ワームの付け方について
ルアーフィッシングで用いるワームには、さまざまな付け方があります。正しくフックを付けることで、ワームが規則的な動きと、程よいバランスでアクションさせることができるので、初心者の方がまずマスターしたいテクニックのひとつです。
フックの部分名称
フックには、形状のセクションごとに名称が付けられています。専門誌などを読まれると、付け方の中に専門用語が使われており、どこを指しているのかわからない方も多いかと思います。付け方をご紹介するうえや、今後のフィッシングライフのために、ぜひとも知っておいていただきたいです。
アイ
フックのライン(釣糸)を結び付ける部分の名称
シャンク
アイからフックの曲がる部分(ベンド)までの部分名称
ベンド
フックが曲がっている部分の名称
フックポイント
針先の部分名称
フックの主な種類を知ろう!
ワームをフックに取り付ける際、フックの形状によって異なる付け方を行います。種類と特徴を把握することで、ワームに合ったフックを付けることができるでしょう。
マス針
マス針とは、名の通り『マス釣り』などに用いられる小さな針の形状をしているフック。フックの存在感を薄くすることができ、小さなワームに適している他、ワームに艶めかしいアクションをさせたい時などにオススメです。
ジグヘッドフック
ジグヘッドフックとは、錘と針が一体となったフック。単体で使うことができ、さまざまなアクション・レンジにも対応するので、万能に使うことができます。ワームを用いた釣りの基本ともなるフックです。
がまかつ ラウンド 25R(#2~1) 67605
オフセットフック
オフセットフックとは、シャンクとアイの間がクランクしている形状のフック。ワームの内部にフックを埋め合わせて使い、フックポイントの露出をおさえられるため、高い根がかり回避能力が特徴です。
オーナー カルティバ マルチオフセットフック
基本的な3つの付け方
各フックごとに基本となる4つの付け方をご紹介します。ワームを使う釣りで幅広く活躍しますので、マスターすることで、さまざまなリグに挑戦できるようにもなるでしょう!
マス針の付け方
マス針を用いる際は、基本的に『ちょん掛け』と呼ばれる方法で取り付けます。工程はとても簡単で、フックをワームの先などに刺し込むのみです。
この付け方を応用することで、『ワッキーやネコ』などのリグを組むことができます。
1)フックを差し込む位置と、抜き出す位置を確認します。
2)確認をした位置に合わせてフックをセットし完成。

マス針を用いたワッキー掛け

マス針を用いたネコ掛け

ジグヘッドフックの付け方
ジグヘッドフックを用いる際は『通し刺し』と呼ばれる方法で取り付けます。工程は簡単なものの、フックを出す位置をしっかりと把握する必要があり、手前過ぎても、奥過ぎても取り付けが不格好になってしまいます。
1)フックを差し込む位置と、抜き出す位置を確認します。
2)確認をした位置に合わせて、ワームの先端よりフックをセットし完成。
取り付けの悪い例
フックを抜き出す位置が後方になってしまうと、窮屈となってしまい、ワームが曲がった状態になり、スイミング姿勢が安定しません。

フックを抜き出す位置が前方になってしまうと、錘部分とワームの先端に隙間ができ、スイミング姿勢が安定しません。
オフセットフックの付け方
オフセットフックを用いる場合は、『ちょん掛けと通し刺し』を応用した取り付け方になります。工程は慣れるまでに時間がかかるものの、ジグヘッドフック同様に、フックを出す位置をしっかりと掴むことで、思った以上に簡単に行えます。
1)フックをワームの先端部より差し込みます。
2)フックのクランク部分程度の差し込みで、抜き出します。
3)フックのアイ部分にワームの先端がくるようにスライドさせます。
※同時に、ベンド部分がワームのどの位置を通るのか確認します。

4)確認した位置を基に、軽くワームを曲げて刺し込みます。

5)フックを抜き出し、フックポイントを軽くワームに差し込み完成です。

ワームの付け方をマスターしよう!
ワームの付け方をマスターすることで、開発時に最も良いとされたアクションの再現や、ワームの持つナチュラルなアクションを演出してくれます。取り付けに慣れるまでは、時間がかかってしまいますが、マスターすることで釣りのテクニック幅が広がります。ぜひ、取り付けを覚えて楽しいフィッシングライフを過ごしてください。
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