北海道のアキアジ釣りにはどんな仕掛けを使う?
北海道の秋の釣り物として欠かせない『アキアジ』
アキアジの仕掛けにはウキルアーと呼ばれるウキ、スプーン、タコベイト、餌を組み合わせた独自の仕掛けが使われます。
アキアジの経験がない方には衝撃を受ける仕掛けですが、秋の北海道ではこのウキルアーが絶大な人気を集めています。
今回は北海道でも屈指の在庫数を誇る『釣り具センター』の若井さんにアキアジのウキルアーを解説してもらいます。
つり具センター若井さん
北海道の各地に店舗を構える釣り具センターのスタッフ若井さん。
ルアーフィッシングを中心にした豊富な知識でアングラーの釣り具選びをサポートしてくれます。
ルアーだけでなく、餌釣りやアキアジ狙いの経験も豊富です。
アキアジの仕掛けはウキルアーが定番
アキアジ釣りはぶっこみやフカセといった仕掛けがありますが、近年はウキルアーが圧倒的な人気を集めています。
ウキルアーはウキ、スプーン、タコベイト、餌を組み合わせたアキアジ釣り独自の仕掛けです。
初心者にはセット仕掛けもおすすめ!
釣り具センターで販売されているウキルアー仕掛けには、すべてがセットになったアイテムもあります。
こちらのアイテムは仕掛けの細部までにこだわらずに、手軽にアキアジを狙いたい方から人気を集めているようです。
しかし、1つ1つのアイテムにこだわって仕掛けを作ることで、アキアジの釣果をアップすることにもつながります。
スプーン
ウキルアーに使用するスプーンは40グラム前後の鮭釣り専用のアイテムを使用します。
スプーンの種類はカラーローテーションができるように5種類以上を用意しておきましょう。
カラーはシルバーレッドが定番
スプーンのカラーはアキアジ釣りで定番とされるシルバーレッドに黒の斑点が採用されたものが人気です。
アキアジは群れの回遊が入ってきたときは派手なカラーの実績が高く、人的プレッシャーに合わせてナチュラル系のカラーを選びましょう。
アキアジも渓流魚と同じトラウトであるためシェル系のカラーも効果的なようです。
ダイワ アキアジ クルセイダー 40g
タコベイト
タコベイトのサイズは2〜2.5号が定番です。
アキアジの食いが渋くショートバイトが多いシチュエーションでは1.5号にダウンサイズしましょう。
フックは段差フックを使った2本針が定番ですが、釣り場によっては1本針のルールが制定されているので注意が必要です。
フックの2本針は片方に餌をつけ、もう片方に何もつけないセッティングが基本になります。
カラーは赤とピンクが定番
タコベイトのカラーは赤とピンクが基本で、濁りがきついシチュエーションではシルエットがはっきりすつ黒系も効果的です。
スプーンと同様、釣り場のプレッシャーが高いときは、周りで使用していないカラーをローテーションさせてみましょう。
ヤマシタ タコベー 2号 段差針
ウキ
ウキは飛距離が出やすいコンパクトなタイプが人気を集めています。
ウキはそれぞれのメーカーのアイテムで浮力が異なるため、釣り場でいろいろなモデルを試してみるのがおすすめです。
朝まずめに有効なケミを用意
アキアジ釣りは朝まずめに釣果があがりやすく、暗い時間にウキを視認できるケミを取り付けましょう。
ケミは使い捨てのケミホタルと、電池のオンオフが調整できる電ケミが人気です。
ケミのサイズはウキに合わせて37、50を選びましょう
アキアジ クルセイダー フロート L
ルミカ ケミホタル 37
エサ
エサは針持ちの良い赤イカが定番です。
サンマとカツオは赤イカに比べて食いが良く、スレたアキアジが多い釣り場に有効になります。
味付けによる集魚効果も期待
アキアジは餌の味も釣果に影響しやすく、にんにくで味付けされたアイテムが人気です。
釣り場の手間を省くためには、カットされてパック詰めされたアイテムを選びましょう。
自分だけのウキルアーでアキアジを釣り上げよう!
北海道の秋の風物詩とも言えるアキアジ釣り。
ウキ、スプーン、タコベイト、餌を組み合わせたウキルアー仕掛けが人気を集めています。
初心者にはすべてがセットになった仕掛けもおすすめですが、ひとつひとつのアイテムにこだわることでアキアジの釣果をアップすることもできますよ!