフックやボディにチェーンを絡めやすくしたルアー回収機。
ラインを張った状態で、回収機をラインに沿わせルアーに到達させるだけと使い方も簡単。
付属のロープは20mと長く、ヘッドも272gあるため深場に引っ掛かったルアーでも回収できる性能があります。
ロープ型(フックタイプ)のルアー回収機おすすめ4選
アオリネット レスキューロボ
先端に付いた複数のフックで、ルアーのラインアイやスナップ、スプリットリングに引っ掛かけるタイプの回収機。
エギやワームなど、トリプルフックがなくチェーンに絡みにくいルアーも回収することができます。
回収パーツのみでロープが付属していないので、太めのPEや細いロープなどを好みで組み合わせて使いましょう。
S&Nインターナショナル ルーバウノ
数あるルアー回収機の中でもかなりコンパクトで、持ち運びにも便利な回収機。
回収パーツの先端には十字の切れ込みがあり、そこにスナップやスプリットリングを挟み込むようにしてルアーを回収する構造。
挟み込むためにはある程度勢いが必要なので、角度を付けて回収機をルアーまで届けられる足元やボートでの根掛かり回収におすすめです。
タカ産業 レスキューテポドン
アオリネットのレスキューロボと同じ構造のルアー回収機に、20mのロープが付属した製品。
しっかりと角度を付けられる釣り場であれば沖の根掛かりにも使うことができ、チェーンのように他の障害物を絡めてしまうこともありません。
ソルトゲームからバスゲームまで対応できる万能回収機です。
タカ産業 エギ回収機
タカ産業の一風変わったエギ専用ルアー回収機。
エギのシンカーに引っ掛かりやすい回収パーツ形状で、力技でカンナを曲げて回収することが可能です。
とくに、藻場や小磯などで引っ掛かったエギは高確率で回収できる、エギンガー必須の装備です。
ロッド型(スティックタイプ)のルアー回収機おすすめ6選
ベルモント 回収機MR ルアーリトリーバー JP4750
アルミ製の頑丈なシャフトを採用した、ロッド型(スティックタイプ)のルアー回収機。
先端はネジ型の回収パーツで、ラインを伝わせてルアーのフックやボディに引っ掛け、根掛かりしたルアーを回収します。
JP4750は長さが475cmあるため、ボートなどある程度深い水深でも対処できます。
ベルモント ルアーリターン245
仕舞寸法32cmとコンパクトながら2.45mまで伸び、オカッパリでも使いやすいルアー回収機。
バスフィッシングや渓流フィッシングなど、比較的短距離かつ目で見える範囲での根掛かりが多い釣りにおすすめです。
フックを引っ掛けやすい輪っか状の回収パーツで、様々なルアーに対応しています。
ダイワ シルバークリーク ルアーリトリーバー
ダイワのトラウトフィッシングブランド「シルバークリーク」から販売されている、超コンパクトなルアー回収機。
仕舞寸法は16cm、全長108cmと近距離向けではありますが、ベストやバッグに入れやすいサイズなのが最大のポイント。
蛍光イエローの回収機は流れのある渓流でも見やすく、スピーディーにルアーを回収できます。
エバーグリーン B-TRUE スライドシャフト
オカッパリ番長こと関和プロがこだわり抜いた、バスフィッシングにおすすめのルアー回収機。
回収機の形状はもちろん、シャフトの長さから操作性までオカッパリで使いやすいように設計されています。
霞水系や大江川・五三川水系での釣りがメインなら必須装備かもしれません。
ハイドアップ cblm
ランディングシャフトに付けて使える、フック形状のルアー回収パーツ。荷物を極力減らしたい陸っぱりに最適です。
ランディングシャフトで一般的な1/2インチサイズのネジで、様々なシャフトに取り付けが可能。
ルアーは惜しいが荷物が増えるのは避けたい、なんて方はこのフック一択かもしれません。
テイルウォーク ルアーキャッチバーストロング 240
ネジ型の回収機にチェーンが組み合わせ、回収率を極限まで高めたリトリーバー。
シャフト自体の耐久性に優れた設計で、絡めたルアーを強く引っ張っても破損しずらくなっています。
ロッドならではの操作性の良さと、チェーン型のメリットを備えた回収機の決定版的な製品です。
ルアー回収機で根掛かりのストレスから解放!
ルアー回収機は、根掛かりを恐れることなく障害物周りを攻めるためには欠かせないアイテム。
様々な釣りで、障害物周りは魚達が隠れてエサを狙う格好のスポットで、ここを果敢に攻められるだけで釣果がアップするのは想像に容易いでしょう。
根掛かり回収機を常備して、釣れるポイントを積極的に攻略しちゃいましょう!