スピード対決
事前にノットを組んで入釣される方が多いと思いますが、不意なラインブレイクやトラブルが発生した際は現場でのスピードが求められますよね。
注目の第1戦は“スピード対決”と題し、各3回ずつノットを組み上げ、平均タイムの短いほうを第1戦の勝者とします。
ルール
【FGノット】
編み込み12回 ハーフヒッチ12回 PE側・本線側いずれも焼きコブ有
【電車結び】
ユニノットは輪っかに5回ラインを通し締め込む
※いずれもPEライン1号・リーダーはフロロカーボン3号を使用します。
結果はこちら
FGノット
実施回数 | タイム |
1回目 | 2:12:02 |
2回目 | 2:24:14 |
3回目 | 2:10:51 |
平均スコア | 2:15:42 |
電車結び
実施回数 | タイム |
1回目 | 1:12:15 |
2回目 | 1:11:27 |
3回目 | 55:42 |
平均スコア | 1:06:28 |
さすがはノット界のスピードスター
FGノットの最速タイム2分10秒に対し、電車結びは最速タイムが55秒と1分の壁を越え、前評判通りスピードスター『電車結び』が圧倒的勝利を収めました!
ナブラが発生している時や朝まずめなどゴールデンタイムはスピード勝負になりますので電車結びが良さそうですね。
強度対決
ライン結束において強度は釣果と密接する重要項目であり、この勝負は純粋に結束強度の強い方が勝者とします。
強度テストはドラグチェッカーを使用し、各3回テストの平均スコアを判断基準とします。
ここは『FGノット』が圧倒的な力を見せてくれるのか、それとも『電車結び』が歴史を塗り替えるのか、熱い戦いを見守りましょう!
結果はこちら
FGノット
実施回数 | 断線負荷(㎏) | 結束強度(%) |
1回目 | 5.0㎏ | 82.2% |
2回目 | 4.95㎏ | 81.4% |
3回目 | 5.1㎏ | 83.9% |
平均スコア | 5.02㎏ | 82.5% |
電車結び
実施回数 | 断線負荷(㎏) | 結束強度(%) |
1回目 | 3.6㎏ | 59.2% |
2回目 | 3.4㎏ | 55.9% |
3回目 | 3.75㎏ | 61.7% |
平均スコア | 3.58㎏ | 58.9% |
不動の人気は強度にあり
FGノット結束強度82.5%に対し、電車結び結束強度58.9%。
『FGノット』が結束強度の強さを発揮しパワーで電車結びをねじ伏せました。
勝負後にユニノットの回数を多くした電車結びを数回テストしましたが、やはり結束強度は60%~65%前後と大きく飛躍することはありませんでした。
数字だけでは「電車結びは弱くて使えないやん」と思われますよね。
しかしながら手で引っ張って断線させるのは難しく、結束スピードを考えると抜群の強度で大健闘してくれました。