【バスブリゲード】バスプロにも愛用者が増殖中。“BRGD”の4文字はなぜ多くのバサーを惹きつけるのか?ブランドの仕掛人にインタビュー

2021/07/16 更新

著名アングラーが着用していることでも有名な『バスブリゲード』というアパレルブランド。決してウェアに関心が高いとは言えなかったバスシーンに、突如として現れた“BRGD”の4文字。本記事では同ブランドの日本国内の仕掛人である西方史浩氏にインタビューを敢行。“謎多きブランド”がどのようにしてバスアングラーからの市民権を得たのか。その妙に迫りたいと思います。

バスシーンに突如現れた、“BRGD”の4文字

バスブリゲード ウェア
バサーのみなさんは、フィールド、あるいはプロショップなどでこの文字(BRGD)が書かれたウェアを一度は目にしたことがありませんか?

超有名バスプロである木村 建太氏、霞ヶ浦を中心に活躍する安江 勇斗氏、房総のカリスマと呼ばれる川島 勉氏など……著名アングラーが着用していることでも有名な『バスブリゲード』というアパレルブランド。

バスブリゲード ウェア
決してウェアに関心が高いとは言えなかったバスシーンに、突如として現れた“BRGD”の4文字。本記事では同ブランドの日本国内の仕掛人である西方 史浩氏にインタビューを敢行。

“謎多きブランド”がどのようにしてバスアングラーからの市民権を得たのか。その妙に迫りたいと思います。

西方 史浩
西方 史浩(にしかた ふみひろ)
バスブリゲードの国内代理店である株式会社WEST代表。90年代に一世を風靡したストリートブランド、『A BATHING APE』の立ち上げメンバー。以後28年に渡り数々のブランドディレクションを手がけ、ストリートシーンを牽引してきた人物。サイドワークでもあるバスフィッシングは、40年以上の歴を持ち、自身もJBなどのバストーナメントに積極的に参戦している。

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ーー 西方さんご自身、これまでストリートブランドのディレクションを、数多く手がけてきたと聞いております。

西方:アパレル業界に長らく身を置いていて、エイプ時代は自分が釣り好きということもあり、ダイワとのコラボアイテム(A FISHING APE)を企画したこともありました。

10年前にエイプを退職してから現在も、変わらず原宿をホームにしながら、国内外のストリートブランドをいくつかディレクションしています。

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ーー 国内でバスブリゲードを展開したきっかけや、経緯についてお聞かせください。

西方:バスブリゲードは2008年に米国で立ち上がったブランド。2014年頃だったと記憶していますが、彼らから「日本の市場に興味があるから協力してほしい」とコンタクトがあったんです。

僕も独立してから、“釣りに関わるなにか”をやりたいと漠然と考えていた頃でした。そんなきっかけでスタートして、国内で展開してからは7年目のブランドです。

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ーー 当時はまだ、“フィッシングアパレル”と呼ばれるブランドは少なかったと思います。

西方:そう。ほんとに数えるほどしかなかった。僕が国内でバスブリゲードを始めてから7年経ちましたが、今では「すごい増えたな」という印象です。昔の裏原にそっくりだなって(笑)

僕たちがエイプの店舗を構えた頃、原宿はまだ住宅街だったんですよ。そこからブームが始まって、ドメスティックブランドがどんどん増えていった。釣りのアパレルが今まさにそんな状態で、大小問わず、さまざまなブランドが共存しています。強豪が増えて大変な時代です。

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ーー ターゲットがアングラーだからこそ、浸透させることが難しかった点はありますか?

西方:今までやってきた“ストリートのやり方”では、釣り人に受け入れてもらうのは難しかった。「どうしたら振り向いてもらえるか?」を考えたときに、やっぱりリアルに釣りをしているプロに着てもらうのがベストなんじゃないかと。

どのプロもタックルの協賛はついているのに、ウェアのサポートは受けていないことが多い。そこで、エリアごとに人気の人物(バスプロやプロガイド、トーナメンター)のサポートを始めて、現在では約21人のアングラーが着てくれています。

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ーー キムケン(木村 建太氏)さんの着用はとくに印象が強いです。反響はありますか?

西方:昔からの知り合いということもあり、最初にサポートさせてもらいました。全国区で人気のバスプロなので、とくに反響が大きかったですね。やっぱり道具にしても、「好きなプロが使っている」ということが、釣り人にとって一番影響力があるじゃないですか。

プロが着ているこの服、この道具、このルアーを使って、釣ったバスをインスタにあげる……そんなサイクルが自然と生まれた。一人のバスプロをカリスマとするのではなく、より広いアングラーに届けるためには、いろいろな有名人に着てもらう必要があります。

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ーー カスタマーに合わせた提案が必要なのですね。

西方:商品展開は国内で独自に企画しています。過度なデザインや派手な色など、ファッション業界では当たり前のこともバスアングラーにはフィットしにくい。「やりすぎると受け入れてもらえない」というのが実感です。

あくまでファッションではなく、道具の一つとして考えているからかもしれませんね。色は基本、白か黒。ロゴの一点推し。ルアーと一緒で、「気に入ったら同じのを買う」という釣り人の趣向を、いい意味で裏切らないように。そんなところに気をつかっていたりはします。

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ーー フィールドからアイテムが生まれることもありますか?

西方:「何を作る? 何が必要?」というのは、フィールドから生まれます。釣りに行かないといいアイディアは降ってこない。釣り場とストリート、そのどちらの“今”も捉えることが大事じゃないでしょうか。

釣りだけに偏ってしまうと、釣りメーカーのウェアとなんら変わらなくなってしまう。その逆も然り。どちらもバランスよく取り入れているのが、バスブリゲードの魅力だと思います。

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ーー さいごに。今後仕掛けていきたいことや、ブランドの展望を聞かせてください。

西方:他のブランドとの差別化をしていかなければいけませんね。そのためにはアパレルだけじゃなくて、ギア(ルアーやタックルなど)も幅広く展開していきたい。それと“最強のレインウェア”をつくるのが一つの目標でもあるので、いずれ達成したいと思っています。

最強というのは、ウェアとしてのカッコ良さと機能性のバランスが極めて高いということ。自分が着たいと思えるかどうかを、いつも中心に据えています。もし実現できたとすれば、バスブリゲードを着てくれているファンの方たちも、きっと納得の一着になるんじゃないでしょうか。

 

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写真提供:株式会社WEST
文・TSURI HACK編集部 武田

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TSURI HACK編集部

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