【夏の車中泊】道具よりも大事なこと

夏の車中泊=暑くて寝られない。そんなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
だからこそ、最初にポータブルクーラーや扇風機といった暑さ対策グッズを探しがちです。
しかし、車中泊歴15年、年間70泊以上を車内で過ごしてきた私が感じているのは、夏の車中泊では道具以上に「どこに、どう停めるか」が重要だということ。
同じ日の同じエリアでも、車を停める場所や向きを少し変えるだけで、車内の快適さは変わります。
東
今回は、私が実践している夏の車中泊の場所選びと暑さ対策を紹介します。
夏の車中泊を快適にするポイント
風が通る向きで停める

一番のポイントになるのは、風が車の中を抜ける場所に車を停めることです。
風向きを確認し、開けた窓から車内へ風が入り、反対側の窓へ抜けていくように車の向きを調整します。
それだけで、グッと涼しさは増すはずです。
また、壁や建物などで風が遮られる場所は避け、できるだけ周囲が開けた場所を選べるとGOODです。
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もちろん、駐車枠や施設の利用ルールを無視してまで向きを変えるという話ではありません。
車中泊が可能な場所で、その場のルールに従って調整してくださいね。
網戸を設置する

窓を開けて風を通すとなると、虫が入ってきますよね。
窓にメッシュのウィンドーネットを付ければ、風の抜けが良く虫をシャットアウトすることができます。
前後左右の窓にウインドーネットを装着して複数の窓を開けられるようにしておくと、風の入口と出口を作りやすくなります。
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窓の開け具合は安全性を考慮した上で調整してください。
安全重視なら1/4程度、風通し重視でも1/2程度くらいに抑えておいた方が良いかなと思います。
メルテック 車用 ウィンドウネット
サンシェードもあったほうが良い

とくに日中に停めるときなど、日差しで車内温度が上がるのをできるだけ抑えたいのであれば、サンシェードも必須アイテムです。
直射日光による車内温度の上昇を抑えるのに役立ち、朝日の眩しい光で朝早く目が覚めることも防いでくれます。
東
釣り人であれば、朝日が昇る前には活動している方がほとんどかもしれませんが(笑)
それでも暑ければ扇風機に頼る

それでもまだ暑いようであれば、小型扇風機に頼ります。
車内の空気を循環させるだけで、体感温度はかなり変わります。
小型扇風機はエンジン停止後も使える充電式で、おすすめは首振りの物。
左右や上下に首振りできるタイプなら、車内の空気を循環させやすくなります。風が体に当たることで、暑さも和らげやすくなります。
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私の場合は、風が抜けてくれていれば、それだけでわりと快適に感じられるので、扇風機は最終兵器としています。
まあ、扇風機があるのなら使わない手はないと思いますけどね!
KEYNICE 充電式クリップ扇風機
標高の高い場所に停めるという手も

一般的に、標高が100m高くなると気温は約0.6℃下がるとされており、単純計算では、標高500mなら海抜付近より約3℃低くなる計算。
そのため、暑さがどうしてもしのげない時は、標高のできるだけ高い場所まで移動するのも手でしょう。
私の場合は「絶対に釣り場の近くにいたい」というわけではないので、車を多少走らせてでも標高を上げがちです。
東
以前、静岡で車中泊をした際、暑くてなかなか眠れず、標高1000mの高い場所まで移動したことがありますが、かなり快適に眠れました。
これはやってはいけません!
エンジンつけっぱなし

エアコンを使うために、エンジンをかけたまま就寝するのは避けましょう。
自治体によっては条例で駐停車時のアイドリングストップが義務付けられているほか、駐車場や施設のルールでアイドリングが禁止されている場合もあります。
また、長時間のアイドリングは騒音や排気ガスによる周囲への迷惑にもつながります。
東
積雪時など排気口が塞がれる状況でのアイドリングは、一酸化炭素中毒につながるので危険です。
網戸なしで窓を全開にする

暑いからといって、網戸などを付けずに窓を全開にするのはおすすめできません。
虫が入りやすくなるだけでなく、防犯面でもリスクが高まります。
ウインドーネットは目隠しにもなるので、窓を開けるのであれば必ず付けるようにしましょう。
東
虫が入ってきたら、虫刺されと虫の飛ぶ音で……
私は寝ることができません。(泣)
水分を取らない

「夜中にトイレに行きたくない」という理由で水分を控えると、車内での熱中症リスクが上がります。
就寝前にも適度に水分を取り、夜中に飲める水や飲料を手の届く場所に用意しておきましょう。
東
そのためにも、近くのトイレを把握しておくことが大事です。
道具よりも環境に目を向けてみて!

夏の車中泊というと、ポータブルクーラーや扇風機などの暑さ対策グッズに目が行きがちです。
もちろん、こうした道具も快適に過ごすためには役立ちます。
ただ、その前に意識したいのが「どこに、どう停めるか」。
風が抜ける場所を選ぶ、標高を少し上げる——。もちろん直射日光も避けられるとベストです。
場所選びと停め方を工夫するだけでも、車内環境は変わります。
道具だけに頼るのではなく、その日の気温や風を見ながらベストな場所を探して、夏の車中泊を快適に楽しみましょう。
撮影:東美穂
