ハガツオの釣り方
これまでご紹介したように、ハガツオはその季節や回遊コースによって、船と岸の双方から狙うことができます。それぞれで釣り方が異なりますので、大まかにどのような釣法があるのか、ご紹介したいと思います。
船でハガツオ狙う場合の釣り方
船の釣りでは、ベイトフィッシュの回遊コースに船をつけ、ジギングや泳がせ釣りで釣ることが多くなります。また、ベイトフィッシュを積極的に捕食しナブラが出ているタイミングや、表層を回遊しているタイミングでは、ミノーやトップウォーター、シンキングペンシルなどでも釣果が期待できるでしょう。
それぞれの釣り方におけるタックルやオモリ、メタルジグの重さは狙う水深によって異なりますので、利用する遊漁船の船長と相談しつつ、決めるようにしてみてください。
■オフショアでの釣りが初めての方はこちら
岸からハガツオ狙う場合の釣り方
岸や堤防、またはサーフやゴロタなどのフィールドでもハガツオが釣れることがあります。ベイトフィッシュを追いかけ接岸してくるハガツオを狙う時は、船釣りと同様に泳がせ釣りをはじめ、メタルジグ、ミノー、トップウォーターといったルアーを駆使して狙います。
ただし、接岸してくると言っても岸からキャストをしてギリギリ届く範囲を回遊することもあります。まずは、できる限り遠くにキャストできるショアジギングという釣り方で狙うのがおすすめです。ショアジギングに関する具体的なタックルや釣り方については、以下の記事をご覧ください。
■ショアジギングに関する記事はこちら
ハガツオの味と美味しい食べ方
ハガツオは、他の青物と同様に鮮度が落ちやすいのですが、カツオなどと比較すると臭みが少なく、非常に美味とされています。基本的なレシピはカツオのレシピとして用いるものと変わりません。今回はその中でもおすすめのレシピを2点ご紹介したいと思います。
ハガツオのおすすめレシピ①『刺身』
魚本来の味わいを楽しむときに外せないのが『刺身』。ワサビ醤油などで楽しむ他に、ポン酢と大根おろしのさっぱり味わうなど一味工夫を加えるのがおすすめです。
腹身に皮を付けた『銀皮造り』などを加えて、さらにバリエーションを楽しみましょう。
ハガツオのおすすめレシピ②『ハガツオのたたき』
『ハガツオのたたき』は、表面を炙り、薬味とポン酢をかけた、香ばしくもさっぱりとした味わいを楽しむことができる代表的な調理法です。炙ると水分が飛ぶため、身が持つ本来の旨味をグッと引き出すことができます。
他にも『みそ煮』や『唐揚げ』なども絶品です。ぜひ試してみてください。ただし、赤身魚に多いヒスタミン食中毒やアニサキスといった寄生虫が付いていることがあるので、十分に中止して食べるようにしてください。
パワフルで美味しいハガツオを狙おう!
ルアーや餌など幅広い釣法で狙うことができるハガツオ。青物特有の豪快な引き味はもちろん、味わいも非常に美味なので、ぜひ一度狙ってみてはいかがでしょうか。