太刀魚ゲッターについて
シマノが発売をする太刀魚引き釣り専用の仕掛「太刀魚ゲッター」。ルアーにこだわる人向けに設計されたシリーズと、餌釣りでより手返し良く確実に太刀魚を釣りあげたい人向けのシリーズの2つがあり、その双方において太刀魚の活性に合わせたモデルがリリースされています。夕方から日の出後までの泳層(タナ)の傾向にベストマッチする各種太刀魚ゲッターをローテーションすることで、チャンスタイムを逃すことなく有効使い太刀魚を狙っていくことをコンセプトにしています。ルアー・餌釣り共に、今までにない攻撃的な釣りを展開してく事ができます。
太刀魚ゲッターのラインナップ
ワームを取り付けるルアーフィッシング向けのタイプと、キビナゴを取り付ける餌釣り向けタイプの2つが展開されています。ルアーフィッシング向けでは、ワインド釣法向けのモデルとブレードを装着し強い波動でアピールするモデルの2種類。餌釣りモデルでは、タダ巻き手返し重視のモデル、フッキング率を高めるアシストフック付きモデル、ブレードの波動でも誘えるハイアピールモデルの3種類です。
太刀魚ゲッター らくらくワインダーヘッド
引き抵抗を軽減したヘッド形状をしており、ワインド釣法をする上で重要なシャクリの負荷を低減したモデル。夕方から日没直後までの空が若干明るいチャンスタイムに有効です。
シマノ 太刀魚ゲッター らくらくワインダーヘッド
太刀魚ゲッター びりびりスイマーヘッド
ブレードから発せられる強い波動が存在を強烈にアピール、軽いワインド釣法やただ巻きで使用します。薄暗いの日没直前から暗くなるまで、または日の出30分前から日の出までのチャンスタイムで有効です。
太刀魚ゲッター ツイン噛む
ヘッド部にアシストフックが装備され、アタマとお尻のどちらを噛まれてもフッキングに持ち込めるモデルです。日没から夜、または日の出直前かた日の出直後のチャンスタイムで有効です。
太刀魚ゲッターびりびり (時短テンヤびりびり)
ヘッドに装着されたブレードと餌の2つの効果で太刀魚を誘うモデルです。リフト&フォールやタダ巻きで使用します。日没後から日の出までの視覚的アピールが効きにくいチャンスタイムで有効です。
※人気商品のため、品切れとなっています。お近くの釣具店で入荷を待つか、こまめに楽天市場やAmazonをチェックしてみてください。
太刀魚ゲッター 時短テンヤ
キビナゴをピンで挟むだけの簡単装着。トラブルの少ないシングルフックで手返し重視のモデルです。ただ巻きで使用します。日没直前から直後30分、日の出直前から日の出までのチャンスタイムで有効です。
太刀魚ゲッターにワームの釣り方(使い方)
太刀魚ゲッターには、専用ワームも発売されています。テールの形状が異なる2種類があり、ナチュラルアピールが可能なピンテールの「ピンピンフィッシュ」と、水流を受け大きくテールを振りハイアピールが可能なデルタフィンの「プリーテーミノー」です。それぞれ「らくらくワインダーヘッド」、「びりびりスイマーヘッド」に装着可能。ヘッド2種類とワーム2種類の組み合わせで、4つのバリエーション構成でき、得意とするアクションを使い分け、各チャンスタイムを攻略していくことができるようになっています。
太刀魚ゲッターのワーム
「らくらくワインダーヘッド」に装着すればワインダー釣法、「びりびりスイマーヘッド」に装着すればリフト&フォールを軽いシャクリで行うことができ、ナチュラルな波動で太刀魚を誘います。
ローライトに強く、「らくらくワインダーヘッド」に装着すれば軽いワインダーやただ巻き、「びりびりスイマーヘッド」に装着すればリフト&フォールやデッドスローなただ巻きで太刀魚誘います。
ワームの付け方
ジグヘッドにワームを装着するときは、ケミカルチューブを挿入する時はワームを水にぬらすことでスムーズに作業が可能になります。(手も滑りやすくなるためご注意ください。)ワームキーパー用の穴に、ジグヘッドについているシャフトを通し、奥までしっかりと入れ、背中側にキーパーの折れ曲がった先端を貫通させます。
ワインド釣法
サーフや堤防でのルアーフィッシングにおいて、非常に有効なテクニックの一つです。ルアーを水中で連続的にダートさせることにより、様々な魚の捕食スイッチを入れることができます。基本的には、矢じり型ジグヘッドにワームをセットし糸ふけを取りながらロッドをシャクリ足もとまで引いてくるだけです。水中でのワームの動きをイメージしながらロッドアクションを入れることが重要です。
■ワインド釣法の概要からやり方などを紹介している記事です。初心者の方も、ワインド釣法が苦手な方も是非ご一読ください。
ただ巻
ただ巻きは、一定の層(タナ)をキープすることを意識し、魚の活性や光量によってリーリング速度やロッドの角度を調整します。「らくらくワインダーヘッド」+「プリテーミノー」は並リトリーブ、「びりびりスイマーヘッド」+「ピンピンフィッシュ」はスロー、「びりびりスイマーヘッド」+「プリテーミノー」はデッドスローが有効です。
リフトアンドフォール
ロッドを大きくあおりジグを跳ね上げたあと、フリーフォールに近い状態でまた沈める動作を、糸ふけとりながら繰り返していきます。ジグの跳ね上げ速度が速く、あおる距離が短いとワインドに近い動きになるので注意。また、フォール中のアタル事も多い為、糸を緩めすぎずフォールさせる(張らず緩めず)事も非常に重要です。
太刀魚ゲッターにキビナゴの釣り方(使い方)
ワームの代わりにキビナゴなどの餌を付ける「時短テンヤ」、「時短テンヤびりびり」、「ツインカム」の各モデルにおいても、それぞれヘッド形式が違うため、得意とするアクションも異なります。ワームを付けるタイプとはことなり、ワインド釣法では使用しませんが、「ただ巻き」、「リフトアンドフォール」、「ストップアンドゴー」などのアクションを、各チャンスタイムにあわせて使い分けることができ、また、本物のキビナゴ特有の自然な輝きと匂いは、日没直後から日の出直前までのローライト~暗闇の状況で特に有効となります。
太刀魚ゲッターの付け方
「時短テンヤ」が得意とするアクションはただ巻き。足場の高い所や潮の早い場所、水深のある場所において有効です。「時短テンヤびりびり」が得意とするアクションはただ巻きとリフト&フォール。振動によるアピールは暗闇でも有効です。「太刀魚ゲッターツイン噛む」が得意とするアクションは「ストップアンドゴー」。タナが浅く表層をスローに釣る際に有効です。
ただ巻
「時短テンヤ」、「時短テンヤびりびり」の最も基本的な使い方はただ巻き。表層から徐々にタナを落としながら、その日、その時間の太刀魚のいる深さを速やかに探ります。また、太刀魚の活性が高いときはもちろん、巻き速度を変えることで、活性のあがり切らない太刀魚にも有効です。ジグの浮き上がりに注意しながら巻く事が重要です。
リフトアンドフォール
「時短テンヤびりびり」の得意とするリフトアンドフォールは、最も強いアピールのできるアクションです。ロッドをあおり、ジグを跳ね上げる際には、振動板がしっかりと潮を噛むように意識します。また、フォール中のバイトも多い為、ラインは張らず緩めずの状態を保つように意識することが重要です。
ストップアンドゴー
魚の活性が高い場合は「太刀魚ゲッターツイン噛む」が得意とするストップアンドゴーが有効です。ただ巻きにストップを織り交ぜるようにするだけですが、動いている時と止めるときはしっかりとメリハリをつけて行うことが重要です。ストップさせる時間は決まってはいませんが、太刀魚が噛みつくきっかけを与える程度で十分です。
太刀魚ゲッターで短いチャンスタイムを有効に!
日毎、時間後とに棚を変え神出鬼没とも言われる太刀魚。その日の棚を速やかに見つけ、手返しよく効果的な攻めかたをすることが釣果を伸ばす秘訣です。短いチャンスタイムで効率的に釣りができる「太刀魚ゲッター」があれば、太刀魚ゲームを十二分に楽しむことができると思います。秋に向かってサイズアップしてくる太刀魚用に準備してみてはいかがでしょうか?