タイラバとは

タイラバを自作するメリット
タイラバは単純な構造をしているので、材料さえ揃えれば簡単に自作する事もできます。自作をすることで、好きな重さやカラーを安価に揃えることができます。タイラバはまだまだ発達途上の釣り方であり、オリジナルの工夫をする余地も沢山!自分で作ったタイラバで釣れた一匹は、忘れられない最高の思い出になるでしょう。タイラバ自作に必要なアイテム
タイラバを自作する上で必要な物は材料は釣具店やネットで簡単に揃えることができます。最近では自作材料コーナーがある釣具店も多く、自作しやすいように作られたパーツも多くあります。また、必要な工具も身近な物ばかりで特殊なものは必要ありません。材料と工具それぞれについてご紹介いたします。タイラバに必要な材料
タイラバは大きく分けると、ヘッド部、ネクタイ・スカート部、フック部から出来ています。これら3つを様々なカラーやサイズで作っておけば、組み合わせ次第で様々な釣り場の状況に合わせた対応が可能になります。■ヘッド部分錘
タイラバのシンカー部分になります。遊動式と呼ばれるタイプに使うものはラインを通すための中通しの穴が空いており、重さ、形状、材質によって沈下速度が変わります。「狙う水深=へッドの重さ」をひとつの基準に用意すると良いでしょう。自分で様々なカラーリング、装飾をするのが楽しい部品です。
マルシン漁具 GSKスライド 交換用 60g
タイラバヘットとタイラバスペアセットを購入。大変安いので根がかりを恐れないで攻めることが出来るので、安心して釣りが出来そうです
■シリコンスカート
フックを隠しつつボリューム感を出すための装飾パーツになります。素材はシリコンの他、ゴムなどでも問題ありません。最初から一本一本分かれているものや、帯状のものを細く裂いて(裂き易くなっています)使うものがあります。
■シリコンシート/ネクタイ
タイラバにおいて最も肝心な部分がネクタイになります。リトリーブすることによってネクタイが艶かしく揺れ魚を引き寄せます。シリコンシートやゴム風船でも代用が可能です。ストレートタイプやカーリータイプなどが主流となっています。カラーはなるべく多く用意しておくと良いでしょう。
カンジ シリコンラバーシート ロング
このシートでストレートタイプのネクタイが30本以上作ることが出来ました。
出典: Amazon
■チューブ部品
ヘッド部に使う錘の中を通るラインの滑りを良くするために、錘の中通しの穴に通しておきます。鉛は比較的柔らかいのでラインを著しく傷つけることはありませんが、シリコンチューブをつけておくと安心です。また、シリコンスカートやネクタイを束ねるのに、浮止めに使うゴムチューブを使用します。
■フック
フックはアシストフックに使われる太く強度の高いラインにフックをつけます。タイラバ1つに対してフックが2本付くようにするのが標準的です。
オーナー PEアシストライン
主にサーモンで使用していますが強度的には全く問題なく使用できます。また適度な張りで使いやすさUPです。
出典: Amazon
よつあみ セキ糸 0.5号
ジグのアシストフック制作に使用しています。商品の糸の長さが判りませんが沢山のフックを作ることが出来るのは確かです。
出典: Amazon
タイラバを作る上で必要な工具
タイラバを作成する上で必要な工具は特殊なものはなく、文房具店や文房具コーナーで手に入るものばかりです。鋭利な物が多い為、怪我には十分ご注意ください。■デザインナイフ
シリコンシートからネクタイを切り出す際は、カッターではなくデザインナイフがオススメです。直線はもちろん、曲線も綺麗に切ることができます。
■カッターボード
デザインナイフでネクタイを切り出す時などは、カッターボード使うことで、刃先を長持ちさせることができます。また、スケールラインが描いてあるものが多く、フック用の糸やスカート、ネクタイの長さを定規をあてずに測れるため、作業が格段にやり易くなります。
■ペンチ
フックに巻き付けたアシストラインを強く締め込む際には、ペンチでラインの端を挟んで行います。両端にフックが付けてある場合には、締め込む側とは逆のフックをペンチのグリップに引っ掛けて締め込むと針に触らずに安全です。
■ハサミ
熱収縮チューブやシリコンスカートを任意の長さに切る際には、デザインナイフなどよりハサミの方が便利です。ネクタイの細かな整形も楽にできます。
■ライター
熱収縮チューブに熱をかける際に使います。ラインを痛めるのが心配な場合にはドライヤーでも可能です。いずれの場合も火傷には十分ご注意ください。また、ボールペンの芯を使ったスカート部品を作る場合には、ボールペンの芯を整形する際に使います。
■千枚通し
ヘッド部にある中通しの穴に千枚通しを入れることで穴を広げる事ができます。また、穴の中の凹凸を平らにすることもできます。釘を打ち込み穴を広げる事も可能です。(タングステンヘッドは固いので広げるのは困難です)
タイラバの作り方:①フック
ヘッド部に中通しするフックの作成方法の一例をご紹介いたします。材料は「フック」「アシストフック用のライン」「熱収縮チューブ」の3つになります。この工程でのキモはアシストラインの長さとフックとラインの結束方法です。アシストラインとフックを結束する

熱収縮チューブで結び目を保護する


▼フックへの糸の結び方、8の字結びはこちら
▼アシストフックの作り方はこちら
タイラバの作り方:②スカート

タイラバネクタイを作る
シリコンシートをデザインナイフでネクタイの形に切り出します。一端を幅2~3ミリ、逆側を幅10ミリ程度になるように切るとオーソドックスなストレートタイプのネクタイを作ることができます。ネクタイの形、材質に決まりはありません。ゴム風船などでも実績の高いものができますので、いろいろと工夫してみるのも良いかも知れません。ネクタイとスカートをゴムチューブに通す

※スカートに使うラバーの本数に決まりはありませんが、あまり多すぎるとネクタイの動きを邪魔してしまうこともあるようですのでご注意ください。
スライド部品を作る

スライド部品を挿入する

フックと組み合わせる

タイラバの作り方:③ヘッドと組み合わせる
ネクタイ、スカート、フックをまとめたパーツのアシストラインをヘッド部の中に通せば、遊動式のタイラバの完成です。自作したタイラバで釣ったら嬉しい!
自作したタイラバでは、一匹釣るまでは疑心暗鬼になりがちですが、今回ご紹介したものは実績もあり、きっと魚が釣れるのではないかと思います。タイラバに限った話ではありませんが、自作の釣り具で魚が釣れた時の感動はとても忘れ難いもの。工夫を凝らし釣果を上げる楽しみもあり、釣りの奥深さを感じることができるはずです。皆様も是非、タイラバ作りに挑戦してみてください。紹介されたアイテム

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