沖の島実釣レポート
先日TSURIHACK TVの実釣動画撮影をメインに、釣り人の楽園「沖の島」へと行って参りました!
今回はカメラマンとして参加した筆者、この島で感じたポテンシャルを第三者目線でお届けしたいと思います!
メンバー紹介
釣り好きまっちゃん (筆者)
釣って食べるがモットーのパパアングラー。いつもTSURI HACK編集部の無茶振りに翻弄されている。
釣りせんば スン君
人気Youtuber。彼もまた、犠牲者の一人。
TSURI HACK編集部 イシカワ
諸悪の根源。
沖の島って?
沖の島は四国最南端の足摺岬より西方、約40キロメートル地点にある離島です。
透明度の高い海は、まさに魚種の宝庫。釣り人からは“釣りの楽園”と呼ばれるほど。
話に聞く伝説的な釣果
フカセ釣りでは尾長グレの60センチオーバー。
ルアー釣りではヒラマサやヒラスズキはもちろん、GTの釣獲記録もあるのだとか。
状況を聞いてみたところ、ロケ日の数週間前にGTが上がったとの話が……これは期待しちゃいますね。
目標
とにかく“スゴい島”らしい、というわけで目標を設定しています。
「60cm以上のサイズ」「10種目魚をGET」「ヒラスズキを釣り上げる」以上の3つ。
制限時間は二泊三日。滞在中にミッションを達成することが出来るでしょうか?
いざ沖の島
九州在住の釣りせんば スンくん&まっちゃんペアは宇和島運輸フェリーを使用し、まずは四国上陸を目指します。
車と一緒に乗船し、まずは愛媛県八幡浜へ。
軽食販売もあり、約2時間50分の快適な船旅です。
そんなこんなで、愛媛県の八幡浜へ上陸。ここから陸路で高知県の宿毛市を目指します。
東京からのアクセス
TSURI HACK編集部のイシカワ氏は、羽田空港より空路で松山空港入り。
その後レンタカーを乗り捨て利用し、宿毛市を目指すそうです。
時間・交通量にもよりますが、高知空港よりも松山空港の方を選ぶ方が陸路は早いのだとか。
行きは渡船を利用
定期船の利用もありますが、今回は朝まずめから釣りをするため渡船を利用しています。
宿毛市の片島港より乗船。約1時間程度の船旅です。
1日目:堤防からスタート
母島港から目と鼻の先にある沖堤防に降ろしてもらい、さっそくオープニング撮影&ミッションスタート!
地元の方からは“スーパー堤防”と呼ばれるほど、モンスター実績ありのポイントみたいです。
ヤガラフィーバー
初場所ということもありメタルジグで水深や地形チェックを行っていると、足元でいきなりのヒット!
上がってきたのはヤガラ。
なんと開始わずかで難航すると思われた「60cm以上」のミッションをクリア。
根魚も出現
テトラに面した岩礁地帯では、ユカタハタが出現!
イシカワ氏いわくメチャクチャパワーがあったと震えながら語ってくれました。
その後もヤガラフィーバー
動画ではカットしていますが、実はヤガラは初日だけで4尾もヒット。
あまり嬉しくないターゲットかもしれませんが、この引き味は病みつきになります。
と、ここで
この日は14時と早めの陸上がり。
今回は出ませんでしたが巨大青物やマダイ、更にはイソマグロとオフショアの釣果が期待できるとまさにスーパー堤防といった感じです。
動画でこの時の様子をチェック!
宿や島の様子は?
スローに時間が流れ、思わず日本にいることを忘れてしまいそうな楽園。
釣り以外でも魅力満載の沖の島をご紹介します。
アットホームな民宿
釣り人にとって最高の立地条件であるおきのしま旅館にお世話になりました。
夫婦で営まれているアットホームな空間、歴史を感じさせる佇まいに日頃の忙しさを忘れてしまいそうです。
親切な島民の皆様
港町を歩いていると釣りを楽しむ兄弟と友達に。
他にも全員が家族みたいと、離島ならではの温かさを肌で感じました。
2日目:ド迫力の沖磯へ
撮影2日目は更なるビッグモンスターとヒラスズキを狙い、島周りの沖磯へ。
根魚
まずはアカハタ!
さらに追加! 次は良型のバラハタです。
「沖の島の根魚はやたら引く」と、腕をパンパンにさせながらゴリ巻きしていました。
惜しくも
陸上がりの1時間ほど前、急激に潮が走った影響か突然バタバタっと反応がありました。
しかし、奮闘むなしくタイムアップ。他のアングラーさんもこの日は中型の青物1尾のみで終了したそう。
いつかリベンジに行きたいものです。
動画でこの時の様子をチェック!
2日目:夜釣りにも挑戦!
最後は手軽にエントリー出来る堤防で、夜釣りに挑戦。
程よい常夜灯の効き具合、釣れそうなニオイがプンプンしています。
港内にはベイトも多く、何かが起きそうな予感がします!
堤防からレア魚出現
まずはワームから! すぐに反応があり、鎧のような鱗を纏った真っ赤な魚が出現。
調べてみたところ、どうやらテリエビスという魚種のよう。
こんなレアフィッシュが足元で釣れるって……ポテンシャルの高さを感じますね。
休憩時間にエギを投入してみると、サクッと秋サイズのアオリイカGET。
数分で1杯。後ろにもかなりの群れがついていたので、粘ればもっと釣れるのかも?
更なるモンスターを求めて
最後は釣った魚の身や内臓を使用し、ぶっ込み釣りに挑戦!
置き竿にしてみたところ、ドラグ音が!?
動画でこの時の様子をチェック!
タックルやルアーについて
当然ですが、沖の島は九州・関東とは全く違うフィールドです。
入念な準備は必須と言えるでしょうね。
今回実際に行ってみて、このぐらいが良さそう! と感じたものを紹介します。
スーパー堤防
使用したメタルジグは30〜40グラムがメイン。
一般的なライトショアジギングロッドや、張りの強いシーバスロッドなどで問題ないように感じました。
しかしながら、沖向きにキャストをする場合は60グラム以上、潮の走りや潮目の距離に合わせて100グラム程度のメタルジグも使用しています。
ライト・ヘビーと2タックルの持ち込みが理想ですよ!
オススメルアー
母島港内や近辺の堤防
ライトゲームをメインに楽しみました。
撮影中、得体の知れない魚によってライン切れも……。ライトゲームタックルを主軸に、エギングタックルやシーバスタックルを使い分けるのがいいかも知れませんね。
オススメルアー
沖磯
場所により大きく異なる印象です。
メタルジグなら80グラム以上は必須、150グラムぐらいまで持ち込む方が無難かも知れません。
100グラムでも、着底まで70秒以上を要することもあったそうです。
水深・潮流から察するに、ダイビングペンシルなどのトップウォータープラグとメタルジグの使い分けが重要かも知れません。
オススメルアー
沖の島にいってみよう!
今回のロケで感じられたのは沖の島の片鱗のみ。
それでもポテンシャルに溢れ、モンスターが潜む海だということはよく分かりました。
もちろん釣りだけではなく、絶景を楽しんだりダイビングで癒されたりと観光としても魅力満点な島ですよ!