ゴアッテクスのレインウェアに穴が空いてしまった……
磯場で滑った!

ある日、磯場を歩いているとき、足を滑らせて派手に転倒してしまいました。
幸いにも怪我やロッドの破損はなかったのですが……

なんと高級なシマノのゴアテックスに大きな穴が空いてしまいました(泣)
長袖着ていたからこそ体は無傷で済んだのですが、心に大きな傷を負ってしまいました。
このあと、ナイスサイズのヒラスズキのラインブレイクもあり、こういう日は何やっても上手くいきません……。

思ったより派手に破けてますね。
これはレインウェアとしてはもう機能しないなー。はぁー……ショック。
高級レインウェアなんてそんなに頻繁に買えないよー(泣)
破れたゴアテックスレインは自宅で直せる!
きっと同じショックを受けた人はいっぱいいる

試しにgoogleでゴアテックスの修理について調べてみると、リペアシート(修理シート)を購入すれば自宅で直せるようです!
それにしても思ったより安いぞ! よし買っちゃえーポチっ!
あっこれもついでにポチっ!(笑)
洗濯して商品が届くのを待つ

まずは、補修箇所の汚れを落とすために洗濯しましょう。
ゴアテックス専用洗剤が販売されていますが、無ければ家庭用洗剤で洗ってもOKです。
NIKWAX ニクワックス Loft テックウォッシュ
汚れたままだと本来持つ機能が低下してしまうので、洗濯表示に従って定期的に洗濯しましょう。
2種類のリペアシート

注文から数日でモンベル社製のリペアシート2種類が配達されてきました。
左がゴアテックス素材、右がポリウレタン素材のリペアシートです。
使用用途によって使い分ける必要があるので、買い間違えないように注意しましょう!
しっかり直すなら“ゴアテックス パーマメントリペアシート”

今回僕が購入したのは、モンベル社製のゴアテックス パーマメントリペアシートです。
なんと1枚500円!こんなに格安で直せるんですね。
傷口を縫合してからアイロンを使って圧着するため、ひと手間必要です。
mont-bell GORE-TEX パーマネントリペアシート
他社からも同様の商品が出品されています。
価格は1,000円から1,500円程度が相場のようですね。
田中産業 GORE-TEX ゴアリペアシート
応急処置用の“リペアシート”

こちらは、縫合もアイロンも不要のシールタイプのリペアシートです。
ポリウレタン素材なので、ゴアッテクスのような機能はありません。

半透明のシールになっているので非常に便利です。まさに応急処置用ですね。
現場ですぐに補修できるように車に積んでおこうと思い、ついで買いしてしまいました。
montbell リペアシート (半透明)
ゴアテックス素材のリペアシートの使い方
①縫合しましょう

細かめのピッチで縫っていきましょう。
できるだけ生地の色にあった糸を選んだ方が目立たずに済みますよ。

皆さん小学校の頃、家庭科の授業でお裁縫を習いましたよね!
今こそその時の経験を発揮する場面です。

破れた部分を完全に縫い合わせましょう。
②ゴアテックス リペアシートをカット

破れた部分が覆われるようにカットしましょう。
この時、角を丸くすることで剥がれにくくなります。
ゴアテックス素材のリペアシートは生地の裏側から補修します。
③アイロンを使って圧着

約160℃で20秒間、あて布を置いて強く圧着しましょう。
家庭用アイロンの場合は中温度でOKです。
20秒で不十分だった場合は再度、あて布を置いて圧着しましょう。

しっかり圧着できました!
このように曲げても剥がれませんね。
ポリウレタン素材のリペアシートの使い方
⓵補修箇所に合わせてカット

こちらも角を丸く切るのがコツです。
少し大きめにカットしましょう。
②剥離紙を剥がす

思ったよりも粘着力が強いので、剥離紙をはがす際にグチャグチャにならないように気を付けましょう
③シワにならないように張り付け、表面に強く密着させる

ポリウレタン素材のリペアシートはアイロンは使いません。また、補修箇所を縫う必要もありません。
生地の表面にシワができないように注意しながら、手のひらなどで強めに圧着させましょう。

今回はゴアッテクス素材で補修した部分を表からポリウレタン素材でも補修してみました。
シールなので時間が経つと剥がれてしまうかもしれませんが、応急処置としては充分といった感じです!
破れたレインウェアは直せる!

同様の方法でテントも直せます。
万が一、レインウェアやテントが破れてしまった場合の参考になれば幸いです!
それにしても……。 ゴアテックス破れても直せるって知っていれば、きっとあのヒラスズキはキャッチできたなぁ。(笑)