オリジナルのロッドスタンドが欲しい!
片付けることが苦手過ぎて、釣具が散らかって仕方がないTSURIHACKライター小林です。
ロッドって置き場所に困りませんか? 立てかけておくのもいいんですが、やっぱり「スタンド」がほしいところ。
市販品は安くても3,000円はするので、安く調達してみることにしました。みなさんの参考になればと思います。
ロッドスタンドの材料と道具
釣具屋で、什器として使われているロッドスタンドが完成イメージ。ホームセンターにて材料を調達します。
選んだのは長さ920mmの1×4材。お値段は一枚300円と、とってもリーズナブル。
できれば簡単なものでも良いので、設計図などを用意すると良いかもしれません。
と言ったものの、ボクは事前に設計図など用意するのは非常に苦手。感覚で仕上げていきます。(すみません……)
普段DIYを頻繁にするわけではないので、用意できる道具には限りがあります。金槌、のこぎり、紙ヤスリ、木工用ボンド、ドライバー、釘、などなど。
オリジナルロッドスタンドの作り方
ロッドスタンドを自作する上で非常に大切なのが、電動ドリルを使って穴あけをする工程。
自宅に電動ドリルがないので、近所の大工さんにお願いしてみました。
最近ではホームセンターでも、簡単な加工なら受けてくれるところがあります。
道具がなかったり、技術が足りないときは、思い切ってお店や周りの人に頼るのも美しく仕上げるコツです。
今回は30mmの穴を開けてもらいました。
更に穴を開けてもらった木材を、センターで半分に切ります。
これでロッドスタンドで最も重要な加工部分が完成しました。
なんとなく見覚えのあるルックスですね。
加工材料を仮組み
材料の加工がほぼ終わったので、仮組みをして最終仕上がりをイメージしてみます。
うん、なかなか良い感じです。
ビスを使って軽く仮止め。
ここも電動ドリルがないため、手で強引にねじ込みます。
お~! 何となくロッドスタンドっぽい形になってきました。
安定感をもたせるため、足部分を強化します。因みにこちらの材料は家にあった端材です。
ロッドを立ててみたところ、どうも安定感が良くなかったため、下に斜めの板を取り付けてみました。こうすることで一気に安定感が生まれます。
市販のロッドスタンドなどを見てみると、必ずこうした斜めの板が取り付けられていますね。「そういうことだったのか」と、一人納得。
自作する際は必ずこの板を取り付けることを前提に、材料も調達しておくと良いと思います。
仕上げは紙やすりで
バリが出ているような所は紙ヤスリでサンディング。見栄えもキレイに整えていきます。
ロッドスタンドを安定させる足部分はこんな感じです。
今回は木工用ボンドで止めてみましたが、ロッドを立てるぐらいなら十分な強度が得られます。
完成
これでロッドスタンドの完成です。しっかりしているし、見た目も悪くない。
いや〜。自分で作っておきながら書くのもなんですが、コレいいです!
反省点
開けてもらった30mmの穴が、ロッドのグリップ径とほぼ同じになってしまったこと。
もう少し大きめの径がオススメ(40mmぐらいがベスト?)です。
また、ロッドエンドを支えている斜めに取り付けた板は、もう少し下(床側)に設置したほうが、もっと安定するかもしれません。
オリジナルスタンドを自作してみては?
取り掛かる前は色も塗ろうと思っていましたが、木材本来のナチュラルな仕上がりが気に入ったため、そのまま生かしました。
今後使い込んでいくうちに、汚れなどが気になったら塗ってみようと思います。
市販品では満足できない“こだわり派”のみなさま。ぜひオリジナルロッドの自作に挑戦してみてはいかがでしょうか?
ライタープロフィール
小林大介
愛知県出身徳島県在住。映像クリエイター、フォトグラファーとして地方の限界集落で活動中。山の猟師でもあり、デジタルとアナログの両極端な生活を楽しんでいます。
海、川、ルアー、エサ釣りと限らず、楽しく美味しい釣りはなんでもトライするのが信条です。