メバリング向けベイトフィネスロッドについて
メバリングでは多くのアングラーがスピニングを使っています。
その一方で、一部のアングラーはベイトでライトなルアーを扱える『ベイトフィネス』を用いているケースも。
ベイトフィネスにはスピニングに無いメリットがあり、それを活かすことで釣果アップに繋がる可能性を秘めていますよ。
メバリングにおけるベイトフィネスのメリット
ベイトフィネスのメリットは、手返し、操作性・感度、パワーの面でスピニングを上回ることです。
クラッチ一つでキャストできる手返しの良さ、ラインスラックが出にくい操作性・感度のダイレクト感、真っ直ぐラインを巻き取れる構造を理由に生まれるパワーは、ベイトフィネス特有のメリットと言えます。
また意外ですが、ルアーによってはスピニングより飛距離が出せることもベイトフィネスのメリットです。
2020年最新メバリング向けベイトフィネスロッド価格別11選!
ここでは1万円以下から3万円以上のモデルまで、価格帯別に各メーカーのメバリング向けベイトフィネスロッドをピックアップしました。
予算や性能を吟味して、ぜひお気に入りの1本を見つけてみてください。
1万円以下のメバリング向けベイトフィネスロッド
アブガルシア クロスフィールド XRFC-662ML-BF
1本で様々なターゲットを狙えるクロスフィールド。
トップにSiCガイドを搭載しPEラインが安心して使え、Xカーボンテープによるブランクス強化で大物がヒットしても安心のパワーを持っています。
メバリングにはXRFC-662ML-BFがおすすめ。汎用性が高いので、チニングやバスも楽しむことが出来ます。
アブガルシア クロスフィールド XRFC-662ML-BF
自重:106g
継数:2本
仕舞寸法:102
ルアー重量:2-18g
PEライン適合:0.4-1.2号
1万円台のメバリング向けベイトフィネスロッド
メジャークラフト エヌワン NSL-T732UL/BF
エヌワンはナノカーボンを採用したハイコスパロッド。
KRコンセプトガイドやクロスフォース製法も取り入れながら、実売1万円台なのはかなり驚きです。
NSL-T732UL/BFはベイトフィネス入門に最適な1本。5グラムまでのメタルジグやジグヘッドの釣りにおすすめです。
メジャークラフト エヌワン NSL-T732UL/BF
継数:2本
ルアー重量:1.5-5g
ナイロンライン適合:3-8lb
PEライン適合:0.4-0.8号
アブガルシア ソルティースタイル ベイトフィネスカスタム STBC-732MLS-KR
アブガルシアのソルティースタイル ベイトフィネスカスタムもコスパに優れたロッドです。
小口径ガイドによる軽量化、Xカーボンテープによるブランクス強化テクノロジーが採用されています。
STBC-732MLS-KRにおいては高弾性ショートソリッドティップを搭載。繊細なティップでルアーを操作し、ヒット後は強靭なバットパワーで障害物から一気に魚を引き離せます。
アブガルシア ソルティースタイル ベイトフィネスカスタム STBC-732MLS-KR
自重:106g
継数:2本
仕舞寸法:113.5cm
ルアー重量:2-18g
ナイロンライン適合:6-14lb
2万円台のメバリング向けベイトフィネスロッド
テイルウォーク アウトバック NC765L
アウトバックは、テイルウォークのモバイルロッドシリーズ。
全てのモデルが仕舞寸法51センチ以下で、とてもコンパクトに持ち運びが出来ます。
メバリングにはライトパワーのNC765Lがおすすめ。60センチクラスのシーバスにも対応するパワーがあり、ライトロックフィッシュやバスにも使えるので、この1本があれば様々なターゲットを楽しむことが出来ます。
テイルウォーク アウトバック NC765L
自重:135g
継数:5本
仕舞寸法:50cm
ルアー重量:MAX25g
ナイロンライン適合:MAX12lb
ヤマガブランクス ブルーカレントⅢ 69/B
2020年春にモデルチェンジした第3世代・ブルーカレントⅢは、ヤマガブランクスの人気ライトゲームロッドです。
自社工場で作られる高品質なブランクスは、誰もが投げやすく魚をバラしにくいロッドに仕上げられています。
ベイトモデルは3機種をラインナップしており、メバリングには69/Bがおすすめです。
ヤマガブランクス ブルーカレントⅢ 69/B
自重:77g
継数:2本
仕舞寸法:106.5cm
ルアー重量:MAX7g(JH0.8~7g / Plug1.6~5g / Rig1~7g)
ナイロンライン適合:3-6lb
フロロライン適合:3-6lb
PEライン適合:0.3-0.6号
ダイワ 月下美人 MX 72MLB
月下美人 MXは、ダイワのライトゲームブランド・月下美人のミドルクラスモデル。
高密度HVFカーボンにネジレ防止構造のX45を採用したブランクスは、シャープな中に粘り強さがあり、急激なメバルの突っ込みでもラインに極端な負荷を与えません。ガイドはオールチタンフレームのKタイプSiCガイド。
72MLBは、大型メバルに対応するシリーズ唯一のベイトモデルです。
ダイワ 月下美人 MX 72MLB
自重:87g
継数:2本
仕舞寸法:113cm
ルアー重量:3-14g
ナイロンライン適合:3-12lb
PEライン適合:0.2-0.8号
3万円以上のメバリング向けベイトフィネスロッド
ブリーデン TXロケットマル GRF-TX73BM
ロケットのようにルアーを飛ばし、キャスティングコントロールも容易なブリーデンのTXロケットマル。
ガイドにはチタンフレームトルザイトリングガイド、リールシートはスケルトングリップを採用しています。
ラインナップ3機種のうち、メバリングにおすすめなのはGRF-TX73BM。特にプラッキングやキャロ等、少し重めのルアーを使うのにおすすめです。
ブリーデン TXロケットマル GRF-TX73BM
自重:99g
継数:2本
仕舞寸法:114cm
ルアー重量:2.4-16g
PEライン適合:0.4-0.8号
ダイワ 月下美人 AIR AGS (メバルモデル) 76ULB-S・R
ダイワのメバリングロッド上位機種・月下美人 AIR AGSは、カーボンフレームガイド・AGS等の最新テクノロジーを搭載したハイスペックなロッドです。
ブランクスにはHVFナノプラスを採用。X45によるネジレ防止構造との相乗効果で、キャストしやすく粘り強いブランクスに仕上げてあります。
本シリーズのベイトモデルは2機種で、メバリングには76ULB-S・Rが最適。ハイエンドモデルの月下美人 EX AGSにはベイトモデルのラインナップが無いため、実質ダイワで最も高性能なメバリング向けベイトフィネスロッドです。
ダイワ 月下美人 AIR AGS (メバルモデル) 76ULB-S・R
自重:75g
継数:2本
仕舞寸法:118cm
ルアー重量:2-8g
ナイロンライン適合:3-8lb
PEライン適合:0.2-0.6号
アブガルシア エラディケーター ベイトフィネス EBTC-610LT
エラディケーター ベイトフィネスでは、TAF製法や超々高弾性ナノカーボン55t、チタンフレームトルザイトリングといった、最新・最上級の製法や素材を採用しています。
これらによって前作より20%も軽量化しつつ強度も確保した、過去最高のスペックに仕上げられています。
EBTC-610LTが近距離のピンスポット撃ちを中心に、オールラウンドに使えるモデルでメバリングにおすすめです。
アブガルシア エラディケーター ベイトフィネス EBTC-610LT
自重:71g
継数:2本
仕舞寸法:106.9cm
ルアー重量:1.5-15g
PEライン適合:0.5-1.2号
アブガルシア エラディケーター・ベイトフィネスカスタムエアー EBFC-79LS-TZ
エラディケーター・ベイトフィネスカスタムエアーは、ベリーからバットに4軸カーボンテープラッピングのアクシャルカーボンを採用しているのが最大の特徴。曲げ込んだときにトルクが発揮され、大型メバルだけでなく、チヌやシーバスにも対応するパワーがあります。
EBFC-79LS-TZは8フィートに迫る長さでロングキャストがしやすいモデル。広範囲をスピーディーにサーチして、釣果を重ねられるモデルです。
アブガルシア エラディケーター・ベイトフィネスカスタムエアー EBFC-79LS-TZ
自重:99g
継数:2本
仕舞寸法:121.2cm
ルアー重量:1.0-10g
フロロライン適合:3-8lb
フィッシュマン ビームス インテ 7.9UL
ビームス インテ 7.9ULは、ベイトロッド専門メーカーのフィッシュマンが手掛けるライトベイトロッド。
ただライトなだけでなく、延べ竿のような曲がりを見せ、ライトラインで大物を獲れるロッドに仕上げられています。
3ピースのモバイルタイプで持ち運びやすいのも魅力です。
フィッシュマン ビームス インテ 7.9UL
自重:124g
継数:3本
仕舞寸法:95.5cm
ルアー重量:1-10g
PEライン適合:0.3-1号
メバリングベイトフィネスロッドの選び方
ここではメバリングにおけるベイトフィネスロッドの選び方をおさらいしていきましょう。
長さ
長さは6.6~7.6フィートを基本に、ロングキャスト中心の場合は7.6フィート以上のロッドを選んでみてください。メバリングは比較的リトリーブでの誘いが中心となるので、アジングよりも長めのロッドが使いやすいです。
硬さ
硬さは使用するルアーやメバルの大きさによって選び分けるのがベスト。ジグヘッドや小型メタルジグであればULやL、大型メバルをターゲットにする場合はMLやMパワーが安心です。
自重
反転、追い食い、食い上げと様々なアタリを見せるメバル。ロッドの自重はそれらの様々なアタリを感じ取れるかどうかに大きく関わってきます。
自重はやはり軽いほうがアタリを感じ取りやすく、上位機種になるほど軽いことが多いです。
ベイトフィネスでメバリングに挑戦!
ベイトフィネスはかつて上級者やプロ向けのテクニックだった印象もありますが、現在ではタックルが大きく進化し、初心者でもトラブルが少なくて扱いやすくなっています。
まずは本記事でロッドを選び、それにあったリールもあわせて検討し、ぜひベイトフィネスでのメバリングに挑戦してみてください。