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ハガツオ

ハガツオとは?その特徴と釣り方、レシピまでご紹介

カツオやヒラマサ、ブリなどの回遊魚をターゲットとする釣りで外道として釣れることがある『ハガツオ』。実は、臭みが少なく、とても美味しい魚だということをご存知でしょうか。今回は、その『ハガツオ』の旬や釣り方はもちろん、おすすめのレシピまでご紹介します。

目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

ハガツオとは

ハガツオの釣果

ハガツオとは、カツオと同様にスズキ目・サバ科に分類される大型の回遊魚です。最大で1メートルまで成長し、味はカツオよりも美味しいとも言われることがあるほど。

見た目は、サバとカツオを掛け合わせたような風格です。サバのように背中が青く、腹側は銀色。体系は少しカツオに近づけたように細長いながらもしっかりとした体高があります。

カツオの特徴

特徴的なのは、背中側の側面に入っている黒色の細い縦縞と、下顎に並んでいる鋭い歯。この歯がハガツオという名の由来となります。

また、この名のほかにも、サバに似た体型をしていることから『サバガツオ』、背中の黒い縦縞から『シマガツオ』『スジガツオ』、頭が細長く大きな目がキツネを連想させることから『キツネガツオ』などと呼ばれることがあります。

カツオとの違いと見分け方

■ハガツオ
ハガツオ

■カツオ
カツオ

カツオとの決定的な違いは、『体型』『歯』『模様』でしょう。それぞれ、以下のようなに異なります。

体型
カツオより体高が狭く、ほっそりしている。


“ハ”ガツオと呼ばれるだけあり、鋭い歯が生えている。

模様
背中に黒色の縦帯がある。『カツオ』も縦縞があるが、腹側のみで背中側には出ない。

また、細かな違いとしては、小鱗で覆われていることです。カツオやソウダガツオ類には、無鱗域という鱗がない領域があるのですが、ハガツオには無鱗域がありません。

ハガツオの生息域

国内だと、北海道から九州南岸までの太平洋、日本海、東シナ海沿岸と全国各地に生息しています。また、回遊している水深も、ゴロタや堤防から狙える浅場から200メートルまでと幅広く、船と岸の双方から狙うことができます。

ハガツオの旬

ハガツオの旬は秋から冬が旬とされ、最も脂がのっています。対して、夏から秋が最も漁獲高が多い時期です。比較的年中通じて、美味しく味わうことができる魚なので、機会があればぜひ味わってみてください。

ハガツオは釣り物としてもおすすめ

ハガツオの釣果

ハガツオは、大型の回遊魚ならではの引き味にも定評があり、釣り物としても人気が高い魚です。こちらでは、ハガツオの食性から狙うことができる時期とサイズについてご紹介していきたいと思います。

ハガツオの食性と釣法

ハガツオは、アジやイワシ、サバなどの小型魚をベイトフィッシュとして捕食します。また、タコやイカなどの頭足類を捕食するどう猛な肉食魚です。そのためルアーや小型魚の泳がせ釣りなどの幅広い釣法で狙うことができます。

また、後ほどご紹介しますが、タイミングさえあえば、岸からもハガツオを狙うことができるため、近年人気が高いショアジギングというメタルジグという小魚に似せた金属製のルアーを使った釣法における格好のターゲットになっています。

ハガツオが釣れる時期

狙うことができる時期は、南方では回遊さえあれば、比較的年中釣果がみられます。一方で春~秋季に北上し晩秋に南下する季節回遊をする傾向もあるため、北方では狙うことができるタイミングが絞られます。

一般的には、夏から秋にかけて徐々に東北地方での釣果情報も上がりやすくなってくる傾向にあります。

狙うことができるサイズ

最大1メートルまで成長するハガツオですが、一般的に釣り上げられるサイズは、50〜60センチの魚が多いでしょう。

ちなみにJGFA(ジャパンゲームフィッシュ協会)の2019年現在時点におけるオールタックル部門での日本記録は「86.5センチ、8キロ」なので、この記録を超える大物を狙ってみるのも良いかもしれません。

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