アジの寄生虫から身を守るためには
アニサキスは怖いけれど、せっかく釣り上げた魚を持ち帰って美味しく食べたい。出来れば釣り人の特権である新鮮なアジの刺身を味わいたい……。という場合はどうしたらよいのでしょうか。
鮮度を徹底!内臓をなるべくはやく取り出す
アニサキスは魚の内蔵に寄生していますので、まだ息のある内からすみやかに内臓を取りのぞきます。寄生している魚が死んだら内臓から筋肉の部分に移動するので、身をさばいたら、アニサキスが残っていないか目でよく確認しましょう。
処理が遅れてしまったら
釣ったアジをすぐに処理ができないという場合もありますよね。アジの死後から時間が経ってしまい、アニサキスが怖いという場合には60度/1分以上の加熱処理を行うか、-20度以下/24時間以上の冷凍処理を行いましょう。生食の場合はなめろうなどの細切れにすることで退治も可能ですが、しっかりとした処理が無難です。
流水で洗う、醤油や酢などの調味料・わさびなどの薬味をつけるだけではアニサキスを死滅させることはできないことも覚えておきましょう。
安全な処理法を覚えて新鮮なアジを堪能
アジにつく寄生虫は処理をすれば心配ありません。寄生虫対策でクリーンな状態でアジを持ち帰ることは鮮度がキープされて、おいしいアジを食べられることにつながります。自分で釣ったアジをお造りや、なめろう、塩焼きやアジフライに料理して食べるのは格別の喜び。アジ釣りもアジ料理も両方目一杯堪能してみてください。