キザクラのウキについて
キザクラは佐賀県伊万里市に拠点を置くウキメーカーです。すべてのウキが自社デザイン、自社生産。スタッフやフィールドテスターのアイデアから生まれたウキは、度重なる実釣テストを経て、製品化されます。
キザクラのウキは、なぜ多くのウキ釣りファンから信頼を得ているのでしょうか。
誰にでも使いやすい
キザクラは、品質にバラつきの出やすい天然素材ではなく、常に安定した品質が確保できる“樹脂素材”を積極的に採用。
いつでもどこでも同じウキが手に入ることは、繊細なウキ釣りではとても重要。エキスパートだけではなく、入門者も扱いやすいことが特徴です。
全層釣法
キザクラの代名詞ともいえる『全層釣法』は、ウキ止めを付けない軽い仕掛けを、マキエと同調させながら魚の口元へ届ける釣法。
全層釣法に特化した水平ウキは、キザクラを代表するウキとして知られます。全層釣法が広く用いられる現在、多くのアングラーから支持を集めています。
キザクラの浮力
キザクラの浮力表示についてチェックしておきましょう。J3以上の浮力は、表示のガン玉を付けて浮くように設定されています。
Jとはジンタンのことであり、他メーカーではGと表記。0から下の浮力が充実しており、0000はマイナス浮力、すなわち沈むウキです。
おすすめのウキ<円錐>
キザクラでは釣りのスタイル別に、尖ったモデルからオールマイティなものまで、多数の円錐ウキが並びます。とくに人気のウキを5個ピックアップしました。
パンサー
全層・半遊動ともに対応できる万能ウキです。最大の特徴はウキ止めがボディ下部で止まる、アンダーキャッチリング。
中重心に設計されたウエイトバランスと合わさり、ウキが傾くことでアタリを鮮明に伝えます。即アワセが求められる、尾長釣りに最適でしょう。
D-Flatz74
全層釣法のパイオニア、鵜澤政則氏監修。ウキのトップは水面ギリギリ、もしくはややしもる状態で使うことがおすすめです。
ウキのトップがフラットにされており、全層釣法の大敵“浮き上がり”を抑制。コマセとの同調が長く続き、釣果に結び付きます。
キザクラ D-Flatz74 P-0 イエロー
大知遠投60
チヌ釣りの名手大知昭氏の理論と、キザクラの技術が融合した逸品。瀬戸内に代表される、遠投での全層釣法におすすめです。
PEラインと組み合わせることで、さらなる遠投も可能に。エサ取りの少ない沖のかけあがりや、未開拓のゾーンを攻めることができます。
キザクラ 大知遠投60 L 0シブ オレンジ
黒魂Bros 誘技
コストパフォーマンスに優れた、基本に忠実なドングリウキで、ウキフカセ釣りの入門におすすめです。まずは3B程度の浮力を用い、半遊動仕掛けに挑戦してみましょう。
手に取りやすい価格ながら感度が高く、チヌの小さなアタリも表現してくれます。
キザクラ 黒魂Bros 誘技 3B オレンジ
NF ベーシック
釣り場を選ばないドングリタイプの電気ウキで、幅広い夜釣りに対応します。磯のイサキや堤防のメバル、アジを釣るのに最適。
潮乗りに優れた形状で、しっかりと狙いの潮筋を流すことができ、魚の口元までサシエを運んでくれます。
キザクラ NF ベーシック S 3B グリーン
おすすめのウキ<全層水平ウキ>
キザクラの代名詞ともいえる、全層水平ウキ。コマセとの同調が必須のウキフカセ釣りで、全層釣法の威力は明らかです。
潮に乗せて仕掛けを送り出し、バチバチとラインが弾け飛ぶアタリを体感すれば、病みつき間違いなしでしょう。
17’GTR
全層水平ウキの名作『GTR』が20年ぶりにリニューアル。糸抜け・潮受けが向上しており、よりオートマチックな釣りが可能になりました。
全層釣法にチャレンジする際は、まずは17’GTRを手に取るといいでしょう。GTRは開発の舞台ともなった、五島列島の略です。
ZENSOH Let’s
安定感が高く横ぶれを抑えた形状で、ラインの入水角度を適正にキープ。そのため、軽い仕掛けでも風や表層の潮の影響を受けずに、本命の潮筋を捉えます。不要なオモリを減らせるので、ナチュラルにサシエをアプローチできるでしょう。
キザクラ ZENSOH Let’s L 00 オレンジ
K’s Levius TP
一般的に全層釣法が向かないとされる、強風・深棚に対応するモデル。コンパクトなボディでありながら、自重を持たせているので、風や波に飛ばされにくいことが特徴。過酷な状況でも、全層釣法を成立させます。
おすすめのウキ<棒ウキ>
感度の高さが魅力の棒ウキ。堤防での使用が一般的ですが、キザクラでは磯や海上釣り堀に対応するウキもラインナップ。入門者はもちろん、フカセエキスパートもキザクラの棒ウキは必見です。
黒魂BS自立
湾内でのチヌ釣りに最適な棒ウキ。自立式のため、遠投性能が高く安定感も抜群です。ローリングスイベルを採用しているので、棒ウキに多い糸絡みのトラブルも軽減。
感度がよく、チヌの居食いにも敏感に反応するため、チヌ釣り入門におすすめです。
黒魂 Joker
ボディが下膨れ形状の自立式棒ウキ。下膨れのボディは潮乗りに長け、磯や潮が速めの状況でも安心でしょう。
流行しているグレの棒ウキ釣法にもおすすめで、中通しウキよりも仕掛けがなじみやすいことがメリット。もちろん堤防からのウキ釣りにも使いやすいです。
極感釣堀
木製ボディを採用した、抜群の感度を誇る海上釣り堀用のウキ。非自立式のため、居食い・食い上げに対しても、ウキが倒れることでアタリを表現。
感度で釣果が大きく変わる、マダイ釣りでは大きなアドバンテージです。細ハリスと組み合わせることで、喰い渋る鯛を攻略できるでしょう。
どのウキを選ぼうか?
トーナメントに出場するベテランから、ウキ釣り初心者も満足できる、豊富なウキが魅力のキザクラ。
釣行を重ねると、好きな釣り方・得意な釣り方・マスターしたい釣り方が、いろいろ見えてきます。自分のスタイルや目的にマッチしたウキを、選んでみてはいかがでしょうか。