目次
一度やったら絶対ハマるクロダイのルアーゲーム!

クロダイといえば、従来はフカセ釣りや落とし込み釣り、筏釣り等の餌釣りで狙うのが一般的でした。
しかし現在ではルアーでの狙い方も確立され、クロダイゲームは身近な河川や干潟、防波堤で楽しめることもあり、その釣り人口がどんどん増えてきています。
そこで本記事では元釣具屋のTSURI HACKライターが、様々なクロダイルアーの中からおすすめアイテムを厳選してご紹介します。
クロダイおすすめルアー『トップ編』

夏を中心に楽しめるクロダイのトップゲーム。
クロダイが他の魚と大きく違うところは、トップに何度もアタックしてくること。黒い影がルアーのあとを追ってくる姿に大興奮間違いなしの釣り方です。
そんなクロダイトップにおすすめのルアーをご紹介していきます。
ジャクソン R.A.ポップ
クロダイルアー黎明期に生まれたポッパーです。音・浮き姿勢・アクションいずれもバランスがよく、未だクロダイトップで大人気となっています。
テールアイを一段下げた形で、同時にフロントよりテールフックを一番手上げており、何度もルアーにアタックしてくるクロダイを掛けやすい設計としてあります。
シマノ ブレニアス ライズウォーク 65F
移動距離を抑えた首振りでクロダイにアピール出来るペンシルポッパー。カップに受けた水を頭部から放出するバブルチャンバーは、ルアーの存在感を曖昧にし、バイトチャンスを増やす効果があります。
カラーの面では全てのカラーにインサートプレートを採用。フラッシングによってクロダイの視覚に強烈アピール出来る仕様です。
アムズデザイン プガチョフコブラ60
広範囲を素早くチェックしたり、ポッパーの強いアピールにはクロダイが反応しなかったりする時におすすめのペンシルベイトです。クイックなアクションを活かし、クロダイに見切られないように使うのがおすすめ。
小型ですがシンプルな形状ゆえ、飛距離は十分出ます。
自重:6g
使い始めてからは毎年のようにチヌやキビレを何十本と釣らせて貰ってるいいルアーです。飛距離や操作性、デザインのバランスがいいと思います。
ダイワ シルバーウルフ チニングスカウター 60F
遠投性に優れたよく飛ぶポッパー。60ミリで7.3グラムの重さがあり、抜群の飛距離が出せます。クロダイが釣り人の影におびえて逃げるようなフィールドで特に強いです。
カップはウォータースルーギル構造で強すぎないポップ音を生み出し、テール部のフィンはクイックなアクションを生み出すことに役立っています。
自重:7.3g
ルアーを付けるときになるまで気が付かなかったんですがヨコアイだったんです。だからタテアイのルアーと比較して横の動きが抑制されず、横を向くのが得意なルアーに仕上がっていたんですね。下手なペンシルよりよっぽど首を振ってくれます。
ハルシオンシステム 飛豚73 プロップ
巻くだけでクロダイトップゲームを楽しめるルアーです。ポッパーやペンシルベイトだと上手くアクションさせられない方も、このルアーであれば簡単にクロダイトップゲームを楽しめます。使い方のコツはいい音が出る速度で、クロダイが追ってくる姿が見えても巻き続けること。止めると見切られてしまうので注意してください。
自重:12g
まわりで多勢のアングラーがトップ、シャローを投げまくり、一匹も釣れない中、ティップを上げて、ただ巻きだけで連発しました。近くの人に貸してあげたら、またまた連発。誰が使っても、投げて巻くだけで釣れるルアーです。
出典: 楽天みんなのレビュー
トップの使い方のポイント
クロダイトップは先入観にとらわれず、いろんなルアーやアクションを試してみるのが釣るためのコツ。基本はアクション+ポーズで誘っていきますが、時にはアクションさせ続けたほうが良かったり、逆にポーズの時間を長く取ったりするのが良かったりもします。
ルアーによって反応がよく変わるので、上記でご紹介したようなポッパー・ペンシル・プロップ系ルアーをそれぞれ持っておくことをおすすめします。
クロダイおすすめルアー『ワーム&ジグヘッド編』

春や冬のようにクロダイがボトムに着いていることが多い時、ハイシーズンでも活性が低い時にはワーム&ジグヘッドの出番です。
クロダイが好むカニやエビといった甲殻類をイメージ出来るワームと、根がかりしにくいジグヘッドを使うのがポイントです。
シマノ ブレニアス ムシエビ
シマノのクロダイルアーシリーズ・ブレニアスから発売された新製品です。サイズは1インチながら高い浮力を持っていて、ボトムでフックを持ち上げ、根がかり軽減に貢献します。ラバーレッグは水中に機敏に反応し、ワーム素材だけでは演出出来ないアピールを生みます。
ボトムのズル引きだけでなく、フォールで岸壁を攻略するのにもおすすめです。
バークレイ SWインチホッグ 1.5インチ
まさに小さなエビをイメージさせられるアイテム。小さいながらもツインカーリーやパドル、深いリブによって、強めのアピールを生む設計です。
パワーベイトシリーズ特有のフォーミュラーによって、クロダイが口にしてから離しにくい特徴もあります。
エコギア チヌ職人 バグアンツ 2インチ
大人気のバグアンツをクロダイ向けにチューニングしたチヌ職人シリーズ。クロダイに効果的なカラーに加え、専用フォーミュラーを配合し、アクション・視覚・嗅覚・味覚いずれでもクロダイにアピールします。さらにナチュラルシンキングマテリアルとフローティングマテリアルがありますので、それらを使い分ければ釣果アップ間違いなしです。
色的には通常のバグアンツのホットオレンジフラッシュとか三陸リアスレッドの方が好みですが、ニオイが強いのでチヌ狙いならこっちの方が良いかも。深いところにいるキビレなんかはフカセより断然釣りやすいと感じます。
がまかつ ジョイントノッカーチヌ
フックが交換可能、かつフリーでワームのアクションを妨げない、シンカー・フックが別になったジグヘッド。クロダイのボトムゲームではフックがボトムに干渉して鈍ったり、クロダイの強い歯でフックが潰されたりします。そんな時もフック交換が素早くでき、貴重なバイトを逃しません。フックがフリーでワームがクロダイの口に入りやすいのもポイントです。
アルカジックジャパン BM.キール
状況に応じてフックセット方法が変えられる面白いジグヘッドです。根がかりが少ない場所やクロダイの食いが甘い時には針先を露出するジグヘッドスタイル、根がかりが多い場所では針先を隠して回避性能を高めるオフセットスタイルで使用出来ます。
ネムリが入ったフックは、クロダイの硬いアゴでも貫通させやすいです。
ワーム&ジグヘッドの使い方のポイント
ワーム&ジグヘッドはボトムをズル引きして使うのが基本。それに加えリフト&フォールやシェイクを交えながら誘ってみてください。そしてポイントとなるのがアワセのタイミング。クロダイはワームを追ってきながら端を何度も噛んで、それから深く食い込むことが多いです。
そのためアタリがあってもすぐにアワセを入れず、強いアタリが出てからフッキングするのがコツです。
もちろん状況によっては即アワセが良いこともありますので、状況を見極めながら釣りをしてみてください。
クロダイおすすめルアー『バイブレーション編』

ワームよりもアピール力やフッキング率を上げたい、飛距離も伸ばしたい場合にはバイブレーションがおすすめです。
フッキング率が高く、ボトムを取りやすいので、初心者の方も使いやすいでしょう。
ただし根がかりに弱いデメリットがあるので、ボトムでの使用に適したバイブレーションを選ぶ必要があります。
ジャクソン チヌころバイブ
ダブルフック搭載・起き上がり小法師機能で根がかりしにくいバイブレーション。意外かもしれませんが、ダブルフックは根がかりしにくい上に、フックポイントがクロダイの口に立てばトリプルフックよりも掛かりが良い特徴があります。
岩などに根がかりしそうになった時にはボディが勝手に上方向へと持ち上がって回避してくれます。
自重:8-12g
値段は少しお高めかなという印象ですが、ルアーの形状的に根掛かりしにくいですし、万が一根掛かりしても慌てず色んな方向から軽く引っ張ってあげれば、スポッと抜けてくれる場合が多いです。ロストしにくいので結果的にコスパも良いと思います。
エコギア ブリーマーバイブ35
フックをアシスト仕様とすることで、根がかり回避性能とフッキング率の高さを両立させたルアーです。ラインアイが2つありアピール力を変えられるのもポイント。
前側にセットすればタイトアクションでスピーディーに、後ろ側にセットすればワイドアクションでゆっくりと巻くことが出来ます。
エクリプス キールバイブ62
62ミリのボディに、ワンサイズ上のウエイトを詰め込んだキールバイブ62。一般的なプラスチック成型でなく、ソリッドボディを採用することによってその重さを実現しています。ソリッドボディは強い波動を生み出すのにも貢献。
クロダイが居るポイントが遠かったり、風が強かったりする状況でおすすめです。
メガバス カットバイブ55
薄型ボディでハイピッチな振動を生み出すバイブレーション。特徴的なショートビルは元々抵抗水流をカットするためものですが、クロダイで使う場合は根がかり回避に役立ったり、ボトムと干渉してアクションの軌道を左右にぶらせたりする効果も。プレッシャーが高いシーンで使いやすいバイブレーションです。
ブルーブルー ナレージ50
ナレージ50はただ巻きに加え、ヒラ打ちでアピールさせながら使うのがおすすめです。ヒラ打ちでは横に大きく倒れ込み、強いフラッシングでクロダイにアピール。その突発的な動きでリアクションバイトを誘えます。
自重:12g
とりあえず初めて行くフィールドでの1投目はこれを投げている。このルアーを投げ始めてからボトムがしっかりと取れてると感じるようになった。コンパクトながら重量があるので遠くへ飛ばしてボトム付近をスローに探るのにとても適していると思う。巻いているとルアーの動きが手に取るようにわかり、今水中でなにをしているかを把握しやすいルアーだと感じた。
バイブレーションの使い方のポイント
バイブレーションの使い方は、ただ巻きが基本。途中でロッドアクションを加え、ヒラ打ちさせてリアクションバイトを誘う使い方もおすすめです。バイブレーションの場合はアタリがあったら即アワセが基本です。クロダイの重みをしっかりロッドに乗せて、硬い顎にフックを貫通させられるようにしましょう。
根がかりを極力抑えたい場合には、フロントフックを外してテールフックだけにして使うと良いです。
クロダイルアーはめっちゃ面白い!

夏のトップゲームから開拓されたクロダイのルアーゲームは、釣り方やルアーも豊富になり、今では一年を通して楽しめることが分かっています。釣るためには季節や状況に応じたルアーセレクトが鍵を握ります。
本記事でご紹介したルアーと使い方を参考にしながら、クロダイのルアーゲームにぜひチャレンジしてみてください。
関連記事
紹介されたアイテム











