17セオリーというリール。
今から約2年前、ミドルクラスリール界に衝撃をもたらしたスピニングリール「17セオリー」。
2万円前後の価格帯ながら、クラスを凌駕したスペックに驚かされたのを今でも忘れられません。
今回は、そんな17セオリーを2年間使い倒したリアルな実状を告白しちゃいます。
2004を購入
使い倒したのは、2004のノーマルギア仕様。セオリーの中でも非常に人気の高い番手です。
アジングやメバリングなどのライトゲームを主軸として、メインのリールとして活躍してもらっています。
▼セオリーのスペック・ラインナップを特集した記事です
ファーストインプレッション
まずはセオリー2004を使い始めた際の印象を振り返ります!
“軽さ”は最大の武器
2004の自重は175グラムと、現在(2019年)でもハイエンドモデルに迫る勢いです。
特殊な状況を除いては「リールは軽いに越したことはない」と思っているので、軽さはセオリー最大の魅力と言えるでしょう。
サイレントムーブ
ハイエンドモデルのようなシルキーさには至らないものの、ストレスフリーな気持ちいい巻き心地です。
釣果には影響しないことですが、巻いている時の音は“シュルシュルシュル~”と、ハイブリット車のように静かに駆動してくれます。
スムーズなドラグ
18イグジストにも採用されているATD(オートマチックドラグシステム)は、滑り出しが非常に滑らかです。
細糸で繊細なやり取りを行うライトゲームでは、非常に心強い存在。この価格帯では最高のドラグ性能じゃないでしょうか?
2年酷使した今
購入から約2年が経ち、数えきれない魚達を連れてきてくれた愛機17セオリー2004。
使い倒した現在の状況を告白します。
〇変わらない巻き心地
仕事や家のことで忙しく、3釣行に1回くらいのペースで基本的なメンテナンスを実施していました。
本来なら毎釣行のメンテナンスが理想的ですが、それでもゴリ感・シャリ感はなく、良好な巻き心地を維持してくれています。
「これぞマグシールドの恩恵!」といった感じです。
△耐久性
超軽量に設計させたリールですので、軸の歪みなどを懸念していましたが、今のところ目立ったガタは一切ありません。
これは知人の話ですが、セオリーの4000番でショアジギングをしていたら、早い段階でガタガタ感が出てきたという話を聞きました。
軽さを求めたリールなので、高負荷な釣りは苦手なのかもしれませんね。
×ベール戻りが発生
ここ最近の出来事ですが、キャスト時にベール戻りが2度発生。
個体差はあると思われますが、購入した当初は一切発生しなかったため、経年劣化かメンテナンス不足が原因だと推測されます。
分解して清掃をするとベール戻りは起こらなくなったので、ベール付近も定期的なメンテナンスが必須ですね。
今でも一級の戦闘力だ!
2018年から打ち出されたLTコンセプトの出現により、だいぶ影が薄くなりつつある17セオリーですが、まだまだ最前線で活躍できる最高のリールです。
ビギナーさんからエキスパートの方まで幅広く使えるリールですので、ぜひ手に取られてみてはいかがでしょうか。