ベイトシーバスのリアル

【ベイトシーバスのリアル】ベイトタックルってシーバスフィッシングに必要なのか!?メリット&デメリットを考える

目次

記事内画像・文:ちゃったTV なおと

【リアルを語ります】シーバスにベイトタックルは必要なのか

ベイトシーバスのリアル通称「ベイトシーバス」。

技術の進化や専用タックルが増えてきたことにより、ベイトタックルをシーバスフィッシングに用いるアングラーが増えましたね。

ただ……スピニングタックルを普段から愛用する方々からすると、

今までシーバスってスピニングタックルで事足りていたよね?

「結局トラブル多そうだし、めんどくさいんじゃない?」

って思われる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、シーバスフィッシングにおける“ベイトタックルのリアルな部分”をご紹介できればと思います。

ベイトタックル=ピン打ち、ビックベイト専用ってイメージ

ベイトシーバスのイメージ

出典:ACフォト

ベイトタックルが本当に必要なシーンというと、以下の2パターンだと思います。

▼ピン打ち

橋脚やバース、橋の下、岸沿いなどなど。

サミングがしやすいベイトタックルでは、狙いたいピンが決まっている場所で圧倒的に有利です。

▼ビッグベイト(空気抵抗の大きいルアー)

3号以上のPEラインを使用するとなるとベイトに利があります。

あとはスピニングでビッグベイト投げると、空中で回転するためあまり飛びません。

意外と少ないベイトシーバスがマストで欲しいシーン

ベイトシーバスがマストで欲しいシーン

じつは「ベイトタックルじゃなきゃ!」というシーンは、シーバスというカテゴリでは非常に少ないんです。

正直コントロールなどもスピニングと同じくらいの精度で撃てますし、4000番のリールに4号でビッグベイト投げられるしスピニングでもできるんですよね。

「ほな、要らへんやん!」って思いましたか? 違う違う!そうじゃない!

さらに突っ込んだところ考えていくと、「ベイトっていいな」となるので、これからそこをお話していきます。

なおと
「ベイトシーバスってただの自己満足でしょ?」ってこの前言われたので、今からそれを覆してやります!笑

ベイトを使う意味

さあ、本題に入っていきましょう。

性能編①リール強度の問題

リール強度

「太糸を使える」という利点がありますよね。

「スピニングリールでも番手を上げれば、太糸は扱える」と考える方も多いと思いますが、じつはそれは間違い。

ベイトリールは、ラインがスプールに対して一直線に入っていきます。

対して、スピニングリールはラインローラーを介して90度にラインが折れ曲がって入っていきます。

横から引っ張られる状態になるので、太糸でドラグガチガチファイトをするとボディの歪みや、ドラグ値が安定しないといったことになってしまう訳ですね。

なおと
スピニングリールのローターを両方から押してみてください。割と簡単に曲がるものが多いです。

性能編②大きいギア

大きいギア

何と言ってもリールの心臓部のギア。ベイトリールの方が、リールの大きさに対して大きなギアを搭載できます。

そのため、パワフルな釣りやビッグベイトやジャイアントベイト、抵抗の大きい鉄板バイブレーションなどを扱いやすいのです。

なおと
最近ではモノコックボディーなどにより、スピニングリールでも大きいギアが入れれるようになっています。

性能編③「スピニングの方が飛ぶ」は過去の話!

「スピニングの方が飛ぶ」は過去の話

近年のベイトリールの進化を舐めてはいけない。めっちゃ飛ぶのだ!軽いルアーも重いルアーも飛ぶようなリール達が多く出てきている。

最近流行りのビッグベイトやコノシロ向けのルアーなどは扁平で空中で回りやすいです。

しかしながらベイトタックルであれば、一定のラインテンションが掛かるため、飛行姿勢が安定し、スピニンングタックルよりも飛距離を出せます。

なおと
これは高価格帯のベイトリールの話で、スピニングであれば安くても高くても飛距離だけで見るとそう変わらないのも事実。

性能編④感度ビンビン

感度

ベイトリールとスピニングの圧倒的な違いといえば「感度」です。

リールフットとロッドを持つスピニングに対して、リールを握りこむように持つベイトリール。

ガイドが離れた位置にあるスピニングに対して、ガイドがロッドと一体化しているベイトリール。

糸を通して伝わってくるルアーの変化は、ベイトの方が格段に手元に伝わるのである。

なおと
高性能のリールを使うとわかる、魚が後ろに着いた。という感覚。バス釣りで多いですが、シーバスでも何度か感じたことがあります。

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