気になるアイテムと出会った「釣りフェス2026」

前年にも増してさらなる盛り上がりを見せた、釣りフェス2026 in Yokohama。
会場には多くの新製品が並び、各ブースで賑わいを見せていました。
今回は、実際に見て触って感じた部分を中心に、印象に残ったアイテムを紹介します。
【シマノ】ステファーノ 攻 / サーベルマスター 攻

カワハギの名手であるシマノフィールドテスター・佐々木健仁さんに持っていただいているのは、新たに登場した『ステファーノ 攻 SSS175-MS』。
そして『サーベルマスター エクスチューン 攻 テンヤ 91H170-MS』に採用した「タフテックメタル」に注目しました。

佐々木さんに穂先を曲げてもらうと、ステファーノ 攻はこのような感じ。

一方、サーベルマスター エクスチューン 攻はこのような曲がりを描きます。
どちらも金属系穂先特有のしなやかさがあり、目感度と食い込みの良さに期待できそうです。
また、氷点下でも癖がつきにくく、冬の釣りにも安心して使えるとの話でした。

2本の完成度が高いのは言わずもがなですが、これから筆者的に期待しているのは、この穂先を搭載した他ジャンルの竿が登場すること。
例えば、シロギス竿に採用すると、冬特有のモタレがよりわかりやすくなると感じており、ぜひ見てみたい展開です。
山下
そんな未来を想像しながら、筆者としては、タフテックメタルの今後の展開にも注目しています!
シマノ 25 ステファーノ 攻 SSS175-MS
【ダイワ】モアザン ブランジーノ CGS

つぎにピックアップするのは、SNSでも注目を集めているフルカーボンロッド『モアザン ブランジーノ CGS』です。
CGSはカーボングリップシステムの略で、以前抽選販売して話題となったエメラルダス ストイスト RT CGSにも搭載したグリップ。

メーカーの説明では感度が170%向上しているとのことですが、実際に触ってみると、EVAと比べて微細な振動が指先に残る印象でした。
また、キャスト、ルアー操作など、あらゆる場面で使いやすいグリップの形状を追求しているとのこと。
握ってみると、初めて持ったとは思えないようなしっくり感がありました。

そのほか、AGS、CWSといったダイワのカーボン技術をふんだんに搭載。
そして、ブランクスには超高弾性のM46Xを採用し、かなり細身に仕上がっており、高弾性ながらもしなやかさがある仕上がりです。
山下
このロッドをピックアップした理由は、ダイワが本気で作ると、ここまでの一本になるという点。
価格こそ高いものの、夢を形にした超高性能ロッドだと感じました!
【大西釣具工房】エッジスクリーマー

続いては、船釣りのマニアから絶大な人気を誇る大西釣具工房が販売する船用ゲームロッド『エッジスクリーマー』。
注目したポイントは、船竿としては非常に珍しく金属繊維素材のボロンを採用しているところです。
ボロンというと、長年シーバスやトラウトなどをやってきた人にとっては憧れの素材。
もちろん、筆者も憧れを抱く素材で、それを船用の竿に使っており、注目しないわけがありません。

ボロンは粘りとパワーがあるのが特徴で、大物がヒットしてもすんなりと上がってくるようです。
また、ボロンというと重たいイメージがあり、実際に自重は125gほどと決して軽くはないですが、持ってみると感覚としては意外と軽い。
これはバランスを意識した設計が施されているためで、長時間使っても疲れにくそうな印象でした。
山下
天秤タチウオ、ライトアジ、アマダイなど、筆者が好きな船釣りで大活躍しそうです!
お金を貯めて購入します!
【シマノ】ポイズングロリアス

4つめのアイテムは、モデルチェンジしたポイズングロリアスです。
年に数回程度しかバスをやらない筆者がバスロッドに注目したのは、搭載しているフックキーパーの形状です。

同じくモデルチェンジしたゾディアスにも搭載しているフックキーパーですが、従来のものとは大きく形状が違います。
通常のプラグのフックはもちろん、テキサスリグやダウンショットリグのシンカーを挟み込んで固定ができるようです。
また、突起がなく、ラインが絡まる不快なトラブルも避けられます。
山下
ロッド性能そのものだけではなく、あえてこうした細部に手を入れてきた点に驚かされました。
現状ではバスロッドのみの採用ですが、ロックフィッシュを好んで狙う筆者にとっては、実釣での使い勝手が大きく向上しそうなだけに、ぜひ他ジャンルにも展開してほしいと感じました。
シマノ ポイズングロリアス 166L+-S
【竿好】和竿

最後にピックアップするのは、筆者が愛してやまない和竿です。
筆者自身、中乗りの先輩からお借りし、見た目の美しさと機能性の高さに驚かされた江戸和竿職人・吉澤さん(竿好)の和竿に注目しました。

会場では、キス竿、カワハギ竿を実際に触らせていただきました。
持ってみてやはり感じたのは、天然素材ならではの温もり。
これで釣ってみたいと強く感じる竿ばかりでした。

和竿は、長く使い続けられる点も大きな魅力だと感じています。
そうなると、竿そのものだけでなく、職人さんとのつながりも含めて楽しめる存在になります。
実際にお話ししていて感じたのは、吉澤さんの人柄の良さ。
穏やかで優しい雰囲気が、そのまま竿にも表れているように思えました。
山下
吉澤さんの人柄も含めて、この和竿を好きになる理由なのだと思います!
釣りフェス2026を振り返って

釣りフェス2026では、大きな変化を感じさせるロッドがあったのも事実です。
素材や構造に明確な違いを持たせたモデルも多く並んでいました。
一方で、細部の作り込みや考え方に目を向けると、派手さとは別の進化も見えてきます。
実際に触れてみて初めて気づくポイントも少なくありませんでした。
山下
今回紹介したアイテムは、いずれも方向性は違いながら、印象に残るものばかり。
会場を歩きながら、その幅広さを感じた釣りフェス2026でした。
