ロッドから異音が……
タックルとは言わば相棒のような大切な存在ですよね!
ぼくの釣友の中には、傷を防ぐために「絶対にロッドを地面に置かない」なんて人もいます。
そんな大切なロッドを振るたびに、「パキッ」と音が鳴る恐ろしい経験をしたことはありませんか?
ブランクの破損ではない
急にロッドから異音がし始めたら、「もしかしてブランクに亀裂が?」「寿命がきたのかな?」なんて不安になりますよね。
でもご安心ください!
ロッドのパキパキ音のほとんどは、ガイド部分が原因!
しかも、ロッドの破損に繋がるような故障ではなく、構造上どうしようもない、無害なものがほとんどなんです。
なんで鳴るの?
曲がるブランク×曲がりにくいガイド
ロッドからパキパキと鳴る原因は、硬さの異なるブランクとガイドの歪みです。
ルアーロッドは曲がるブランク(カーボン)に対して、曲がりにくいガイド(金属)が接着されています。
そのため、ロッドが曲がった時にブランクとガイドの間に隙間ができたり、エポキシが浮いたりすることでパキパキと音が鳴るわけです。
使い込むと鳴らなくなることも
とくに新品のロッドは音が鳴りやすく、使い込むことで鳴らなくなる場合もあります。
とは言え、パキパキ音を我慢しならが使うのは少々ストレスですよね。
そこで今回は、パキパキ音が鳴らなくなる方法を皆さんにご紹介します!
簡単な直し方がコレ!
「PEにシュッ!」を吹きかける
その方法とは、ガイドの付け根に「PEにシュッ!」を吹きかけるだけ!
どのガイドが鳴っているのかを特定するのは難しいので、すべてのガイドの付け根に吹き付けましょう。
吹いたら軽く振って馴染ませれば、あら不思議。パキパキ音がしなくなります。
それって大丈夫なの?
「PEにシュッ!をロッドに吹いても大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、まったく問題ありません!
10年以上愛用しているロッドにも吹き続けていますが、何ひとつとして異常はナシ。
むしろ、ガイド全体に吹くことで汚れ防止になったり、ラインの抜けがよくなったりと、良いことばかりなんです。
竿のメンテナンスをおさらい
せっかくの機会なので、ロッドのメンテナンス方法をおさらいしておきましょう。
日々メンテナンスをすることで、ロッドを長く快適に愛用できますよ!
使用後は濡れタオルで拭く
釣りから帰ったら、濡れタオルで優しく拭いてあげましょう。
もし、オフショアやサーフなどに行って塩でじゃりじゃりになっているのであれば、シャワーで洗い流してください。
ステンレス製ガイドは錆びるので、しっかりと塩分を落としておくことが大切です。
日陰でしっかりと乾燥
直射日光が当たらない場所でしっかりと乾燥させましょう。
早く乾燥させたいからといって、日光に当てたり、ドライヤーをかけたりするのはNG!
ロッドの黄ばみやダメージにつながってしまいます。
コーティング剤を塗布
乾燥後は、できればロッド用のコーティング剤をブランクに塗布しておくと、次回の釣行がより快適になります。
どんなコーティング剤でも構いませんが、研磨剤の入っていないものがおすすめです。
ちなみに、ぼくはMTCWの「インフィニティ」というコーティング剤を使っており、ピカピカになるし撥水効果も高いので超気に入っています!
ガイドに「PEにシュッ!」
最後にガイドへ「PEにシュッ!」を吹きかけておきましょう。
シュッと軽く吹いたら、乾いたウエスで薄く塗りのばすような感じで拭きあげます。
一度吹けばパキパキ音はしなくなりますが、釣行ごとに吹くことで汚れを防ぎ、ラインのガイド抜けがよくなります。
ガイドの付け根に溜まる水垢のような汚れがほとんど付かなくなりますよ!
愛竿は長く大事に使いたい。
皆さんにも、大事にしている相棒と呼べるロッドがきっとあると思います。
たくさんの釣行を共にしてきたロッドは、メンテナンスをしてあげることでさらに愛着が沸くはず。
大切なロッドはいつまでも大事に使っていきたいですよね!