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怪魚ハンター山根(兄)が“ガチで危険”だと感じた外来生物&怪魚TOP3(2ページ目)

第1位:メコンオオナマズ|目の前で大男が引きずり込まれてしまった!

希少種・メコンオオナマズを生け捕りにせよ

メコンオオナマズ 危険生物

僕が今までの生涯で、もっとも情熱と時間をかけた魚がタイに生息する絶滅危惧種・メコンオオナマズです。

発信器を取り付けるために滅多に獲れないメコンオオナマズの生け捕りを狙い、小さな漁村に1カ月住み込みます。

100kgを優に越すメコンオオナマズが網に掛かった!

メコンオオナマズ

明け方、網にメコンオオナマズが掛かりました。今までたくさんのメコンオオナマズと対峙してきたので、少し油断してしまったかもしれません。

水深は40m。いつものように漁師さんと一緒に網を引き、120kgはあろうメコンオオナマズを船べりに寄せていきます。

夜の間ずっともがいて疲れ果てている様子のメコンオオナマズは、お腹を浮かべて浮いています。

メコンオオナマズに近づいた次の瞬間ッ(汗)

メコンオオナマズ 危険

さて、発信器をお腹に挿入する開腹手術の準備をしようかなと思った瞬間、普段大人しいメコンオオナマズが大暴れ! 一気に深みに潜ろうとします!

メコンオオナマズ 危険生物

木を張り合わせただけの小舟は大揺れ! ヤバいと思った瞬間、目の前の大きな漁師さんが「ドバァーーーン!」と引きずりこまれてしまいました。

なんと、左腕に網が絡んでしまったのです。幸いにも体中を漁網でがんじがらめになっているメコンオオナマズはそれ以上潜ることはできず、漁師さんも爆笑しながら船に上がってきてくれましたが、0.5秒くらい最悪の事態が脳裏によぎりました。

番外編:オニオコゼ|魚種を勘違いして素手で鷲づかみ

インドネシア・スラウェシ島を一人旅

バラマンディとGTを狙って、インドネシア・スラウェシ島を旅している時の出来事です。

夜のマングローブで陸からバラマンディを狙って時合待ちの間に、気になる生物を片っ端から素手で捕まえている時でした。

他の種類の魚と勘違いして掴みにかかったら……

石のように動かない魚を見つけ、何の躊躇もせず真上から素手で鷲づかみ!

「ヨッシャ!捕まえたッー!」と思った瞬間。

掌に『ガツンッ!』と激痛が走り、あまりの痛さに魚を離してしまいました。控えめに言って悶絶です(笑)

後にルアーで釣りあげ、鷲づかみにした魚がオニオコゼと言うことが判明。

そりゃ激痛ですよね。

オニオコゼに刺されて1時間ダウン

毒魚 危険生物

大きな生き物だけが危険な訳ではありません。やはり、毒を持つ生き物には細心の注意を払いましょう。

ちなみに、時合になったら激痛に耐えながら本気でキャストを繰り返しましたが、もう二度と味わいたくない時合になりました(笑)

今回ご紹介した生物は身近とは言い難いですが、毒魚は身近な堤防にも生息していますので、くれぐれもお気をつけください。

▼気をつけなければならない『毒魚』たち

撮影・文:山根 央之

ライタープロフィール


山根央之(やまねひろゆき)
初めての1匹との出会いに最も価値を置き、世界中何処へでも行く怪魚ハンター山根ブラザーズの兄。餌・ルアー問わず、もはや釣りに限らず。ガサガサや漁業者と協力してまでも、まだ見ぬ生き物を追い求め、日々水辺に立っている。

テレビ東京・緊急SOS池の水全部抜くやNHK・ダーウィンが来た、TBS・VSリアルガチ危険生物などに出演したり、魚類生態調査に参加したりと幅広く活動中。

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