メガミキについて
メガミキはLAYSAM(レイサム)より発売されているロングストレートワームです。レイサムは2016年に立ち上がった琵琶湖を中心とする新鋭メーカーで、メガミキをはじめとする“琵琶湖生まれ”の製品たちはその釣果が話題となり、瞬く間に人気のルアーメーカーとなりました。
現在では琵琶湖のみならず、野池や川、リザーバーでもその実力を発揮しています。
メガミキの正式名称は”メガミキ11インチ”で、約28センチあります。ロングワームの中では標準的な長さと言えますが、ワームの経や形状などルアー全体のバランスが絶妙で人気を博しています。
メガミキのラインナップ
メガミキには2つのタイプが存在しています。ラインナップは浮力違いで、それぞれ“オリジナルタイプ”と“HF(ハイフロート)”があります。名前の通り、HFタイプは浮力がオリジナルタイプよりも高いモデルです。この説明だけ聞くと、オリジナルタイプは低浮力のワームだと思えてしまいますが、決してそうではありません。オリジナルタイプも高い浮力を持っており、長時間かけてバスを誘うことに長けたワームです。
HFは元々高い浮力を持つメガミキをさらに高浮力化させたワームで、両者は適材適所使い分けることで釣果を伸ばすことが出来ます。両タイプとも素材が持つ、柔らかさと浮力が最大の特徴です。
メガミキ(オリジナルタイプ)
メガミキのオリジナルタイプに適したリグは、ロングワームを使用する上で最もオーソドックスと言えるネコリグです。頭から沈んでいき、ゆっくり倒れ込みながらバスを誘うネコリグにおいてはオリジナルタイプのもつ絶妙な浮力が最大限に生かされます。長い時間をかけてボトムに倒れ込んだ後も、僅かな湖流でボディが動くため、ステイ中もバイトが期待できます。
レイサム メガミキ 11inch
メガミキHF(高浮力タイプ)
メガミキHF(ハイフロート)はオリジナルでも高浮力を持つメガミキを、さらに高浮力化させたモデルです。オリジナルのメガミキは長い時間をかけながら倒れ込むのに対して、HFは完全に倒れ込むことなく、ボトム付近をフワフワと漂う動きを見せます。その特性からテキサスリグやフリーリグ、パンチショットリグに適しています。
レイサム メガミキ11インチHF
メガミキの使い方
メガミキ、メガミキHF(ハイフロート)のリグ別の使い方をご紹介します。ロングワームといえばテキサスリグやネコリグが一般的ですが、現在ではそれらのリグの他にも、ロングワームの性能を活かすための様々なリグが考案されています。以下でご紹介するリグ全てに共通する注意点としては“時間を掛けてステイさせること”と“フッキングは十分に糸を送り込んでから行うこと”です。
メガミキはゆっくりとした自発的アクションが武器であるため、着底後すぐに回収してしまうとバイトチャンスを半減させてしまうことになります。またロングワームの特性上、フッキングはアタリがあってから十分咥えこませなければ“すっぽ抜け”が多発してしまいます。
ネコリグ
ロングワームにおける定番リグであるネコリグはメガミキ“オリジナル”が適しています。メーカー推奨フックはRYUGI タリズマン 1/0で、ワームのリブ9~12個目にセットします。ネイルシンカーの推奨ウェイトは3.5グラムです。
ネコリグはウィード周りで特に効果的で、故意にウィードに引っ掛けては外し、外れたらラインをフリーにし、アタリを待つというアクションがビッグバスに有効です。
フリーリグ
フリーリグとはドロップシンカーの環に糸を通しシンカーが自由に動くようにセットしたリグです。シンカーが垂直に沈下し、その後を追うようにワームが沈んでいきます。使用するのはメガミキHF(ハイフロート)です。
シンカーがボトムやウィードに着いたら糸をフリーにしてメガミキHFを漂わせます。フックは浮力を殺さないため3/0のオフセットフックを使用します。シンカーの重さは7グラム前後を中心に使い分けていきます。
テキサスリグ
テキサスリグは使用する状況によってオリジナルとHF(ハイフロート)を使い分けることがオススメです。ズル引きやボトムで積極的に動かす場合はゆっくり倒れ込むオリジナル、同じ箇所に長時間ステイさせてバスを狙う場合はHFが良いでしょう。
シンカーは3.5グラム以上の重さを状況に応じて使い分けます。使用フックはオフセットフックでオリジナルは4/0、HFは3/0が最適です。
パンチショットリグ
パンチショットリグはオフセットフックのアイにスプリットリングを介して、ドロップシンカーを直接装着するリグです。直リグとも呼ばれています。パンチショットリグに使用するメガミキはHF(ハイフロート)タイプがオススメです。カバーの中にリグを投入し、素早いフォールスピードでバスに気が付かせた後、ボトムやウィードの中でステイさせて口を使わせます。
シンカーのウェイトは、狙うカバーの中に入れられる重さを使います。フックはオフセットフックの3/0がオススメです。
メガミキシリーズはバスを焦らせることに長けた切り札ワーム
メガミキは初夏から秋にかけて、フィッシングプレッシャーが強くかかるハイシーズンに特に釣れると話題になりました。これはメガミキオリジナル、HF(ハイフロート)共に、時間を掛けてバスにゆっくりアクションする“焦らしアクション”がスレたバスに思わず口を使わせる力を持っているからなのです。
タフな状況での“切り札”としてメガミキの焦らしアクションを試してみてはいかがでしょうか?