フィッシングナイフについて
フィッシングナイフはその名の通り、釣りシーンでの使用に適したナイフのこと。
釣ったその場で魚を締めたり、さばいたりできるので、鮮度を保った状態で持ち帰ることが可能。
釣った魚を食す場合のみならず、エサを切り分けたりする時にも使えるので、フィッシングナイフは一本あるととても便利です。
フィッシングナイフってどう選んだら良い?
フィッシングナイフを選ぶ時には、切れ味の良さや耐久性、収納サイズなどを重視しながら選んでみましょう。
また、フィッシングナイフには大きく分けて3つの種類があります。
フォールディングナイフ
フォールディングナイフは、刃を折りたたんで仕舞うことができるタイプ。コンパクトに収納できることと、携帯時の安全性が高い特徴があります。
ただし、錆が出てしまうと、刃が折りたためなくなったり、出すことができなくなったりすることがあるので、メンテナンスを怠らない事が重要です。
シースナイフ
シースナイフとは、刃と柄の部分が一体になっているタイプのことを指します。耐久性が高く、力を込めて使いやすいのが特徴です。大きな魚を締めたりする際には、このタイプを持っておくとよいでしょう。
アーミーナイフ
ナイフのほかにハサミや缶切り、ドライバーなど多数の機能を持ったタイプがアーミーナイフです。多機能で釣りの時だけでなく、アウトドア全般で活躍してくれます。フォールディングナイフと同じくコンパクトに収納できることもメリットです。
フィッシングナイフの取り扱い時の注意点
便利なフィッシングナイフですが、取り扱い時には注意しておきたい点もあります。以下の3点は必ず守って使用するようにしましょう。
車に“載せっぱなし”はNG!
ナイフは正当な理由なしで持ち歩いていると、軽犯罪法に抵触してしまう恐れがあります。そのため車に載せっぱなしはNGです。フィッシングナイフは釣行時だけ持っていくようにしましょう。
使ったらすぐに“仕舞う”
フィッシングナイフを釣り場で使ったら、すぐに仕舞いましょう。使ってそのまま出しておくと釣り場に忘れる可能性が高まるだけでなく、踏んだり転倒したりした時に思わぬ事故につながってしまうことも……。
使用後は仕舞う癖付けをしておきましょう。
こまめな“メンテナンス”を
フィッシングナイフは、海水や魚の血で錆が発生しがち。またフォールディングナイフやアーミーナイフでは、可動部に魚の身や鱗が挟まって乾燥すると刃が出せなくなってしまうこともあります。
使用後は水洗いして乾燥させるのが基本です。切れ味が落ちた場合には、砥石で研いでおきましょう。
おすすめのフィッシングナイフを厳選!
ここでは、選んで間違いないフィッシングナイフを厳選してお届け! 想定する対象魚の大きさや必要とする機能を考えながら選んでみてください。
スライド構造で、刃の出し入れがカンタン!
グリップを開き、刃を出したらグリップを閉じることでロックする画期的な構造の製品。
固着しにくいストッパー機構(スライダー)を採用し、錆びにくく切れ味が長持ちするスレンレス鋼を使用しています。
握りやすく、使いやすいグリップ形状も特徴のひとつ。慣れれば片手でも刃を出せるので、魚をフィッシュグリップで掴んだままナイフを取り出して締めることも可能です。スピーディーにナイフを使いたい方におすすめです。
安全性が高く、携行性も良い、コンパクトナイフ
BC80は、安全で便利な折りたたみ式のコンパクトナイフ。ステンレス製の刃で錆に強く、切れ味が長持ちします。
刃を収納すればとてもコンパクトになり、自重も軽いため、バッグに入れて携行する際にも便利です。刃はしっかりと仕舞い込めるため、安全性が高いと言えます。
また、BC80には、フッ素塗装を施した「+F」という商品もあり、汚れが付きやすい場所で使う場合におすすめです。
手にフィットしやすく、使い勝手の良いグリップを装着
全長は180mmで、刃渡りは65mmの両刃。フッ素加工ステンレス鋼を使用しているため、汚れが着きにくいという特徴があります。
シンプルなデザインで、グリップ部分は手にフィットする形状。グリップの先に穴が空いているため、紐やロープを通したり、カラビナをセットしたりと使いやすくカスタマイズできます。
ケースは、汚れを拭き取りやすいPVC製が採用されています。
刃渡りが84mmのナイフで、中型魚までカバー
中型クラスの魚まで対応できるコンパクトなフォールディングナイフ。刃は切れ味がよく錆にも強いステンレス素材となっています。
収納時はブレードカバーとなり、仕様時にはグリップになる機構。中型クラスの魚になると骨も相応に硬くなりますが、しっかりとした持ち手になるため、力を入れやすいナイフです。
シーバスやヒラメなどを締めたりさばいたりするのにちょうどよいサイズ感です。
ナイフに必要な性能をコンパクトに搭載!
スライドナイフ CT-911Rは、スクリュー固定式で使用時も携帯時も安全に使用できるのが特徴。
収納時のサイズが110mmという、持ち運びにも適したサイズ感。切る・締める・さばくといった、ナイフに求められる基本性能をコンパクトに搭載しています。
グリップ形状が持ち手に合うように工夫されていて、力を込めやすい形状。スクリューを外せば分解できるので、使用後のメンテナンスも簡単です。
フッ素加工済の3mm厚ステンレスブレードを採用
CT-511Nは、3mm厚のブレードのシースナイフ。フッ素加工済ステンレス製ブレードを採用することで、よりサビに強くなっています。
また、専用の樹脂製ケースは、ナイフをしっかり固定してくれて安全に持ち運びでき、水抜き穴を設けることで刃に付いた水分が残りにくい仕組みに。
ケースに刃先を奥まで入れると「カチッ」と音がするため、安心して仕舞うことができます。
先端の細さが特徴的なフィッシングナイフ
シースナイフロングは、CT-511Nと同様に、3mm厚のフッ素加工済ステンレスブレードを採用。
握りやすいグリップ形状で、力を込められるナイフです。刃の先端が細くできているため、小型の魚を切る際やエラに切れ目を入れる場合にも重宝します。
もちろん締めることも容易にできます。カチッと簡単に装着できる樹脂製のケースが付属してあり、持ち運びも安心。ブラックとライトグレーの2色から選べます。
釣りはもちろん、キャンプやBBQでも活躍する一本
刃渡りは190mmのスタンダードな刀身形状で、切れ味鋭く、錆にも強い日本製シースナイフ。
刃はステンレス製で、全体への焼き入れと電解研磨仕上げによって、切れ味の鋭さと錆への耐久性を高めてあります。
一体成型グリップを採用しているため、力強く握り込んでも問題ありません。釣りはもちろん、野外作業や調理でも活躍します。
青物など大型の魚でフィッシングナイフを使いたいと考えている方は、ぜひ使ってみてください。
ベルモント MC-082 チタン折込ナイフ100
刃渡り:90mm
全長:120mm(収納時)
チタンジルコニアセラミック合金製の折込ナイフ
刃にチタンジルコニアセラミック合金を採用した、日本製フォールディングナイフです。チタン合金を使用しているため錆びることは無く、軽量なこともこの製品の特徴となっています。
切れ味はとても鋭く、鋭さが長持ちします。加えて、研ぎやすいことも長所。釣り人の相棒となる一本です。
また、釣行後のメンテナンスを怠りがち、忘れがちな方はこのチタン合金製ナイフがおすすめです。
オールステンレスでデザイン性の高さが特徴
MP-197は、刃もグリップもステンレスで仕上げられているのが特徴。折りたたむことができ、携帯性の良いナイフに仕上がっています。
グリップにはホルダーが付いていて、ベルトループなどに引っ掛けておくことが可能。一体感があるシルバーのデザインはとてもおしゃれで、機能性だけでなくデザイン性も求めたい方には最適な製品です。
フィッシングシーンだけでなく、さまざまなアウトドアシーンに対応します。
見た目の秀逸さと携行性の高さが魅力の一本
魚を締める際に最適なフィッシングナイフ。刃の厚みが3mmあり、しっかりと力を入れることができます。
波刃(セレーションブレード)は、魚の腹を割いたり、ロープを切ったりするときにも効果を発揮。ハンドル部分は、ステンレスとアルミニウムで構成されていて、流線型のデザインが目を惹きます。
また、カラビナが付いているため、バッグのD管につけることもでき、携帯性に優れています。
小型の魚をさばくのに“ちょうどいい”出刃ナイフ
小魚の三枚おろしや背開きもしやすい、シースタイプの出刃ナイフです。刃の素材には、SUS420J2ステンレスを採用。
背の部分には鱗取りがしやすい波状の刃が設けられています。釣り場でアジやキスなど小型の魚をさばくのに、ちょうどいいサイズ感。
小型ですが、しっかりした刃を持っているため、安心して使用できます。よりコンパクトな出刃ナイフが欲しい方には、同シリーズに刃渡りが90mmのタイプもあります。
モリブデンバナジウム鋼を採用した日本製の出刃
MP-186の刃に採用されているステンレス材は、モリブデンバナジウム鋼。錆に強く、鋭い切れ味が魅力です。
収納ケースはABS樹脂製で、安全なロック機構付き。また、信頼の日本製ということもポイントのひとつ。
魚を絞めたり、血を抜いたりする際はもとより、魚をしっかりとさばける性能を秘めています。
皮を剥ぐことや骨を断ち切ることもOK。アウトドアシーンでの調理用としても使える仕上がりです。
携帯性に優れた、折りたたみ式の出刃ナイフ
ダイトウブクの折りたたみ出刃は、両開き式のグリップ内に刃を収納できる製品。
グリップを開いて180度回転させ、刃を出したり収納したりできます。ロック機構が付いているため、持ち運びも安心です。
ステンレス製で錆にも強く、75mmという短めの刃渡りは、釣り場でのエサ切りや魚の下処理に最適です。
折りたたみタイプの中では、比較的メンテナンスも行いやすい製品となっています。
マホガニー仕上げの美しいグリップを採用!
切れ味の良い高級ステンレス製のフォールディングナイフです。握り手部分は、木目の美しさが特徴的なマホガニー仕上げ。
セーフティロック採用で折りたたみ時の安全性を高めてあります。スーパーロックナイフ3は、全長が220mm。
スーパーロックナイフには他にも130mmと170mmの2タイプがあり、使用するシーンや携帯性など、釣り人の目的に合わせて最適なサイズ選びが可能です。
フッ素コートされた刃は、切り身エサのカットにも活躍
フィッシャーマンズナイフ FCは、フッ素コートされた細身の刃を採用しています。汚れや臭いがつきにくく、鱗取り刃付きで小魚の処理に最適な仕様となっています。
もちろん、匂いの強い切り身エサのカットをする際にも活躍。また、ナイフ本体だけでなく、専用ケースまで多機能な製品。
ケースにはフックシャープナーやセラミック刃研ぎが備わっているため、針や刃が鈍った時も安心です。
シンプルで使い込みたくなるデザイン!
がまかつのフィッシングナイフ GM1918は、軽量で小型のフィッシングナイフ。幅広い用途に使用可能なブレード形状です。
刃は6Aステンレス製で、グリップは強化木。シンプルなシルエットで、飽きのこないデザインをしています。
さまざまなアウトドアシーンに合うナイフに仕上がっています。また、専用の樹脂製ケースも付属し、持ち運びも安心。丁寧なつくりの日本製なので、使い込みたくなるナイフです。
大型ナイフならではのしっかりとした安定感が特徴
GM2014は、フィッシングナイフの中でも大型です。硬く耐久性のあるブレードは、440ステンレス製。
直刃タイプであらゆるシーンで使いやすく、魚を締めることも、さばくことも可能。しっかりとした重量があるため、安定して刃先を入れることができます。
ケースは革製で、裏面にループが付属しているので、ベルトやヒップガードに取り付けられます。オフショアで大型魚を狙うアングラーに似合う1本です。
ライトゲームアングラー必携の一本!
オルファ製ステンレス刃を使用した、ライトゲームにおすすめのフィッシングナイフ。
スライド収納式でコンパクトになり、自重も60gと軽量です。ブリップ部分は、高強度で錆びないGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)製。別売り替刃もあり、刃が鈍ってしまったときの交換も簡単。
また、お手頃な価格もこの製品の魅力です。アジングやメバリングを楽しんでいる方は、ぜひ手にしてみてください。
魚の下処理もお手の物なフィレナイフ!
ルアーアングラーにはおなじみのラパラ。フォールディング フィレナイフは、携帯性に優れ、安全に持ち運べる折りたたみ式。
使用時には刃が固定されるロックバック式を採用しているため、安心して使うことができます。野外での調理を目的としてつくられていて、繊細な作業も得意。魚の下処理もお手の物。
また、滑りづらいソフトグリップになっているため、船上や海辺でも相性が良いと言えます。
ラバーグリップがフィッシングシーンに最適
アウトドアシーンで有名なスウェーデンのモーラナイフ社。コンパニオンは釣りだけでなく、キャンプなどのさまざまな場面で活躍します。
魚をさばくことはもちろん、枝を切ることも視野に入れた頑丈な性能。MGはミリタリーグリーンの略で、シックな色合い。他にオレンジやブルーなどの展開もあります。
グリップがラバーでできているため、水に濡れても滑りづらく、力を入れやすいことも特徴です。
19種類のツールを兼ね備えた「アングラー」
100年を超える伝統の技を持つビクトリノックス。アングラーは、うろこ落としや針外し、スケールまで付いた、まさに釣り仕様のアーミーナイフです。
ツールはなんと19種類。ひと目で釣り仕様と分かるよう、ハンドル部分にはワンポイントで魚のロゴが入っています。
ビクトリノックスらしく、ドライバーやプライヤーも完備。海や川、湖、どんな場所、どんな釣りにおいても持っておきたいおすすめ製品です。
フィッシングナイフは釣り人の必須アイテム!
フィッシングナイフは使ってみるとその機能性と便利さに驚くはず。釣りの時にはいつも一つ携帯しておきたいものです。
くれぐれも取り扱いには注意しながら使用することを心がけ、フィッシングナイフを活用してみてください。