業務スーパーが大ピンチから救ってくれたお話。
ムール貝を使ったライト石鯛釣りが面白いんです
こんにちは! 最近、『ムール貝』を使ったお手軽イシダイ釣りの楽しさを知ってしまった怪魚ハンター山根ブラザーズ(兄)です。
未だ、自慢できるようなサイズの魚こそ釣ったことは無いのですが、30cm前後のイシガキダイが釣れてくるのでハマってしまいました!
松島牡蠣屋 釣り餌用 ムール貝 ムラサキイガイ
釣り餌用に販売されている冷凍ムール貝。
石鯛やクロダイ、コブダイ釣りに使用されます。
到着日を間違えてしまった……汗
いつもは釣り餌用として販売されている生のムール貝をネット通販で購入しているのですが、僕のミスで配達日を間違えてしまったんです。
向かった先は業務スーパー
いつも釣り餌を購入している鮮魚専門店は時間帯が遅く、生のムール貝は完売……(汗
ダメ元で業務スーパーへ行ってみることに。
業務スーパーで“格安”ムール貝を購入
500gで321円という驚きの安さ
生のムール貝こそ販売されていませんでしたが、冷凍食品コーナーでボイル(加熱)されたムール貝を発見! それも、500g入りで321円という格安っぷりです。
心配性なので赤貝も購入
充分量のムール貝を安く購入することができてホッとしたのですが、業務スーパーの食材という固定概念が先走り、やっぱり釣果面で安心できません。
結局釣り具屋で売られていた、700g入りで2,300円と僕にとっては高価な赤貝も念のため購入して釣行日を迎えました。
マルキュー 食わせ赤貝
ハード加工が施された赤貝の剥き身エサ。
針持ちが良くしっかりとした身と赤貝らしい食い込みの良さが両立しています。
内容量 | 700g |
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ライト石鯛釣り|平たく言えば磯五目釣り
形にこだわらないタックルで楽しんでいきます
「ライト石鯛釣り」と文章に書いてしまうとハードルが高い釣りと感じてしまうと思いますが、平たく表現すれば磯から楽しむ胴突き五目釣りです。
僕は4.5m 4号の磯竿にPE3号を巻いたベイトリール、友人はバス用のXHクラスのベイトタックルやスピニングのシーバスタックルを用意しました。
三又サルカンを使った胴突き仕掛け
菅付チヌ針6号前後や伊勢尼12号前後にハリスとしてフロロ8~10号を結び、三又サルカンを使って2本針の胴突き仕掛けを作ります。
最初はワイヤー仕掛けを使っていたのですが、五目釣り感覚で楽しむならフロロハリスの方が色んな魚が掛かってきて面白いと気づき、今はフロロハリスで楽しんでいます。
磯五目釣りスタート!
実績場に釣り座を構え、些か心配しながら業務スーパーのムール貝と赤貝をそれぞれ針につけていきます。
ムール貝の殻の中へ、赤貝も忍ばせることで餌の存在感を大きくし、フグやベラといったからの攻撃を軽減させます。
ちなみに、業務スーパーのムール貝は加熱されているので、オイスターナイフが無くても簡単に殻を外すことができるので手返しが良いですね!
凄いぞ業スーのムール貝!一投目からアタリ連発!
PEラインを通じて感じる微かなアタリ……
磯際に仕掛けを垂らし、着底を感じると早速「コツコツっ」となにかが餌を啄む感触があります。
友人と「業務スーパーのムール貝でも当たるゾ!」と喜び合います!
餌取りに悩まされるのもこの釣りの醍醐味のひとつ
業務スーパーのムール貝も釣り餌用の赤貝ともに、どちらも遜色なく餌が取られていきます。
生のムール貝と同じくらい、餌取りからの反応が良好なので、僕はホッと一安心。
アカハタがヒット!
「餌取りの勢力ハンパねー」って絶叫していた友人が、この日1匹目の魚“アカハタ”を赤貝でキャッチ!
針に掛かる大きさの魚達も餌取の動きに誘われて寄ってきたようですね!
イシガキダイ、オオモンハタ、そして超ド級のモンスターまでヒット!
強いアタリの正体はイシガキダイ
アカハタをリリースした直後、今度はムール貝を餌にした僕の竿に「ガツガツっ」と歯切れの良い強めなアタリがありました。
すかさず竿を煽ってあわせると、イシガキダイが上がってきました!
着底と同時にヒットしたのはオオモンハタ
お次は、着底と同時に「グググッ」と抑え込むようなアタリがきました。
一気に巻き上げると、良型のオオモンハタではありませんか!
想像以上の釣果に驚きを隠せません。
試しに、ムール貝を縛ってみると……
相変わらず餌取りの猛攻が続いているので、針につけたムール貝を殻で包み、餌巻糸で縛ってみました。
こうすれば、殻を食い破ることのできるイシダイやイシガキダイしか殻の中の餌に手出しができないはずです。
じっくり待っていると、「グっ…!ギューーーーンッ!」ととんでもないアタリが(汗)
業務スーパーのムール貝で巨大コブダイをキャッチ!
激闘の末上がってきた巨大コブダイ
アタリの時点でとんでもない底物を確信した僕は、スプールを指で押さえつけながら大アワセ!
怪力で磯際へ突っ込む魚に、5,000円くらいで買った格安磯竿をブチ曲げて真っ向勝負を挑みます。
3度にわたった突っ込みをなんとか耐えしのぐと、見覚えのある真っ赤な魚がボヤ~っと浮き上がってきました!
魚釣りってホントに面白い
想像の遥か上の巨大コブダイに友人と2人で大はしゃぎ!
321円で買ったムール貝が10kgを遥かに超えているであろうコブダイにとって代わったのです。
何が起こるか想像できない魚釣りは、本当に面白いなって改めて感じる出来事でした。
その後も、色んな魚が釣れ盛る!
コブダイの後にも、ニザダイやタカノハダイ、ウミスズメやベラの仲間たち、小型のイシガキダイもポツポツ釣れて、大満足な釣行となりました。
念のために購入した赤貝の方が若干餌持ちは良かったですが、ムール貝の方が食いが良く、状況に応じて殻を使うこともできました。
さいごに、1日の釣行で使ったムール貝の量について
今回は2名7時間程度の釣行でムール貝を5袋(2.5kg)と赤貝を2袋(1.4kg)使用しました。
地域や水温によって、必要な餌の量は大きく異なると思いますが参考になれば幸いです。
堤防際や磯際に潜む底物をお手元のタックルと手軽に買える業務スーパーのムール貝で狙ってみてはいかがでしょうか。