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桜マーク付きのライフジャケット

桜マークとは?ライフジャケット着用義務化とタイプ(A・D・F・G)の着用区域について

平成30年2月より、全ての小型船舶を対象にライフジャケットの着用義務化が始まります。また、着用できるライフジャケットは桜マークがついたライフジャケット。さらに航行区域に合わせたタイプのライフジャケットが必要とのこと。今回はそのルールについて詳しく解説していきます。

目次

アイキャッチ画像出典:Amazon

桜マーク付きのライフジャケット着用義務化が開始

ライフジャケット

出典:ダイワ

国土交通省では平成30年2月から「すべての小型船舶の乗船者」に桜マークつきライフジャケットの着用を義務化します。

ライフジャケット着用義務化の概要

この義務化は一体どんなものなのでしょうか?概要を詳しく見て行きましょう。

開始日

2018年の画像

出典:pixabay

平成30年(2018年)2月から開始されます。

対象者

対象になるのは、すべての「小型船舶の乗船者」。遊漁船の船長は勿論の事、遊漁船に乗るお客さんも対象です。※小型船舶とは、主に、操縦に免許が必要な釣船、船外機付きボートといったものを指し、手漕ぎボート・ミニボートなどは含まれません。

違反をすると

違反

乗船者にライフジャケットを着用させなかった船長(小型船舶操縦者)には違反点が2点付き、船舶免許の再講習を受けなくてはなりません。

違反点数が累積して行政処分基準に達すると、最大で6ヶ月の免許停止になります。

桜マークのライフジャケット

桜マークのライフジャケット

出典:Amazon

ライフジャケットは、国土交通省の安全基準を満たした※桜マークつきのライフジャケットである必要があります。※桜マークについては次項でご説明します。

桜マークつきのライフジャケットとは?

桜マーク

日本で発売されているライフジャケットには「桜マークあり」と「桜マークのないもの」に大別できます。国土交通省が試験を行って安全基準への適合を確認したライフジャケットには、 桜マーク(型式承認試験及び検定への合格の印)があります。

平成30年2月1日から、原則、小型船舶の船室外に乗船するすべての者に国の安全基準に適合したライフジャケット(桜マークあり)を着用させることが、船長の義務になります。したがって、同日以降の小型船舶乗船時に国の安全基準に適合したライフジャケット(桜マークあり)を着用させていない場合には、船長の違反となります。出典:国土交通省

桜マーク以外の「○○認定」はNG!

CEマーク

出典:wikipedia

ライフジャケットの中には「CE認証取得品」といったものがあります。CE認定はEU (欧州連合) 加盟国の基準を満たすものに付けられる基準適合マークであり、国とは無関係の認定ですので認められません。

桜マーク以上のスペックであってもNG

ライフジャケット

出典:pixabay

ライフジャケットの中には国の定める基準以上のスペックを持つ商品もあります。ですが、これらは「メーカー調べ」であり、国がスペックを確認した訳ではありませんので、こちらも認められません。

なぜ桜マークのないライフジャケットが売られているの?

フィッシングカヤック

出典:Pixabay

ライフジャケットは、小型船舶の乗船以外にも活躍するシーンがあります。例えば、陸っぱりといった岸からの釣りや、手漕ぎボート・カヌー・カヤック・フローターなどです。これらは、桜マークなしのライフジャケットで乗船しても違反にはなりません。

桜マークのないライフジャケットであっても、努力義務や適用除外の場合のほか、小型船舶操縦士免許を必要としないミニボートやカヌー等の手漕ぎ船に乗船している場合は違反になりません。出典:国土交通省

小型船舶で沖に出る時は桜マーク(グレード)の確認を

自分が船舶免許を持っていない方でも、持ち込みのライフジャケット(桜マークなし)で遊漁船に乗ると、その遊漁船の船長に違反点が科せられます。遊漁船に迷惑をかけない為にも、ライフジャケットを持ち込む際は、桜マークと、そのグレードをしっかりと確認をしましょう。※グレードについては次項でご説明します。

ライフジャケットの「グレード」に要注意

桜マークのグレード

出典:Amazon

画像の桜マーク付きのライフジャケットには「胴衣の分類ー全ての航行区域に適用 TYPE A」とありますが、桜マークのライフジャケットには、TYPE(A・D・F・G)といったグレードがあり、航行区域によって適切なグレードものを着用しなければ違反になります。

 

かみ砕いて言えば「グレードの低いライフジャケットで沖(沿岸区域・沿岸区域以遠)に行けば違反になります」という事になります。

海の船釣りは「TypeA」が無難

海釣り

全ての航行区域に対応しているのは「TypeA」。琵琶湖、東京湾といった平水区域(湖、川及び港内等の水域)ではTYPE A以外のグレードも認められていますが、よく沖合で釣りをする方はTypeAを選ぶのが無難でしょう。

グレード・航行区域関連リンク

▼どのグレードで、どこまでの航行が可能かを詳しく知りたい方。

国土交通省のページへ

▼自分の釣り場がどの航行区域に分類されているかを詳しく知りたい方。

日本小型船舶検査機構のページへ

TypeAのライフジャケットをピックアップ

桜マークつき、全航行区域をカバーしている「TypeA」のライフジャケットをピックアップしました!

高階救命器具 自動膨張式ライフジャケット サスペンダータイプ BSJ-2520RS

浮力方式:膨脹式
国土交通省型式承認品:TYPE A

高階救命器具 自動膨張式救命胴衣 ウエストベルトタイプ BSJ-5520RS ブラック×ブルー

浮力方式:膨脹式
グレード:国土交通省型式承認品 TYPE A

ダイワ DF-2007 ウォッシャブルライフジャケット(肩掛けタイプ手動・自動膨脹式)

浮力方式:膨脹式
グレード:国土交通省型式承認品 TYPE A

ダイワ DF-2207 ウォッシャブルライフジャケット(ウエストタイプ手動・自動膨脹式)

浮力方式:膨脹式
国土交通省型式承認品:TYPE A

mazume インフレータブルウエスト

浮力方式:膨脹式
国土交通省型式承認品:TYPE A

ライフジャケットを着用しよう!

ゲームベストを着て釣りをしている画像

出典:PIXTA
ライフジャケットはその名の通り命を守る大事なアイテム。沖合に出る時は桜マークとグレードの確認を。また、陸からの釣りや、違反とならない状況であっても、必ず着用するよう心がけましょう。

▼ライフジャケット着用義務化についてもっと詳しく知りたい方はコチラ。

国土交通省のぺージへ