安物買いの銭失いとならない為に
少し釣りをやってみようと思って釣具を購入したり、自分以外の誰かのための道具を用意してあげたりする場合には、価格の安いものを選ぶかもしれません。しかし、釣りを永く楽しみたいと考えているのなら、コストよりも質を重視したいところ。
安物買いの銭失いと言うように、「これでいいか」と妥協して後悔してしまうのは避けたいですよね。今回はそうならない為に、買って損しない物を、先人からのアドバイスや、一釣り人として培ってきた経験などを踏まえて、紹介していきます!
レインウェア
一言にレインウェアと言っても、素材や造りにはピンからキリまで様々なものが存在しています。コンビニなどでお手軽に購入できる雨具は、安価ではありますが簡易用のため長時間の釣りには向いていません。
筆者は釣りを始めたばかりの頃、ビニール製のカッパを着用していました。しかし、蒸れや浸水がひどく、釣りに集中することができませんでした。
TSURI HACK編集者のOも、量販店で2,000円程度のレインウェアを買ってみたものの、すぐに破けてしまった経験が。幾ら以下がダメと言い切ることはできませんが、レインウェアにはお金をかけて損はないでしょう。
特に、バスフィッシングでは雨がチャンスとなることも多く、釣りが上手い人は、レインウェアも良いものを選んでいるようです。
釣りにおいてウェアは後回しになりがちかもしれませんが、レインウェアの他にも防寒着や防寒靴、滑りにくい靴など、釣りに集中するためには非常に重要です。
注目のレインウェア
2018年の春に登場したダイワ製レインマックス®レインスーツは、上下セットの全天候型レインウェアです。動きやすい素材のレインマックス®が採用されており、雨の日でもドライで快適な釣りを楽しめそうです。
自動膨張式ライフジャケット
ライフジャケットには浮力材内蔵式のベストタイプ、紐を引いて膨張させる手動タイプ、水を感知して自動で膨らむタイプがありますが、落水という危機的状況で、冷静に紐を手繰り寄せ、引っ張れるとは限りません。また、ボートの転覆などによって気絶してしまったら、紐を引くことはできません。
手動と自動で迷っているなら、自動膨張のライフジャケットをオススメします。ライフジャケットによって守られる命はプライスレスなのです……。
磯では浮力材内蔵式のベストタイプを
膨張式のライフジャケットは、例え膨張したとしても岩で擦れて割れてしまう場合があります。磯でのライフジャケットは必ず浮力材内蔵式のベストタイプを選び、股ベルトをしっかりつけましょう。股ベルトをしていないと、ライフジャケット自体がズレれ首を圧迫したり、脱げてしまう事もあります。
注目のライフジャケット
万が一の際、とっさの判断が難しくても、水を感知して自動で膨張するライフジャケットなら安心です。
高階救命器具 自動膨張式ライフジャケット BSJ-2520RS
偏光レンズ
偏光レンズは、ないよりはあったほうが良いというギアの一つ。特に普段サングラスをしない人には縁のなかったものかもしれませんが、釣りをするなら是非試してみてください。
偏光レンズとは眩しさの原因と言われる反射光を、レンズ本体に挟まれた特殊なフィルムによってカットする色付きレンズです。実は通常の色付きサングラスでは、眩しさを軽減することしかできず、反射光をカットすることはできません。そこが偏光レンズとの大きな違いになります。
偏光レンズは内蔵のフィルターが反射光をカットするため、路面のギラツキや水面の反射をカットする機能があります。これにより、今まで光が反射して見えにくかった水面下の魚体や地形を見る事が可能に。サングラスを買うなら是非、偏光レンズが採用されたものを選びましょう!
注目の偏光レンズ
釣具メーカーを含め、各メーカーから種々の偏光レンズがリリースされていますが、クリアな視界世界で名高く信頼の厚いポラロイド製偏光サングラスもオススメ。現在の偏光レンズの基礎ともなったブランドです。
釣りを極めよう
『お金をかけても、結果的にお得な釣具・ギア・ウェア』を厳選し、全2回に分けてお届けしました。タックルやライフジャケットなどの釣りに必要な道具はもちろん、天候の変化に対応可能なギアも忘れてはいけません。スマートフォンや偏光レンズなど、あれば快適に釣りができるアイテムも、釣りを極めるうえで大いに役立ってくれるでしょう!