ペニーサックについて
ペニーサックとは、ルアーブランド『ハルシオンシステム』から販売をされているルアーシリーズ。リリースから時間が経ってもいまだに多くのファンを引き付ける、人気のルアーです。ペニーサックはなぜ、ファンの多いルアーなのでしょうか。その秘密に迫ります。
特徴
ペニーサックの特徴は、このプリティフェイスではないでしょうか。舌を出すように見受けられる部分が実はリップの役割をしているのです。一見ポッパーのような見た目をしていますが、ルアーアクションはトップウォーターではありません。はたしてどのようなルアーのアクションなのでしょうか。
ペニーサックのルアーアクション
基本のルアーアクションはウォブンロール。ローリングが強めに感じられますが、見た目に反して正統派ともいえるスタンダードなミノーアクションで泳ぎます。スイムレンジはモデルにより異なりますが、水面直下~1メートルのイナッコやコノシロを意識した泳層に設定されています。
ペニーサックのラインナップ
ペニーサックは大きく分けて5種類のモデルが存在し、それぞれ特徴が異なります。購入を考えている方にとっても悩んでしまいそうなラインナップ。サイズごとにカテゴライズをして、モデル解説をします。使用シチュエーションに合わせながらご参考ください
140サイズ
ペニーサックといえば140サイズ。シーバスゲームにおいては大きな部類に入りますが、ベイトのサイズと合った時は爆発的な釣果と巡り合えるかもしれません。トップレンジのBubble☆Star、表層直下のMOKKA、水面の一枚下を探る初代、シンキングレンジのtungs10(タングステン)の4モデルへと分類されます。
99サイズ
ペニーサック140のダウンサイジングモデル。10センチアンダーは、シーバスのベイトに最も合わせやすいサイズではないでしょうか。飛距離は期待できない部分があったとしても、泳ぎだしの良さが大きな強み。
MOKKA、初代、サスペンドの3タイプに分かれ、スローリトリーブでもしっかりとしたアピールが期待できます。ルアーアクションが手元に伝わるかどうかのギリギリをキープすることが、理想の泳ぎともいえるでしょう。
ペニーサックの使い方【パターン別】
ルアーのことは理解したけど、使い方がイメージできないという方も多いのではないでしょうか。ミノーとは分かっていても、なかなか親しみのない見た目を持つペニーサック。シーバスゲームにおけるパターンに合わせて使い方を解説します。
イナッコパターン
夏~秋にかけてのメインベイトとなるイナッコ。シャローに固まっていたり、明暗部を右往左往していることがよく見受けられますが、ペニーサックで攻略をする場合はどのように使用したらよいのでしょうか。
一般的に、ベイトとされるイナッコのサイズは8~10センチが平均。ペニーサック99サイズを中心に、群れから若干外れた箇所を通すイメージで使用してみましょう。
表層直下で夏のイナッコ対策に!
HALCYON SYSTEM(ハルシオンシステム) ペニーサック99 MOKKA
超デッドスローのドリフトに!自然なポーズがイナッコ着きに効く!?
ハルシオンシステム ペニーサック99サスペンド
落ち鮎パターン
秋~初冬にかけランカーキャッチの実績も多い落ち鮎パターン。瀕死のアユを演出するため、ドリフトを前提に攻略します。表層を流れる場合が多いため、MOKKAモデルのレンジから試してみてはいかがでしょうか。
落ち鮎に最適な水面から50センチのホットレンジを攻略!
ハルシオンシステム ペニーサック Mokka 140
コノシロパターン
晩秋から冬に各地で見られるコノシロパターン。大きなルアーでナイスサイズが狙える豪快な釣りに、夢中となってしまう方も多いのではないでしょうか。攻略のポイントとして知られるのは、群れの下にルアーを漂わせること。60~80センチのレンジを泳がせられるルアーチョイスがおすすめです。
コノシロパターンの定番!初代ペニーサック
ハルシオンシステム ペニーサック 初代
ペニーサックを流用してその他の魚種は狙える?
シーバスに特化したラインナップで知られるペニーサックですが、その他の魚種は狙うことができるのでしょうか? もし代用をして使用するのであれば、魚種と最適なモデルチョイスが必要となるでしょう。魚種に合ったおすすめのモデルを解説します。
青物
青物をプラッキングで狙う場合、アピール力が最も重視される要素ではないでしょうか。ポッパーやダイビングペンシルを代表とする動きを再現する場合は『ペニーサック140Bubble☆Star』がおすすめです。ジャークアクションを加え、泡をまといながら強くアピールすることが狙いのモデルは、青物狙いにも効果がありそうです。
泡で逃げ惑うベイトフィッシュをイメージ!
ハルシオンシステム ペニーサックBubble☆Star
ヒラメ
ヒラメ狙いに重要な要素は飛距離・レンジではないでしょうか。ヒラメの捕食ゾーンを探るために使用をするのなら、『ペニーサック140tungs10』がおすすめです。従来のアクションに加え35グラムへのウエイトアップ、重心移動を兼ね備えたモデルはサーチベイトとしても最適です。
より遠くのあのポイントを攻略!
ハルシオンシステム ペニーサック140 タングステン