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20レブロスLTを正直インプレ。実売6,000円台だがコスパはいかに?

DAIWAが2020年の新作として発売した『20レブロス LT』。実売6000円にも関わらず、LTコンセプト採用だけでなく、ATDやエアローター……さらにはLC−ABSまで搭載した最強のコスパモデルです。今回は1ヶ月筆者が使い込んでみた正直インプレッションの他、おすすめのカスタム方法までご紹介します。

目次

『20レブロス』って実際どうなんだろう

20レブロス LT

惜しげも無くダイワの最新技術を詰め込み、安価リール界に衝撃を与えたリールです。

その真価に迫るべく、生粋の釣りバカアングラーが、発売より1ヶ月間使い込んでみました。

筆者について

ちゃったTV なおと

若狭湾〜山陰をメインエリアとし、ライトゲームからショアGTのキャスティングゲームまで広い釣りを楽しんでいるYoutuber。

『ニコデザインオフィス』のフィールドスタッフも務めるなど、テスターとしても活躍しています。

最強のコスパリール『20レブロスLT』とは

なんとこのリール……

まさかの定価9000円前後という破格の価格設定

そして実売価格は言うまでもなく、“さらに”安いのです。

▼ 実売価格は以下でチェック

ダイワ 20 レブロス LT 2000S

ギア比:6.2:1
自重:200g
最大ドラグ力:5kg
巻取り長さ:81cm
ナイロン糸巻量(lb-m):3-150
PE糸巻量(号-m):0.4-200

確かに前作も同じような価格帯ではあったのですが……

今回は『ATD』『エアローター』さらに『LC-ABSスプール』などなど。(後に詳しく説明します。)

DAIWAの最新技術を詰め込んでしまっているのです。

テスト対象はライトゲーム人気ターゲット

この一ヶ月で釣ってみたのは、『メバル』『カサゴ』『アジ』といったライトゲームのターゲット。

20レブロスLTの真価を問うためにも、ちょっと無理をして『チヌ』も狙ってみたのですが……。

正直、前作とは比較にならないほど性能が上がっていて、難なくキャッチをすることができました!

20レブロスLTに合わせたタックルセッティング

購入した『20レブロスLT』の番手は2000番。

ライトゲームで使いやすい番手なので、合わせたタックルは以下の通りです。

今回のテストで使ったタックル

  1. リール:
    20レブロスLT 2000S
  2. ロッド:
    TENRYU ルナキアマグナム82M(メバルロッド)
  3. ライン:
    PE0.3号 リーダー フロロ8ld

レブロスLTのココがすごかった!

ATDによりドラグ性能が上がっている

やはりATD(オートマチックドラグシステム)の効果か、極細ラインを使用したアジングでも問題なく使えましたね!

アジやチヌなど、静止状態からいきなり走り出すタイプの引きでも難なくドラグが追従し、ラインブレイクは一度もありませんでした!

なおと
前作までのレブロスってドラグシステムの不安さが気になってたんですよね。

エステルラインや極細ラインの使用時は特にですが……不意の大物にあたふたし、結局ラインブレイクしたり、バレたり……ってことも。

以前の安価リールの『ファイト中の怖さ』も無くなりましたね!

ドラグが良い=フッキングが決まる

ATDの恩恵は、ファイトがしやすくなるだけではありません。

以前のレブロスはフッキングを決める為にドラグを締めると滑り出しが悪く、滑り出しが良くなるように緩めの設定にすると、ドラグが滑ってフッキングが決まりませんでした。

対して、新しくなった20レブロスLTは、ATDが負荷に応じてラインをスムーズに出してくれるので、フッキングもしっかりと決まるのです。

なおと
チヌなど硬い口の魚狙いの時には、ガッチリ針を刺したいので、めっちゃ良いなって思いました!

ギア大型化による巻きトルクの向上

今回のレブロスはギアが大型化されているのですが、これが個人的には1番気に入りました!

40センチ後半のチヌが藻場でヒットしましたが、余裕で寄せることができました。

なおと
ちなみに巻き感は、以前のダイワらしい“スラスラ巻ける”という感じではなく、“シマノっぽい”ヌメッと感がプラスされいている感じがしました。

LC−ABSが結構良い

ライトラインを使用した時って、ライントラブルがつきものですがほぼありませんでした!

極細ラインってトラブルの多いイメージがありますよね……。

でも独特の新形状スプールを搭載したことで、旧レブロス時代より遥かに極細ラインが使い易くなっています!

強度も申し分なし!

『安いリールってすぐ壊れるんじゃないの!?』ていうのは誰もが気になるんじゃないでしょうか?

筆者はこの一ヶ月、ウェーディングや雨、雪の中でリールを酷使しましたが、全く問題を抱えることなく使えている! というのが結論です!

安価なリールだからすぐに壊れてしまう……。なんてことはないので、ご安心ください。

なおと
まだ使い始めて1ヶ月ちょっとなので、これからもバンバン使って耐久性を確かめていきたいところですね!

気になる点

そんな良い20レブロスLT。

ルビアスやセルテートなど、やっぱり上位機種には敵わない点が多いことにも気付きました!

ハンドルのグラつき

リールを巻くのを止めた時の『一瞬のグラつき。』

この値段なら仕方が無いような気がしますが、軽いジグヘッドなどでアジングをしている時には特に気になりましたね!

なおと
極寒の中で釣りをしていると、手がカチコチなので何度か『え!?アタリ!?』となりました。笑

防水性能

マグシールド非搭載機種のため、波しぶきや水没がとても怖い。

上位機種であればあまり気にせず使えるのですが、若干気にしながら使う必要がありますね。

なおと
水没したら多分シャリシャリになるんだろうなぁ。と思いながら使ってます!

気になるカスタマイズ性能は!?

出来ました!

折角買ったリールですし……良い機能が付いているので最大限に性能を生かしたいところ!

なおと
めっちゃ簡単に出来るので是非!特に実釣性能を左右する“ラインローラー”だけでもやってみるのがおすすめですよ!

ラインローラーのベアリング化

『上の写真のように交換するだけ!』めっちゃ簡単でした!

今回は『ヘッジホッグスタジオ』から発売されている『20レブロス用 HRCB ラインローラーベアリングキット』を購入

なおと
せっかくのATDなので出来る限りの性能は出したいところ。

ラインローラーがスムーズに回ると、その性能を最大限に引き出せちゃいます!

20レブロスLT ラインローラー HRCBプレミアムベアリング

ドラググリス変更

ライトゲームで使いたいので、34から出ている『メタグリス』へ変更。

アジングやメバリングなどには、もってこいのグリスです。

繰り返しファイトをしたり、スプールをたくさん回転させても、グリスの性能が落ちにくくなりますよ。

ハンドル&リールスタンドでドレスアップ

ハンドルはゴメクサスから発売されている『カーボンダブルハンドル』にチェンジ!

リールスタンドも同じく、ゴメクサスのものを使用! 本体がゴールド&ブラック調なので、合わせるのならブラックの一択です!

なおと
あえて外した色で、個性を出すのも良いかもしれませんね!ちょっとパーツを変えるだけで、高級リールに引け劣らない見た目になりますよ!

カスタム動画はこちら

 

交換方法から値段まで分かりやすくなっているので、カスタム初心者の方でも見やすく作ってありますよ!

これからもレブロスLT使い込みます!

この1ヶ月、アジ、メバル、ベッコウゾイ、カサゴ、チヌ、アコウと多種多様な魚を釣りましたが、総じてその性能はとても実売6,000円台とは思えません。

ビギナーの方には、リールに迷ったら迷わずレブロスと本当におすすめできるリールでした。

また、玄人の方も安価なリールだからといって軽視してたら勿体ない! ぜひ使ってみてください。

撮影・文:ちゃったTV なおと

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