イシガキフグって意外に美味!磯の外道を食べてみよう

2018/02/15 更新

イシガキフグはハリセンボンの仲間で体中に棘をもっているフグです。浅い岩礁帯やサンゴ礁に住み日本全国に生息しています。大型のフグで食味は良いとされてますが、独特な骨格から捌くのが困難と言われています。今回はイシガキフグの生態や釣り方をご紹介します。

制作者

TAKEBUCHI

ブラックバス・ニジマスがメインターゲットで、コスパ重視の釣りスタイル。釣り場まで徒歩5分の場所に住んでいたことも。カサゴの味噌汁が好きな30代です。

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アイキャッチ画像出典:釣具のポイント

イシガキフグとは

イシガキフグの下からのアングル
出典:PIXTA
イシガキフグは、50~80センチほどに成長するフグ目ハリセンボン科の魚です。暖かい海域に住むハリセンボンの仲間でもあり、太平洋に広く分布しています。定置網にかかることがありますが、体表を覆う棘が原因で、市場に出回ることはありません。磯釣りでもヒットすることがあり、餌取りや外道として知られます。

分布・生息域

太平洋の岩礁
出典:pixabay
太平洋に広く分布し、世界中の暖かい海域に住むイシガキフグですが、津軽海峡以南の日本海沿岸や茨城以南の日本の海にも生息しています。主に水深100メートル以内の浅い岩礁域やサンゴ礁域を好み、岩穴などに潜んでいることが多いようです。熱帯域では、より深いところでも生息しているのではないかと言われています。

特徴

イシガキフグ イシガキフグは体が縦扁し、大きな頭と口を持っています。体表にある棘は短くて丸く、イシガキフグがカラダをめいっぱいに膨らませても針が立って尖ることがありません。尾びれの手前まで、その棘が存在します。体色は背面が濃い灰色で、腹部は白色で腹ビレがなく、顔の辺りから黒や濃い茶色の縞模様があるのが特徴です。

生態

イシガキフグの水中画像
出典:PIXTA
イシガキフグは群れを作ることなく、単独で生活をします。動きが鈍く警戒心も薄いため、海面近くをのんびり泳ぐ姿が見られることも……。胸びれを交互にはためかせて泳ぐ様子に、のっぺりとした表情もあいまって、ゆるい可愛さが魅力的でもあります。主に甲殻類や軟体動物を捕食し、大きいものでは80センチほどにまで成長します。

イシガキフグとハリセンボンの違い

ハリセンボン ハリセンボンはイシガキフグに良く似ていますが、見分け方があります。イシガキフグのヒレにある黒い斑点は、ハリセンボンにはありません。また、ハリセンボン膨らむと棘が立ってウニのようになりますが、イシガキフグは膨らんでも棘が立ちません。彼らを怒らせてみれば一目で判断できます。

イシガキフグの料理と旬

薄造り
出典:photoAC
イシガキフグは無毒で、筋肉や皮、白子が可食部位として定められています。しかし、フグの肝臓については種類を問わず販売・提供が禁止されており、残念ながら食用することはできません。また、フグの調理をするには店舗に限らず家庭においてでもフグ調理師免許が必要になります。産卵期を兼ねる秋から春にかけてが旬です。

唐揚げ

フグの唐揚げ
出典:photoAC
フグは唐揚げにすると適度に締まり、鶏肉のような食感になります。背と腹ビレをそれぞれ落とし、実に切れ込みを入れて漬け汁を浸み込みやすくするととても美味しい仕上がりに。サクサクとした衣の中からは、魚らしい甘味と旨味が溢れます。

フグちり鍋
出典:photoAC
イシガキフグの皮は、少し手間ですが針を一本一本抜き去れば、調理することができます。一般に、フグ鍋は「ふくちり」や「てっちり」、「ふぐじる」などと呼ばれ、フグのあらや皮も具材として用いることができます。皮はプルプルとした食感が好評です。

煮付け

フグの煮付け
出典:PIXTA
フグの身は割と淡白で、唐揚げ同様熱を通すと引き締まります。比較的味が浸み込みにくいため薄い味付けよりも、こってりとした味付けで煮込むのがおすすめです。アラごと煮込んでも美味しく仕上がります。頭部は身がしっかりとついているので、ぶつ切りにしてそのまま煮込みます。

イシガキフグの釣り方

磯釣り
出典:photoAC
イシガキフグは磯釣りで狙えます。イシダイをターゲットにした釣りの最中にウッカリ釣れることで御馴染みです。サビキ仕掛けやフカセ仕掛けなどで狙ってみましょう。もし堤防などの浅瀬で姿を見つけることができれば、イシガキフグ目掛けてタモを振るうだけでも簡単に捕まえることができてしまいます。

タックル

イシガキフグは大きいもので60~80センチにもなり、重さも10キロ近くになるものも。ヒレが小さく泳ぎもゆっくりなため、イシダイほどの引きはありません。しかし、それなりに大物になりますので、タックルは幅広いターゲットに対応可能なしっかりとしたものを選ぶと安心でしょう。

海で様々な魚を狙えるクセのない振出ロッド

ダイワ リバティクラブ 磯風 3-53・K

全長:5.33m
自重:280g
継数:6本
仕舞寸法:101cm
錘負荷:5-10号
ナイロンライン適合:12-25lb
優れた回転性能と軽さの小型汎用スピニング

ダイワ 15 レブロス 3000

ギア比:4.7
自重:290g
最大ドラグ力:6kg
巻取り長さ:79cm
ナイロン糸巻量 (lb-m):12-200/16-150
PE糸巻量(号-m):1.2-350/2.5-200

基本的な釣り方

イシガキフグ釣り イシガキフグは餌取りとして釣れてしまうことの多い魚です。オキアミやアサリなどを撒き餌し、サビキ仕掛けやフカセ仕掛けの竿を垂らして待ちます。ずっしりと重く、そのわりに引かない魚が掛かったらイシガキフグの可能性大です。歯がしっかりとしており顎の力も強いため、針を外す際はペンチなどを使うと安全です。

イシガキフグを狙ってみよう!

海外磯釣り
出典:pixabay
普段は餌取りとして「外道」と呼ばれるイシガキフグですが、愛らしい姿とのんびりした動き、大きな魚体がボールのように膨らむ様子は、見ていて面白いものです。釣れた際にはフグを捌けるお店に持ち込むなどして、その味を楽しむのも悪くはありません。市場に出回らない魚だからこそ、少し特別な食事になるかもしれません。

You are very tender and delicious, Pacific burrfish! イシガキフグくん、いただきます!

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